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NUGEN Audioの「MasterCheck」を紹介します。メーカーと国内代理店の公式情報をもとに、何ができる製品か、どう使うか、どんな人に向くかをまとめました(点数評価は付けていません)。
MasterCheck is an optimisation plug-in for cross-platform mastering, designed to ensure that your masters sound consistent across all platforms — physical, digital and streaming.
—— NUGEN Audio公式サイトより(原文)
MasterCheckはどんな製品?
MasterCheckは、英国のNUGEN Audioが提供するマスタリング向けのプラグインで、以前はMasterCheck Proという名前で知られていた製品です。現在の公式ページではMasterCheckの名前で案内されています。
配信サービスごとに音がどう変わるかを、DAWの中で事前に聴いて確認するための道具です。ラウドネス・ノーマライゼーション(再生音量の自動調整)や、MP3・AACなどのコーデックによる変化を試聴しながら、インテグレーテッドラウドネスやトゥルーピークも測定できます。
対応サービスとして公式はSpotify、Apple Music、Tidal、YouTube、Soundcloud、Bandcamp、Qobuz、Pandoraなどを挙げています。CodecモードとOffset to match機能を使い、プラットフォームごとの扱いを比べられると説明されています。
ステレオに限らず最大7.1.4chまで受けられ、Dolby Atmosのベッドなどの確認にも使えるとされています。主にマスタリングエンジニア向けですが、ミックスの段階で音量やダイナミクスの余裕を見たい人にも向く作りです。
配信先ごとのラウドネス補正を試聴
各サービスの音量の自動調整を想定して聴き比べられます。思ったより小さく聞こえる、などの結果を、配信前に把握したい場面で役立つかもしれません。
コーデックの影響をリアルタイムで確認
MP3やAACなどに変換したときの変化を、DAW上で再生しながら確認できます。エンコード後のクリップやアーティファクトを先に補正する、という使い方が紹介されています。
ラウドネスとトゥルーピークの計測
インテグレーテッドラウドネス、PLR、PSR、トゥルーピークを表示します。マスターの音量とダイナミクスの余裕を数値で見たいときに使えます。
Offset to match機能
プラットフォームごとの再生音量の差を合わせて比較する機能です。音量の違いに惑わされず、コーデックや補正の影響のみを聴き比べたい場面に向きます。
7.1.4chまでの対応
サラウンドやイマーシブ(3D)の素材も扱え、Dolby Atmosのベッドを受けられるとされています。ステレオ以外の制作でも使い回せます。
サイズ変更できる縦・横表示
縦長と横長の画面レイアウトに対応し、サイズも変えられます。画面の広さが限られるDAWの配置にも合わせやすい作りです。
仕様
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 種類 | 配信プラットフォーム最適化(マスタリング用) |
| 対応チャンネル | 最大7.1.4ch |
| フォーマット | AAX、VST3、AU、AudioSuite(64bit) |
| 動作環境(Mac) | Mac OS 11以降、RAM 512MB |
| 動作環境(Windows) | Windows 8以降、RAM 512MB |
| 旧名称 | MasterCheck Pro |
入っているもの・動作環境
- MasterCheckプラグイン本体
- 無料デモあり(公式サイトから)
- 対応フォーマット:AAX・VST3・AU・AudioSuite(64bit)
- NUGEN Producer・Modern Masteringなどのバンドルにも含まれる
使い方
- 公式サイトで無料デモを入れ、使っているDAWで読み込めることを確認します。
- マスターバスの一番最後にMasterCheckを挿します。
- 参照したい配信サービスをCodecモードで選びます。
- Offset to match機能で、プラットフォーム間の音量差をそろえます。
- ラウドネス(Integrated)・PLR・PSR・トゥルーピークの数値を見て、音量とダイナミクスの余裕を確認します。
- 変換後に音が割れる・薄くなるなどの変化がないか、聴いて確かめます。
- ミックスやマスターに戻って調整し、もう一度聴き比べます(書き出しの前にMasterCheckは外すか、バイパスにします)。
配信前の最終チェック
Spotify、Apple Music、YouTubeなど複数のサービスに出す曲の最終確認に使えるかもしれません。サービスごとの違いを事前に聴いて把握できます。
ミックス段階での音量確認
ミックスが過度に潰れていないかを、PLRやPSRなどの数値で見る使い方が考えられます。公式も、ミックス段階での参照を勧めています。
クライアントへの説明
「音量が大きいほどよい」と考えている相手に、配信後の変化を実際に聴かせて説明する道具になるかもしれません。
イマーシブ作品の確認
7.1.4chまで対応するので、Dolby Atmosのベッドを使う作品でも、ラウドネスやトゥルーピークを確認できるかもしれません。
こんな人におすすめ
- 配信サービスごとの音の変化を事前に確認したいマスタリング担当
- 自分の曲を複数のサービスに出す音楽制作者
- ミックス段階で音量やダイナミクスの余裕を数値で見たい人
- サラウンドやイマーシブ作品を扱う人
使う前に知っておきたい点
- 旧名称のMasterCheck Proは、現在の公式ページではMasterCheckの名前で案内されています。
- 試聴用のツールで、最終書き出しの音そのものを変えるものではありません(書き出し前にバイパスまたは外す使い方になります)。
- 対応サービスやコーデックは公式が随時追加しているため、購入前に公式の一覧を確認してください。
- フォーマットはAAX・VST3・AU・AudioSuiteの64bit版です。
似た製品との違い
どちらがよいかは決めず、公式ページの数字を並べています。
NUGEN Audio ISL
MasterCheckは配信先ごとのコーデックとラウドネス補正を試聴して確認するツール、ISLはトゥルーピークを制限するリミッターです。公式のバンドル『Modern Mastering』ではMasterCheck、ISLst、Visualizerがセットになっています。
価格
$199(NUGEN Audio公式サイト、2026-10-27確認)。地域やキャンペーンで変わることがあるため、購入前に公式ページで確かめてください。
NUGEN Audioの製品ページでMasterCheckを見る
出典:nugenaudio.com(2026-10-27確認)

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