ピアノ音源のおすすめ10選|宅録・DTM向けに目的別で比較【2026年】

ピアノ音源は、グランドピアノなどの音をパソコンで鳴らすためのソフトです。歌ってみたのオケのアレンジや、バラードの伴奏作りでよく使います。

録音した音を鳴らすタイプ(サンプリング)と、計算で音を作るタイプ(モデリング)があり、作曲を助ける機能の有無も製品によって大きく違います。

この一覧は、ピアノ音源10製品を音のリアルさ・作り込み・作曲の助け・ピアノの種類の3項目で比べたものです。点は「目的に対してどれだけ優れているか」を項目ごとの条件に当てはめて決めていて、根拠はメーカー公式の情報です。価格は点数に含めていません。

※本ページはアフィリエイトプログラムを利用しています。価格は確認日時点のもので、変動する場合があります。

目的別のおすすめ

  • ピアノが弾けなくても伴奏を作りたいなら:EZkeys 2(ランクB)— コード進行や伴奏の提案で、曲作りを助けてくれます。
  • リアルなグランドピアノの音なら:Noire(ランクA)— 16GBのYamaha CFXと細かい調整、雰囲気作りのParticlesがあります。
  • いろいろなピアノを使い分けたいなら:Piano V(ランクA)— 12種類のピアノをモデリングで切り替えられ、容量も気になりません。

ランクのティアリスト

ランクは、メーカー公式の機能・仕様をもとにした評価で、音質の優劣ではありません。同じ段の中は、点数の高い順です。根拠は評価の付け方にあります。

評価項目ごとのティア表

総合のランクが同じでも、項目ごとに強みは違います。表の見出しを押すと、その項目のランクが高い順に並べ替えられるので、ほしい機能で選ぶときに使ってください。

製品総合音のリアルさ・作り込み収録の規模と、共鳴やノイズなどの細かい調整作曲の助け伴奏やコード作りを助ける機能ピアノの種類切り替えられるピアノの数
Native InstrumentsNoireA4.0S16GB+細かい調整BParticlesBPure/Felt
SpectrasonicsKeyscapeA4.0S80GB+ノイズの動きCなしS36機種
ArturiaPiano VA3.5AモデリングCなしS12種類
ModarttPianoteq 9A3.5AモデリングCなしS20以上のパック
Native InstrumentsUna CordaA3.5S10GB+ノイズの調整CなしBPure/Felt/Cotton
ToontrackEZkeys 2B3.3B約4GBS伴奏・コード提案Cグランド1台
Native InstrumentsThe GrandeurB3.3S13.7GB+細かい調整CなしCグランド1台
XLN AudioAddictive KeysB3.0Bマイクの組み合わせBMIDIフレーズ集B4機種
SynthogyIvory 3 American Concert DB2.8ARGBエンジン+マイク4つCなしCグランド1台
Native InstrumentsAlicia's KeysB2.8A17GB+共鳴・リリースCなしCグランド1台

列の見出しを押すと、その項目で並べ替えられます(もう一度押すと逆順)。各マスは、その項目の点(1〜5点)を、5点=S・4点=A・3点=B・2点以下=Cで表したものです。「—」は点のない項目です。メーカー公式の機能・仕様での評価で、音質の優劣ではありません。点の付け方は評価の付け方にあります。

点数順の主な製品

この比較で点数が高い順に、最大9製品(シリーズは1つにまとめています)を並べています。画像はメーカー公式のプレス用画像で、ない製品は製品名のカードを表示しています。全体の順位とランクの根拠は、下のティア表と各製品のページにあります。

S4.2点以上A3.4点以上B2.6点以上C2.6点未満点数の付け方

ピアノ音源の選び方

音源のしくみの図
図:SoundBounty

どんなピアノの音がほしいか

コンサートのグランドピアノ、ポップスに合う明るい音、しっとりした柔らかい音など、製品ごとに収録しているピアノの性格が違います。作りたい曲の雰囲気に合うものを選んでください。

作曲の手助けがあるか

コード進行や伴奏のパターンを提案してくれる製品なら、ピアノが弾けなくても伴奏を作れます。

音の調整のしやすさ

マイクの位置や響き、ペダルの音などを調整できると、曲になじむ音に近づけやすくなります。

製品ごとのひとこと

Noire(ランクA)

Yamaha CFXのグランドピアノを収録した音源(16GB)で、澄んだ音のPureと、柔らかいFeltの2つの版があります。弾いた音をもとに揺らめく音の粒を自動で作るParticlesエンジンが特徴です。無料のKONTAKT PLAYER(7.6以上)で動きます。静かなピアノ曲や映像向けの曲で、雰囲気のあるピアノの音を使いたい人に向いています。

Native Instruments Noireの画面

Keyscape(ランクA)

修復した希少なピアノやキーボード36機種を細かくサンプリングした鍵盤音源です。ペダルやメカのノイズ、リリースの倍音まで収録し、数百のパッチと、2つの楽器を組み合わせた「Duo」の音色があります。グランドピアノだけでなく、エレピやビンテージの鍵盤もまとめてそろえたい人に向いています。

Spectrasonics Keyscapeの画面
画像:Spectrasonics公式のプレス用画像より

Piano V(ランクA)

録音した音ではなく物理モデリング(Phi)で音を作るピアノ音源で、12種類のピアノモデルを切り替えられます。マイクの位置や部屋の響き、ふたの開き具合や共鳴も調整できます。容量を気にせず、いろいろな種類のピアノを切り替えて使いたい人に向いています。

Arturia Piano Vの画面
画像:Arturia公式プレス素材より

Pianoteq 9(ランクA)

サンプルではなく、物理モデリングでピアノの音をリアルタイムに作るソフトです。ピアノ以外にも20以上の楽器パックがあり、容量が小さいため、すぐに読み込めるとメーカーは説明しています。ピアノの響きを細かく調整しながら、軽く使いたい人に向いています。

Una Corda(ランクA)

1つの鍵に弦が1本だけの、特注のアップライトピアノを収録した音源です。ハンマーと弦の間にフェルトや綿を挟んだ2つの音色を含めた3つのサウンドバンクがあり、ノイズやペダルの音を調整できます。静かで、ノイズまで含めた温かいピアノの音を使いたい人に向いています。

EZkeys 2(ランクB)

さまざまなマイクと響きで録音したグランドピアノ(約4GB)と、演奏スタイル別のMIDIライブラリーを収録したピアノ音源です。オーディオやMIDIから合う伴奏を探す「Bandmate」、コード進行を提案する「Suggest Chords」など作曲を助ける機能が充実しています。ピアノが弾けなくても、コード進行や伴奏のアイデアから曲を作りたい人に向いています。

Toontrack EZkeys 2の画面
画像:Toontrack公式サイトの製品画像より

The Grandeur(ランクB)

コンサートグランドピアノを2,500以上のサンプル・18段階のベロシティで収録した音源(展開後13.7GB)です。ペダル・ダンパー・弦・ハンマーの音量を調整できます。無料のKONTAKT PLAYERで動きます。ポップスからクラシックまで使える、素直なグランドピアノの音を手ごろにそろえたい人に向いています。

Native Instruments The Grandeurの画面
画像:Native Instruments公式サイトの製品画像より

Addictive Keys(ランクB)

Studio Grand・Modern Upright・Electric Grand(CP-80)・Mark Oneの4つの鍵盤から選んで買える音源です。マイクの組み合わせを混ぜて音を作れ、MIDIフレーズ集(MIDIpaks)もあります。必要な鍵盤だけを選んで、手ごろに始めたい人に向いています。

XLN Audio Addictive Keysの画面
画像:XLN Audio公式サイトの製品画像より

Ivory 3 American Concert D(ランクB)

1951年製のニューヨーク・スタインウェイDを収録したピアノ音源です。サンプルとモデリングを組み合わせたRGBエンジンを搭載し、4つのマイク位置とミキサー、ハンマーの強さの調整があります。定番のコンサートグランドの音を、細かく作り込みたい人に向いています。

Alicia’s Keys(ランクB)

アリシア・キーズ本人のスタジオにあるヤマハC3 Neoを録音した、グランドピアノ音源です。17GBのサンプルで、1つの鍵に12段階の強弱を収録し、共鳴とリリースの仕組みを備えています。ソウルフルなグランドピアノの音を、手軽に使いたい人に向いています。

よくある質問

Q. ピアノが弾けなくても使えますか?

使えます。マウスで打ち込む、伴奏のパターンを使うなどの方法で、ピアノのパートを作れます。

Q. 容量は大きい?

実際のピアノを録音したタイプは容量が大きくなりやすいです。パソコンの空き容量を確認してください。

Q. MIDIキーボードは必要?

なくても打ち込みはできます。弾いて入力したい場合はあると便利です。

点数の付け方

点数の付け方(ピアノ音源)
項目使う数値5点4点3点2点1点
音のリアルさ・作り込み収録の規模と、共鳴やノイズなどの細かい調整10GB以上の収録と、共鳴・ペダル・ハンマーなどの細かい調整がそろうモデリングで共鳴や響きまで調整できる、または10GB以上の収録数GBの収録と、マイクや響きの調整小容量—
作曲の助け伴奏やコード作りを助ける機能伴奏の提案・コード提案・MIDIフレーズ集がそろうそのうち2つ弾いた音から新しい音を作るなど、1つ—作曲を助ける機能がない
ピアノの種類切り替えられるピアノの数10種類以上5種類以上2〜3種類(同じピアノの音色違いを含む)1種類—

歌ってみたのアレンジや自作曲で、ピアノの伴奏を作るという目的に対して、どれだけ優れているかを項目ごとに1〜5点で決めています。点は上の表の条件に当てはめて付け、ランクを出す平均では「音のリアルさ・作り込み」を2倍の重さで数えています。根拠はメーカー公式の情報です。音質やCPU負荷は実際に測っていないため点数には含めず、専門誌のレビューを記事の中で参考として紹介しています。価格は点数に含めません。メーカーや販売店の説明で確認できない機能は、ないものとして点数を付けています。

点数とランクの考え方は「評価の付け方」にまとめています。製品は順に追加していきます。

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