ヤマハの「HS」シリーズは、パワードスタジオモニター(アンプ内蔵のモニタースピーカー)のシリーズで、ウーファー(低音用のスピーカー)の大きさが違うHS3・HS4・HS5・HS7・HS8の5機種があります。HS3とHS4は左右2台1組、HS5・HS7・HS8は1台ずつの販売です。この記事では、5機種の違いを、メーカーが公表しているスペックだけで比べ、国内で買えるほかのモニタースピーカー18機種と同じ基準でランクを出しています。
※本記事はアフィリエイトプログラムを利用しています。価格は購入ボタンの先の販売ページで確認してください。
結論:どれを選ぶか
- HS3(ランクA):3.5インチのウーファーを積んだモニタースピーカー(2台1組の販売)。強いのは部屋に合わせる調整・つなぎやすさ・置きやすさです。
- HS4(ランクA):4.5インチのウーファーを積んだモニタースピーカー(2台1組の販売)。強いのは部屋に合わせる調整・つなぎやすさ・置きやすさです。
- HS5(ランクB):5インチのウーファーを積んだモニタースピーカー(1台ずつの販売)。強いのは部屋に合わせる調整です。
- HS7(ランクB):6.5インチのウーファーを積んだモニタースピーカー(1台ずつの販売)。強いのは低音の余裕・部屋に合わせる調整です。
- HS8(ランクB):8インチのウーファーを積んだモニタースピーカー(1台ずつの販売)。強いのは低音の余裕・部屋に合わせる調整です。
5機種の中でいちばん点数が高いのはHS3(ランクA・平均3.8点)です。ただ、同時に録る数や使う機能によって必要な機種は変わります。使わない入出力や機能のために上の機種を選ぶ必要はありません。
YAMAHA HSシリーズの主な特徴
白いウーファーでおなじみの定番モニター
1970年代から続くヤマハのスタジオモニターの流れをくむシリーズで、色付けせずに原音に忠実に鳴らすことを設計の考え方にしています。HS5・HS7・HS8が第二世代のHSシリーズ、HS3・HS4はそれを小さな箱にまとめたコンパクトモデルです。
大きさの違い:HS3・HS4はペア、HS5・HS7・HS8は1本売り
HS3(3.5インチ)とHS4(4.5インチ)は2台1組で、アンプは片方に入っています。HS5(5インチ)・HS7(6.5インチ)・HS8(8インチ)は1本ずつ売られていて、それぞれにアンプが入っています(バイアンプ)。ウーファーが大きいほど低い音まで出せ、-10dBで見た低音の下限はHS3の70Hzから、HS8の38Hzまで下がります。
部屋に合わせる2つのスイッチ
どの機種も、後ろのROOM CONTROL(500Hz以下を0/−2/−4dB)で壁際に置いたときの低音のふくらみを抑え、HIGH TRIM(高音を±2dB)で高音の量を調整できます。
つなぎ方の違い
HS3・HS4は、XLR/フォーン兼用のコンボ端子・RCA・ステレオミニの入力と、前面のヘッドホン端子があり、パソコンや電子楽器も直接つなげます。HS5・HS7・HS8はXLRとフォーン(バランス)の入力だけで、オーディオインターフェースやミキサーにつなぐ前提です。
こんな場面で役立ちます
- 机が狭い部屋で、ヤマハのモニタースピーカーを使いたいとき(HS3・HS4)
- オーディオインターフェースにつないで、ミックスの基準にしたいとき(HS5・HS7・HS8)
- 低音の出方までスピーカーで確認したいとき(HS7・HS8)
スペックの違い(一覧表)
| 機種 | ランク | 低音の余裕 | 部屋に合わせる調整 | つなぎやすさ | 置きやすさ |
|---|---|---|---|---|---|
| HS3 | A(3.8) | 3.5インチ(1点) | 2つ(4点) | 5つ(5点) | 132mm(5点) |
| HS4 | A(3.8) | 4.5インチ(2点) | 2つ(4点) | 5つ(5点) | 150mm(4点) |
| HS5 | B(3.0) | 5インチ(3点) | 2つ(4点) | 2つ(2点) | 170mm(3点) |
| HS7 | B(3.0) | 6.5インチ(4点) | 2つ(4点) | 2つ(2点) | 210mm(2点) |
| HS8 | B(3.0) | 8インチ(5点) | 2つ(4点) | 2つ(2点) | 250mm(1点) |
点数の付け方(モニタースピーカー)
| 項目 | 使う数値 | 5点 | 4点 | 3点 | 2点 | 1点 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 低音の余裕 | ウーファー インチ | ≥8 | ≥6.5 | ≥5 | ≥4 | <4 |
| 部屋に合わせる調整 | 3つのうちいくつあるか | 3つ | 2つ | 1つ | — | なし |
| つなぎやすさ | 7つのうちいくつあるか | 5〜7つ | 4つ | 3つ | 2つ | 1つ以下 |
| 置きやすさ | 横幅 mm | ≤140 | ≤160 | ≤190 | ≤220 | >220 |
メーカー公表の本体スペックだけで採点します。価格は点数に含めません。低音の出方はメーカーごとに測り方(-3dB・-6dB・-10dBなど)が違って横並びで比べにくいため、点数にはウーファー(低音用のスピーカー)の大きさを使い、公表されている低音の下限は条件付きで表に載せています。アンプ出力もメーカーによって定格・RMSなど表記が違うため、目安として見てください。置きやすさは、机の上に置くことを考えて横幅で決めています。 アンプの出力(W)は表に参考として載せ、点数には含めていません(メーカーによって最大値・連続値など表記がそろっていないため)。
機種ごとの評価
HS3
- 左右2台1組の販売です。 1組買えばステレオで使えます。
- 入力はXLR・TRS(フォーン)・RCA・ステレオミニです。 オーディオインターフェースの出力(多くはTRSのフォーン端子)とつなぐケーブルの形を確認してください。
- 横幅は132mmです。 左右2台を置くスペースに加えて、スピーカーと壁のあいだを少し空けられるかも確認すると安心です。
HS4
- 仕様の最終確認日
- 2026/10/19
- 売り方
- 2台1組
- ウーファー
- 4.5インチ
- 出力(1台)
- 26W
- 横幅
- 150mm
- 価格(店・確認日)
- ¥34,452 [楽天・10月19日確認]
- 左右2台1組の販売です。 1組買えばステレオで使えます。
- 入力はXLR・TRS(フォーン)・RCA・ステレオミニです。 オーディオインターフェースの出力(多くはTRSのフォーン端子)とつなぐケーブルの形を確認してください。
- 横幅は150mmです。 左右2台を置くスペースに加えて、スピーカーと壁のあいだを少し空けられるかも確認すると安心です。
HS5
- 仕様の最終確認日
- 2026/10/19
- 売り方
- 1台ずつ
- ウーファー
- 5インチ
- 出力(1台)
- 70W
- 横幅
- 170mm
- 価格(店・確認日)
- ¥43,600 [楽天・10月19日確認]
- 1台ずつの販売です。 ステレオで使うには2台必要です。価格を比べるときは2台分で考えてください。
- 入力はXLR・TRS(フォーン)です。 オーディオインターフェースの出力(多くはTRSのフォーン端子)とつなぐケーブルの形を確認してください。
- 横幅は170mmです。 左右2台を置くスペースに加えて、スピーカーと壁のあいだを少し空けられるかも確認すると安心です。
HS7
- 仕様の最終確認日
- 2026/10/19
- 売り方
- 1台ずつ
- ウーファー
- 6.5インチ
- 出力(1台)
- 95W
- 横幅
- 210mm
- 価格(店・確認日)
- ¥65,214 [楽天・10月19日確認]
- 1台ずつの販売です。 ステレオで使うには2台必要です。価格を比べるときは2台分で考えてください。
- 入力はXLR・TRS(フォーン)です。 オーディオインターフェースの出力(多くはTRSのフォーン端子)とつなぐケーブルの形を確認してください。
- 横幅は210mmです。 左右2台を置くスペースに加えて、スピーカーと壁のあいだを少し空けられるかも確認すると安心です。
HS8
- 仕様の最終確認日
- 2026/10/19
- 売り方
- 1台ずつ
- ウーファー
- 8インチ
- 出力(1台)
- 120W
- 横幅
- 250mm
- 価格(店・確認日)
- ¥93,600 [楽天・10月19日確認]
- 1台ずつの販売です。 ステレオで使うには2台必要です。価格を比べるときは2台分で考えてください。
- 入力はXLR・TRS(フォーン)です。 オーディオインターフェースの出力(多くはTRSのフォーン端子)とつなぐケーブルの形を確認してください。
- 横幅は250mmです。 左右2台を置くスペースに加えて、スピーカーと壁のあいだを少し空けられるかも確認すると安心です。
ほかのモニタースピーカーとのスペック比較
見出しを押すと並べ替えできます。スマホでは表を横にスクロールできます。
YAMAHA HSシリーズの対応環境と始め方
| つなぎ方 | HS3・HS4:XLR/フォーン(コンボ)、RCA、ステレオミニ、ヘッドホン端子/HS5・HS7・HS8:XLR、フォーン(バランス) |
|---|---|
| 電源 | 電源はコンセント(AC100V) |
| 付属品 | HS3・HS4:ステレオミニ-RCAケーブル(1.5m)、スピーカーケーブル(2.5m)、滑り止めパッド/HS5・HS7・HS8:電源コード |
| そのほか | HS3・HS4はペア販売、HS5・HS7・HS8は1本ずつの販売 |
メーカー公式ページで2026年9月27日に確認しました。
| 製品 | ランク平均点 | 売り方 | ウーファーインチ | 出力(1台)W | 低音の下限 | 横幅mm | 価格(店・確認日) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| YAMAHAHS3 | A 3.8 | 2台1組 | 3.5 | 26 | 70Hz(-10dB) | 132 | ¥29,500 [楽天・10月19日確認] |
| YAMAHAHS4 | A 3.8 | 2台1組 | 4.5 | 26 | 60Hz(-10dB) | 150 | ¥34,452 [楽天・10月19日確認] |
| YAMAHAHS5 | B 3.0 | 1台ずつ | 5 | 70 | 54Hz(-10dB) | 170 | ¥43,600 [楽天・10月19日確認] |
| YAMAHAHS7 | B 3.0 | 1台ずつ | 6.5 | 95 | 43Hz(-10dB) | 210 | ¥65,214 [楽天・10月19日確認] |
| YAMAHAHS8 | B 3.0 | 1台ずつ | 8 | 120 | 38Hz(-10dB) | 250 | ¥93,600 [楽天・10月19日確認] |
| JBL305P MkII | B 3.0 | 1台ずつ | 5 | 82 | 43Hz(-10dB) | 185 | ¥52,580 [楽天・10月19日確認] |
| JBL104-BT | B 3.0 | 2台1組 | 4.5 | 30 | 60Hz(±3dB) | 153 | ¥22,950 [楽天・10月19日確認] |
| KRKROKIT 5 G4 | B 3.3 | 1台ずつ | 5 | 55 | 43Hz(条件の記載なし) | 190 | 非公表 |
| KRKROKIT 7 G4 | B 3.0 | 1台ずつ | 7 | 145 | 42Hz(条件の記載なし) | 225 | 非公表 |
| EdifierMR4 | B 3.0 | 2台1組 | 4 | 21 | 60Hz(条件の記載なし) | 140 | ¥14,423 [楽天・10月19日確認] |
| EdifierMR5 | S 4.3 | 2台1組 | 5 | 55 | 46Hz(条件の記載なし) | 159 | ¥35,540 [楽天・10月19日確認] |
| ADAM AudioT5V | B 3.0 | 1台ずつ | 5 | 70 | 45Hz(-6dB) | 179 | ¥57,200 [楽天・10月19日確認] |
| ADAM AudioD3V | A 3.5 | 2台1組 | 3.5 | 100 | 45Hz(-6dB) | 115 | ¥43,000 [楽天・10月19日確認] |
| JBL306P MkII | B 2.8 | 1台ずつ | 6.5 | 112 | 39Hz(-10dB) | 224 | ¥74,800 [楽天・10月19日確認] |
| JBL308P MkII | B 3.0 | 1台ずつ | 8 | 112 | 37Hz(-10dB) | 254 | ¥92,400 [楽天・10月19日確認] |
| PreSonusEris E5 | A 3.8 | 1台ずつ | 5.25 | 80 | 非公表 | 178 | 非公表 |
| NeumannKH 80 DSP | B 3.0 | 1台ずつ | 4 | 190 | 57Hz(±3dB) | 154 | ¥191,466 [楽天・10月19日確認] |
| ADAM AudioT7V | B 3.0 | 1台ずつ | 7 | 70 | 39Hz(-6dB) | 210 | ¥71,800 [楽天・10月19日確認] |
仕様はメーカー公表値。ADAM Audio D3Vはピーク出力だけの公表のため、パワーは採点していません。


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