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Neumannの「KU 100」を紹介します。メーカーと国内代理店の公式情報をもとに、何ができる製品か、どう使うか、どんな人に向くかをまとめました(点数評価は付けていません)。
The KU 100 is a dummy head microphone for a truly immersive binaural listening experience with headphones.
—— Neumann公式サイトより(原文)
KU 100はどんな製品?
KU 100は、Neumannのダミーヘッド型のバイノーラルステレオマイクです。人の頭の形をした本体の両側に、人工の耳があり、その中に無指向性(オムニ)のコンデンサーカプセルが入っています。
録音はヘッドホンで聴くことを前提に作られています。公式は、聴き手を録音した場所の空気感の中に置き、左右だけでなく上下の定位や部屋の残響も伝えられると説明しています。
従来のダミーヘッドとは違い、スピーカーで聴いても使える録音になるとされています。応答は拡散音場イコライズで、公式は平坦と説明しています。
用途として、クラシック、実験的なポップス、アンビエントなどの音楽制作、ラジオドラマ、そして自動車や職場の騒音の記録・調査が挙げられています。
バイノーラル録音
人の耳の位置にカプセルを置く構造で、ヘッドホンで聴くと録音した場の空間が再現されることを狙っています。立体的な音のコンテンツを作りたい時の候補になるかもしれません。
拡散音場イコライズ
応答は拡散音場イコライズです。公式は平坦と説明しています。
トランスレス回路
トランスレスの回路で、低ノイズ・低歪みをうたっています。等価雑音は16 dB(A)、最大音圧は135 dB(パッド使用時は145 dB)です。
パッドとローカット
-10 dBのパッドと、150 Hz/40 Hz/リニアの2段階のローカットを切り替えられます。大きな音源や風・振動のある環境で調整できます。
3通りの給電
P48ファンタム電源、内蔵のAA電池6本、外部電源の3つから選べます。出力はバランスのXLR 5ステレオと、アンバランスのBNCです。
仕様
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 周波数特性 | 20 Hz〜20 kHz |
| 感度 | 20 mV/Pa(1 kHz、1 kΩ負荷) |
| 最大音圧 | 135 dB(THD 0.5%)/パッド使用時145 dB |
| 等価雑音 | 16 dB(A)/29 dB CCIR |
| S/N比 | 78 dB(A特性、94 dB SPL基準) |
| 定格インピーダンス | 50 Ω(バランス)/200 Ω(アンバランス) |
| 負荷インピーダンス | 1 kΩ |
| 最大出力電圧 | 8 dBu |
| ファンタム電源 | P48、2 × 3.5 mA |
| 電池 | AA電池6本 |
| 外部電源 | 9 V |
| コネクター | XLR 3 F/XLR 5 F、BNC |
| 重量 | 約3,500 g(電池なし)/ケース込み約9,500 g |
| 寸法 | 高さ280 × 幅180 × 奥行220 mm |
入っているもの・動作環境
- KU 100 ダミーヘッド
- IC 5 マイクケーブル
- AC 20 アダプターケーブル
- プラグイン型電源ユニット
- アルミケース
使い方
- 本体を、スタンド用の5/8インチ-27ねじでスタンドに固定します(1/2・3/8インチ用アダプターあり)。
- IC 5ケーブルでマイクと、ミキサーやインターフェースをつなぎます。
- 電源を、ファンタム電源、電池、外部電源のいずれかから選びます。
- 必要に応じて、-10 dBパッドとローカットを設定します。
- ヘッドホンで録音をモニターしながら、本体の位置と向きを決めます。
- 試し録りをして、音の距離感と定位を確認します。
ラジオドラマ・音声作品
公式がラジオドラマを挙げています。聴き手が場にいるような音声作品を作る場面に向くかもしれません。
ASMR・バイノーラル作品
耳の位置にカプセルを置く構造なので、ヘッドホンで聴かせる作品作りの候補になるかもしれません。
環境音・ライブ会場の収録
空間ごと記録する用途に使えるかもしれません。
こんな人におすすめ
- ヘッドホンで聴く立体的な音を作りたい人
- ラジオドラマや音声作品を作る人
- 場の空気ごと記録したい人
使う前に知っておきたい点
- 重量が約3.5 kgあり、ケース込みでは約9.5 kgです。
- XLR 5出力で、専用ケーブルが必要です。
- 公式ページに価格はなく、販売店で確認が必要です。
価格
価格は、公式ページでご確認ください。
出典:neumann.com(2026-10-27確認)

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