Pianoteq 9の特徴と評価|ピアノ音源10製品と比べた強み・弱み

Pianoteq 9の特徴と評価|ピアノ音源10製品と比べた強み・弱み

Modarttのピアノ音源「Pianoteq 9」は、サンプルではなく、物理モデリングでピアノの音をリアルタイムに作るソフトです。ピアノ以外にも20以上の楽器パックがあり、容量が小さいため、すぐに読み込めるとメーカーは説明しています。

ピアノ音源は、ピアノの音をパソコンで鳴らせる道具です。

この記事では、ピアノ音源10製品と比べて、目的に対してどれだけ優れているかを3つの項目で評価しています。根拠はメーカー公式の情報です。

※本記事はアフィリエイトプログラムを利用しています。価格・セールの情報は記事の確認日時点のもので、変動する場合があります。

Modartt / ピアノ音源
Pianoteq 9
AランクA(S・A・B・Cの4段階で上から2番目)
点数 3.5/5点(比べた10製品の平均は3.4点)
→ 全体を見る
仕様の最終確認日
2026/09/25
音のリアルさ・作り込み
モデリング
作曲の助け
なし
ピアノの種類
20以上のパック
価格(店・確認日)
$269 [公式・10月26日確認]

音源のしくみの図
図:SoundBounty

目次

結論

Pianoteq 9は、ピアノ音源10製品の中でランクAです。ランクはS・A・B・Cの4段階で、Aは上から2番目にあたります。項目ごとの点数(5点満点)を平均すると3.5点です(目的にとって大事な1項目は、2倍の重みをつけた平均です)。

得意なこと

  • 音のリアルさ・作り込み(4点):大容量の収録や細かい調整で、本物らしい音を目指しています。
  • ピアノの種類(5点):いろいろな種類のピアノを切り替えて使えます。

注意したいこと

  • 作曲の助け(1点):作曲を助ける機能はありません。

こんな方にオススメ:ピアノの響きを細かく調整しながら、軽く使いたい人。

Pianoteq 9の主な特徴

物理モデリングで鳴らすピアノ

弦の動きを計算して、弾くたびに音をその場で作ります。サステインペダルで88本のダンパーが上がったときの響きや、弦どうしの共鳴、高音域の響き(デュプレックス・スケール)まで再現するとメーカーは説明しています。

20以上の楽器パック

スタインウェイやカワイ(Shigeru Kawai)、ベーゼンドルファーなどのグランドピアノ、アップライト、エレピ、ハープ、ビブラフォンなどのパックがあります。版によって、選べるパックの数が違います(Stage 2つ、Standard 3つ、PRO 4つ)。

細かい調整と体験版

ハンマーの硬さや倍音、マイクの位置(最大8本)を変えられます。ノート1つずつの調整はPRO版の機能です。すべての楽器が入った無料の体験版(一部の鍵が使えず、しばらくすると音が消える)があります。

公式動画:Modartt公式YouTubeチャンネル「Pianoteq 9 – Physically Modelled Pianos」(英語) YouTubeで見る

こんな場面で役立ちます

  • グランドピアノの響きを調整して、バラードの伴奏を作る
  • マイクの位置を動かして、曲に合う響きにする
  • パソコンへの負担を軽くして、ピアノを何トラックも立ち上げる

項目ごとの評価

音のリアルさ・作り込み:4点/5点

どれだけ大がかりに録音されているか、響きやペダルの音などを細かく調整できるかを見ています。

録音した音ではなく物理モデリングで音を作り、共鳴・ハンマーの硬さ・マイク(最大8本)などを調整できます。細かい調整のうち、モデルの調整はStandard以上の版です。

作曲の助け:1点/5点

伴奏やコード進行を作るのを助けてくれる機能があるかを見ています。

伴奏やコードの提案、MIDIフレーズ集はありません。

「作曲の助け」を重視するなら、EZkeys 2(5点)が向いています。

ピアノの種類:5点/5点

切り替えて使えるピアノの種類の数を見ています。

グランドピアノ・アップライト・エレピ・ハープなど、20以上の楽器パックがあります(版ごとに選べるパックの数は2〜4、全部そろえるのがStudio Bundle)。

12345音のリアルさ・作り込み4点作曲の助け1点ピアノの種類5点
Pianoteq 910製品の平均
音のリアルさ・作り込み
4/5
見ている点収録の規模と、共鳴やノイズなどの細かい調整
この製品モデリング
作曲の助け
1/5
見ている点伴奏やコード作りを助ける機能
この製品なし
ピアノの種類
5/5
見ている点切り替えられるピアノの数
この製品20以上のパック
点数の付け方(ピアノ音源)
項目使う数値5点4点3点2点1点
音のリアルさ・作り込み収録の規模と、共鳴やノイズなどの細かい調整10GB以上の収録と、共鳴・ペダル・ハンマーなどの細かい調整がそろうモデリングで共鳴や響きまで調整できる、または10GB以上の収録数GBの収録と、マイクや響きの調整小容量—
作曲の助け伴奏やコード作りを助ける機能伴奏の提案・コード提案・MIDIフレーズ集がそろうそのうち2つ弾いた音から新しい音を作るなど、1つ—作曲を助ける機能がない
ピアノの種類切り替えられるピアノの数10種類以上5種類以上2〜3種類(同じピアノの音色違いを含む)1種類—

歌ってみたのアレンジや自作曲で、ピアノの伴奏を作るという目的に対して、どれだけ優れているかを項目ごとに1〜5点で決めています。点は上の表の条件に当てはめて付け、ランクを出す平均では「音のリアルさ・作り込み」を2倍の重さで数えています。根拠はメーカー公式の情報です。音質やCPU負荷は実際に測っていないため点数には含めず、専門誌のレビューを記事の中で参考として紹介しています。価格は点数に含めません。メーカーや販売店の説明で確認できない機能は、ないものとして点数を付けています。

Pianoteq 9の対応環境と始め方

対応OSWindows/Mac/Linux/iOS
プラグインの形式スタンドアロン・VST3・AU・AAX・NKS
そのほかStage・Standard・PROの3つの版と、全パックが入るStudio Bundleがある
体験版無料の体験版あり(一部の鍵盤が使えず、しばらくすると音が消える)

メーカー公式ページで2026年10月17日に確認しました。

ほかのピアノ音源との比較

見出しを押すと並べ替えできます。スマホでは表を横にスクロールできます。

製品ランク平均点音のリアルさ・作り込み作曲の助けピアノの種類価格(店・確認日)
ToontrackEZkeys 2B 3.3約4GB伴奏・コード提案グランド1台$179 [公式・10月26日確認]
Native InstrumentsNoireA 4.016GB+細かい調整ParticlesPure/Felt¥24,220 [PB・10月26日確認]
Native InstrumentsThe GrandeurB 3.313.7GB+細かい調整なしグランド1台$99 [公式・10月26日確認]
ArturiaPiano VA 3.5モデリングなし12種類約$223.06 [公式・10月26日確認]
SpectrasonicsKeyscapeA 4.080GB+ノイズの動きなし36機種$399 [公式・10月26日確認]
XLN AudioAddictive KeysB 3.0マイクの組み合わせMIDIフレーズ集4機種$99 [公式・10月26日確認]
ModarttPianoteq 9A 3.5モデリングなし20以上のパック$269 [公式・10月26日確認]
SynthogyIvory 3 American Concert DB 2.8RGBエンジン+マイク4つなしグランド1台$199(セール中、通常$249) [公式・10月26日確認]
Native InstrumentsUna CordaA 3.510GB+ノイズの調整なしPure/Felt/Cotton$149 [公式・10月26日確認]
Native InstrumentsAlicia's KeysB 2.817GB+共鳴・リリースなしグランド1台$99 [公式・10月26日確認]

機能は2026年9月25日に各メーカーの公式サイトで確認。価格は購入ボタンの先の販売ページで確認してください。

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