K371の特徴と評価|モニターヘッドホン20機種と公式スペックで比べた強み・弱み

K371の特徴と評価|モニターヘッドホン20機種と公式スペックで比べた強み・弱み

AKGのK371は、密閉型のモニターヘッドホンです。

モニターヘッドホンは、録音やミックスのときに、音をありのままに確認するためのヘッドホンです。

この記事では、メーカーが公表しているスペックだけで5つの項目を採点し、国内で買えるほかのモニターヘッドホン20機種と比べたランクを出しています。

※本記事はアフィリエイトプログラムを利用しています。価格は購入ボタンの先の販売ページで確認してください。

AKG / モニターヘッドホン
K371
SランクS(S・A・B・Cの4段階でいちばん上)
点数 4.4/5点(比べた20機種の平均は3.6点)
→ 全体を見る
仕様の最終確認日
2026/10/19
型式
密閉
インピーダンス
32Ω
重さ
255g
上限
40,000Hz
価格(店・確認日)
¥23,800 [楽天・10月19日確認]

密閉型と開放型の違いの図
図:SoundBounty

目次

結論

K371は、モニターヘッドホン20機種の中でランクSです。ランクはS・A・B・Cの4段階で、Sはいちばん上にあたります。項目ごとの点数(5点満点)を平均すると4.4点です。

得意なこと

  • 鳴らしやすさ(32Ω・5点):オーディオインターフェースやスマホにつないでも、十分な音量を出しやすいです。
  • 低音の範囲(5Hz・5点):低い音までしっかり確認できます。
  • 高音の範囲(40000Hz・5点):高い音の細かいところまで確認できます。
  • 録音向き(音漏れ)(5点):音漏れしにくく、歌の録音中にも使えます。

注意したいこと

  • 軽さ(255g・2点):重めなので、長時間の作業では疲れることがあります。

こんな方にオススメ:スペックから見ると、ヘッドホンアンプを使わず、オーディオインターフェースやスマホで十分な音量を出したい人、低音の出方をしっかり確認したい人、高音の細かいところまで確認したい人に向いています。

K371の主な特徴

50mmのチタンコートドライバー

50mmのドライバー(チタンコート)で、5Hz〜40kHzの再生範囲と公表されています。メーカーは、AKGの「リファレンス・レスポンス・カーブ」に合わせて調整したと説明しています。

折りたためる密閉型

楕円形のイヤーパッドの密閉型で、折りたためます。メーカーは、遮音性と低音の出方が良いとしています。

スペック

インピーダンスは32Ω、感度は114dB SPL/V(1kHz)、重さは255gです。

こんな場面で役立ちます

  • 歌の録音中に、ヘッドホンの音がマイクに入るのを抑えたいとき
  • 持ち運んで、外でも確認したいとき
  • ミックスの確認

項目ごとの評価

鳴らしやすさ:5点/5点

ヘッドホンアンプを使わなくても音量を出しやすいか(インピーダンス)を見ています。数字が小さいほど鳴らしやすいです。

K371は「32Ω」で、比べた機種の中で評価が高いほうです。オーディオインターフェースやスマホにつないでも、十分な音量を出しやすいです。

低音の範囲:5点/5点

どれだけ低い音まで出せるか(再生周波数の下限)を見ています。

K371は「5Hz」で、比べた機種の中で評価が高いほうです。低い音までしっかり確認できます。

高音の範囲:5点/5点

どれだけ高い音まで出せるか(再生周波数の上限)を見ています。

K371は「40000Hz」で、比べた機種の中で評価が高いほうです。高い音の細かいところまで確認できます。

軽さ:2点/5点

ヘッドホンの重さを見ています。軽いほど長時間でも疲れにくいです。

K371は「255g」で、比べた機種の中では評価が控えめです。重めなので、長時間の作業では疲れることがあります。

録音向き(音漏れ):5点/5点

音漏れしにくい形(密閉型)かを見ています。音漏れしにくいと、歌の録音中にヘッドホンの音がマイクに入りません。

K371は比べた機種の中で評価が高いほうです。音漏れしにくく、歌の録音中にも使えます。

下の図の灰色の印(五角形では点線)は、比較した20機種の平均です。価格は点数に含めていません。

12345鳴らしやすさ5点低音の範囲5点高音の範囲5点軽さ2点録音向き(音漏れ)5点
K37120機種の平均
鳴らしやすさ
5/5
見ている点インピーダンス(低いほど小さなアンプでも音量を出しやすい)
この製品32 Ω
低音の範囲
5/5
見ている点再生周波数の下限
この製品5 Hz
高音の範囲
5/5
見ている点再生周波数の上限
この製品40,000 Hz
軽さ
2/5
見ている点重さ(ケーブル除く)
この製品255 g
録音向き(音漏れ)
5/5
見ている点密閉型か開放型か(密閉型は歌の録音中に音がマイクに入りにくい)
この製品1つ
点数の付け方(モニターヘッドホン)
項目使う数値5点4点3点2点1点
鳴らしやすさインピーダンス Ω≤32≤40≤55≤100>100
低音の範囲下限 Hz≤5≤8≤15≤20>20
高音の範囲上限 Hz≥40000≥30000≥25000≥22000<22000
軽さ重さ g≤200≤220≤250≤290>290
録音向き(音漏れ)密閉型=5点/開放型=1点密閉型———開放型

メーカー公表の本体スペックだけで採点します。価格と付属品は点数に含めません。鳴らしやすさは、全メーカーが公表しているインピーダンス(Ω)で比べます。数値が低いほど、オーディオインターフェースやスマホのヘッドホン端子でも音量を出しやすく、ヘッドホンアンプがなくても困りにくい目安です(感度は表に参考として載せています)。「録音向き」は、歌の録音中にヘッドホンの音がマイクに入りにくい密閉型を高くしています。ミックス用に開放型を選ぶ場合はこの項目を気にしなくて大丈夫です。

K371の対応環境と始め方

つなぎ方3.5mmのプラグ(6.35mm変換アダプターは公式の付属品として案内)。着脱式ケーブル
付属品公式の案内では、ケーブル3本(3mカール、3mストレート、1.2mストレート)、変換アダプター、ポーチ

メーカー公式ページで2026年10月17日に確認しました。

ほかのモニターヘッドホンとのスペック比較

見出しを押すと並べ替えできます。スマホでは表を横にスクロールできます。

製品ランク平均点型式インピーダンスΩ感度dB/V下限Hz上限Hz重さg価格(店・確認日)
Audio-TechnicaATH-M20xA 3.4密閉47109.31520,000190¥7,000 [楽天・10月19日確認]
Audio-TechnicaATH-M30xA 3.4密閉47109.31522,000220¥13,310 [楽天・10月19日確認]
Audio-TechnicaATH-M40xA 3.4密閉35112.61524,000240¥16,940 [楽天・10月19日確認]
Audio-TechnicaATH-M50xA 3.4密閉38113.21528,000285¥24,200 [楽天・10月19日確認]
Audio-TechnicaATH-M70xS 4.2密閉35111.6540,000280¥48,400 [楽天・10月19日確認]
Audio-TechnicaATH-R70xB 3.2開放470101.3540,000210非公表
SONYMDR-M1S 4.4密閉50115580,000216¥39,900 [楽天・10月19日確認]
SONYMDR-M1STS 4.8密閉24119.2580,000215¥32,800 [楽天・10月19日確認]
SONYMDR-CD900STS 4.2密閉63118530,000200¥23,650 [楽天・10月19日確認]
YAMAHAHPH-MT8B 3.2密閉37116.31528,000350¥29,100 [楽天・10月19日確認]
YAMAHAHPH-MT5B 2.8密閉51112.92020,000245¥19,800 [楽天・10月19日確認]
beyerdynamicDT 770 PRO 80ΩA 4.0密閉80非公表535,000非公表¥28,611 [楽天・10月19日確認]
beyerdynamicDT 990 PRO 80ΩB 3.0開放80非公表535,000250¥30,700 [楽天・10月19日確認]
SennheiserHD 280 PROB 3.2密閉64非公表825,000285¥13,016 [楽天・10月19日確認]
SennheiserHD 25B 3.2密閉70非公表1622,000140¥12,375 [楽天・10月19日確認]
ShureSRH440AB 3.2密閉401111022,000268¥14,080 [楽天・10月19日確認]
ShureSRH840AA 3.8密閉40111525,000273¥26,730 [楽天・10月19日確認]
AKGK371S 4.4密閉32114540,000255¥23,800 [楽天・10月19日確認]
beyerdynamicDT 770 PRO XA 3.8密閉48非公表540,000305¥35,640 [楽天・10月19日確認]
SONYMDR-7506B 2.8密閉631181020,000230¥14,687 [楽天・10月19日確認]

仕様はメーカー公表値。感度はメーカーにより表記が違うため参考として載せ、beyerdynamicとSennheiser HD 280 PROは感度が公表されていません。

買う前に確認したいこと

  • 密閉型です。 音が漏れにくいので、歌の録音にも使いやすい形です。
  • インピーダンスは32Ωです。 インピーダンスが低めなので、オーディオインターフェースのヘッドホン端子でも音量を取りやすいほうです。鳴らしやすさは5点です。参考までに、感度(1Vあたりの音の大きさ)は114dB/Vです。

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