Cockos ReaPlugsは、DAW(録音・制作ソフト)の「REAPER」に入っているエフェクトの一部を、無料で配っているプラグイン集です。REAPERを持っていない人や、ほかのDAWを使っている人でも読み込める形で配られているのが特徴です。コンプレッサー、イコライザー、ディレイ、ゲートなど、ミックスの基本になる道具がそろっています。このページでは、入手方法と収録エフェクト、使いどころ、入手前に知っておきたい注意点をまとめます。
※本記事はアフィリエイトプログラムを利用しています。無料かどうかと、機能・対応形式は、2026年10月16日ごろにメーカー公式ページで確認した内容です。配布の条件は変わることがあるので、入手の前に公式ページでご確認ください。
ReaPlugsの入手手順
- 公式のReaPlugs公式ページ(無料)を開きます。
- ページ内の「Download ReaPlugs」から、お使いのDAWに合わせて32ビット版か64ビット版のどちらかを選んでダウンロードします。
- ダウンロードしたファイルを実行してインストールします。公式は、インストールしたファイルをコピーしてそのまま動かせる「ポータブル」な使い方もできると説明しています。
- DAWを開き、プラグインの再スキャンを行います。
- エフェクトのトラックにReaComp・ReaEQなどを読み込んで使い始めます。
アカウント登録を求める案内は、公式ページでは確認できませんでした。ダウンロードは公式サイトから行ってください。
ReaPlugsはどんな製品?
公式は、ReaPlugsを「REAPERが備えているプラグインのうち多くを含む無料のパッケージ」と説明しています。「ほかのホスト(DAW)に縛られていても、REAPERのエフェクトを使いたい」という人向けの配布です。公式ページには、軽い(CPUやメモリーの負担が小さい)こと、見やすい画面と使いやすいメーター、細かく設定できること、コピープロテクトがないことなどが特徴として挙げられています。
配布されているのは「ReaPlugs VST v2.36」(公式の表記は2016年1月2日)で、32ビット版と64ビット版があります。更新が続いている製品というより、完成した道具をそのまま配っているパッケージ、という位置づけに見えます。
ReaPlugsの主な特徴
- ReaComp(コンプレッサー)(メーカー公表):ソフトニー、サイドチェイン用のフィルターと入力、プログラム依存のオートリリース、オーバーサンプリング、ルックアヘッド、ウェット/ドライのミックスなどを備えた、設定項目の多いコンプレッサーと説明されています。
- ReaXcomp(マルチバンドコンプレッサー)(メーカー公表):帯域の数に制限がなく、帯域ごとにレシオ・スレッショルド・アタック・リリースなどを調整できます。帯域ごとのメーターがあり、現在の帯域だけを聴くソロモードがあります。
- ReaEQ(イコライザー)(メーカー公表):帯域数に制限のないIIR方式のEQです。シェルフ、バンド、ローパス、ハイパス、ノッチ、バンドパス、オールパスなど多くの種類を使えます。周波数特性と位相特性の表示、音名とオクターブの目安の表示があります。バージョン2.36でスペクトラムアナライザーが加わったと更新内容に書かれています。
- ReaDelay(ディレイ)(メーカー公表):タップ数に実質的な制限がないマルチタップのディレイです。1タップ最大10秒で、長さは秒・ミリ秒または4分音符で指定できます。タップごとにフィードバック、ローパス/ハイパス、ステレオ幅、音量、パンを設定できます。
- ReaFIR(FFT方式のダイナミクス処理)(メーカー公表):EQ、コンプレッサー、ゲート、そしてノイズの特徴を取り込んで差し引く「サブトラクト」のモードがあります。ノイズプロファイルを作って信号からノイズを引く使い方が案内されています。
- ReaGate(ゲート)(メーカー公表):サイドチェイン、ホールド、ヒステリシス、ルックアヘッドなどを備えています。ゲートの開閉でMIDIイベントを送れるのも特徴です。
- ReaStream・ReaJS・ReaControlMIDI(メーカー公表):ReaStreamは、同じネットワーク内のDAW同士で音声やMIDIを送る道具です。ReaJSはユーザーが編集できるエフェクトの仕組みで、ディレイ・コンプレッサー・リミッター・歪みなど数百のエフェクトが付属すると説明されています。ReaControlMIDIは、MIDIのコントロールチェンジやバンク/プログラム切り替えをオートメーションできます。
ReaPlugsはこんな人におすすめ
- REAPER以外のDAWで、無料のコンプレッサーやEQをひととおりそろえたい人
- 軽くて動作が安定した、基本的なエフェクトを探している人
- ボーカルや楽器の録音にのったノイズを、無料の道具で減らしてみたい人
- マルチバンドコンプや細かいディレイなど、普段使わない処理を試してみたい人
- REAPERを買う前に、エフェクトの使い勝手を知っておきたい人
反対に、見た目の派手さやプリセットの多さを求める人には、地味に感じられるかもしれません。必要な項目を自分で組み立てる、職人向けの道具に近い作りです。
ReaPlugsを使うコツ
- ReaEQは、まずローカット(低い帯域を削るフィルター)から試してみましょう。ボーカルやギターの不要な低音を整理する使い方は、ミックスの基本としてよく知られています。
- ReaCompは、スレッショルド(圧縮が始まる音量)とレシオ(圧縮の強さ)を少しずつ動かして、ゲインリダクション(音量が下がった量)のメーターを見ながら調整すると、効き具合が分かりやすいかもしれません。
- ノイズを減らしたいときは、ReaFIRのサブトラクトモードで、ノイズだけが鳴っている部分を使ってプロファイルを作る方法があります。強くかけすぎると音が不自然になりやすいので、少しずつ試してください。
- ReaDelayは、タップを1つだけ使えばシンプルなディレイとして、タップを増やせば複雑なリズムのエコーとして使えます。
- 使い方の細かい説明は、REAPERのユーザーガイド(公式サイトに用意されています)が参考になります。
入手時の注意
- 対応OS:公式ページは、Windows 98/ME/2K/XP/Vista/7とWINE(WindowsのソフトをほかのOSで動かす仕組み)への対応を案内しています。MacやLinux向けの配布は、この公式ページでは確認できませんでした。新しいバージョンのWindowsで使えるかどうかは、公式ページには書かれていないため、導入前に自分の環境で試すことをおすすめします。
- 形式:公式のダウンロード名は「ReaPlugs VST」です。VST3・AU・AAXに対応するという案内は、公式ページでは確認できませんでした。お使いのDAWがVST形式のプラグインを読み込めるか、先に確かめてください。
- 32ビットと64ビット:DAWのビット数に合ったほうを入れてください。
- バージョン:配布中のv2.36は2016年のものです。長く使われてきた道具ですが、新しい機能追加を期待するものではありません。
- ファイルは、必ず公式サイトから入手してください。
よくある質問
Q. REAPERを持っていなくても使えますか?
はい。公式は、ほかのホストを使っている人やREAPERに乗り換えていない人のために、ReaPlugsを無料で配っていると説明しています。
Q. 本当に無料ですか?
公式ページには「for free」「Freely usable」と書かれています。有料版への案内は、このページでは確認できませんでした。なお、DAWのREAPER本体は別の製品で、購入のページが用意されています。
Q. REAPERに入っているエフェクトと同じものですか?
公式は、ReaPlugsを「REAPERに付属するプラグインの多くを含むパッケージ」と説明しています。個別の違いについては、公式ページでは確認できませんでした。
ReaPlugsは、ReaPlugs公式ページ(無料)から入手できます。
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