Arturiaのピアノ音源「Piano V」の特徴と評価

Arturiaのピアノ音源「Piano V」の特徴と評価

Arturiaのピアノ音源「Piano V」は、録音した音ではなく物理モデリング(Phi)で音を作るピアノ音源で、12種類のピアノモデルを切り替えられます。マイクの位置や部屋の響き、ふたの開き具合や共鳴も調整できます。

ピアノ音源は、ピアノの音をパソコンで鳴らせる道具です。

この記事では、ピアノ音源10製品と比べて、目的に対してどれだけ優れているかを3つの項目で評価しています。根拠はメーカー公式の情報です。

※本記事はアフィリエイトプログラムを利用しています。価格・セールの情報は記事の確認日時点のもので、変動する場合があります。

Arturia Piano V
Arturia / ピアノ音源
Piano V
AランクA(S・A・B・Cの4段階で上から2番目)
点数 3.5/5点(比べた10製品の平均は3.4点)
→ 全体を見る
仕様の最終確認日
2026/09/25
音のリアルさ・作り込み
モデリング
作曲の助け
なし
ピアノの種類
12種類
価格(店・確認日)
約$223.06 [公式・10月26日確認]

画像:Arturia公式プレス素材より

目次

結論

Piano Vは、ピアノ音源10製品の中でランクAです。ランクはS・A・B・Cの4段階で、Aは上から2番目にあたります。項目ごとの点数(5点満点)を平均すると3.5点です(目的にとって大事な1項目は、2倍の重みをつけた平均です)。

得意なこと

  • 音のリアルさ・作り込み(4点):大容量の収録や細かい調整で、本物らしい音を目指しています。
  • ピアノの種類(5点):いろいろな種類のピアノを切り替えて使えます。

注意したいこと

  • 作曲の助け(1点):作曲を助ける機能はありません。

こんな方にオススメ:容量を気にせず、いろいろな種類のピアノを切り替えて使いたい人。

Piano Vの主な特徴

12種類のピアノのモデル

Piano Vは、録音した音ではなく、Arturiaのモデリング技術(Phi)でピアノの鳴り方を計算して音を作るピアノ音源です。コンサートグランドやアップライトなど12種類のモデルがあり、ハンマーを弦をはじく仕組みに替えたような、実在しないピアノも入っています。 モデルには、American Grand・German Grand・Pop Grand・Jazz Upright・Piano-bar Upright・Glass Grand・Metal Grand・Japanese Grandなどがあります。

ふた・響板・共鳴まで調整

ふたの開き具合、響板や弦の共鳴、ハンマーの動き、弦の古さ、調律の広げ方などを変えられます。マイクの位置も複数から選べます。ペダル・鍵盤・ハンマーのノイズの量も調整できます。

すぐ音を変えられるマクロ

大きなマクロのつまみで、音をまとめて変えられます。鍵盤の強さの反応(ベロシティカーブ)を、自分のMIDIキーボードに合わせて変えることもできます。

公式動画:Arturia公式YouTubeチャンネル「Arturia Piano V Tutorial」(英語) YouTubeで見る

こんな場面で役立ちます

  • いろいろなピアノの音を切り替えて、曲に合う1台を探す
  • ふたを閉じて、こもった柔らかいピアノの音を作る
  • 実在しないピアノのモデルで、個性的な音を作る

項目ごとの評価

音のリアルさ・作り込み:4点/5点

どれだけ大がかりに録音されているか、響きやペダルの音などを細かく調整できるかを見ています。

録音した音ではなくモデリングで音を作り、マイクの位置・部屋の響き・ふたの開き具合・共鳴を調整できます。

作曲の助け:1点/5点

伴奏やコード進行を作るのを助けてくれる機能があるかを見ています。

作曲を助ける機能の記載はありません。

「作曲の助け」を重視するなら、EZkeys 2(5点)が向いています。

ピアノの種類:5点/5点

切り替えて使えるピアノの種類の数を見ています。

12種類のピアノモデルを切り替えられます。

12345音のリアルさ・作り込み4点作曲の助け1点ピアノの種類5点
Piano V10製品の平均
音のリアルさ・作り込み
4/5
見ている点収録の規模と、共鳴やノイズなどの細かい調整
この製品モデリング
作曲の助け
1/5
見ている点伴奏やコード作りを助ける機能
この製品なし
ピアノの種類
5/5
見ている点切り替えられるピアノの数
この製品12種類
点数の付け方(ピアノ音源)
項目使う数値5点4点3点2点1点
音のリアルさ・作り込み収録の規模と、共鳴やノイズなどの細かい調整10GB以上の収録と、共鳴・ペダル・ハンマーなどの細かい調整がそろうモデリングで共鳴や響きまで調整できる、または10GB以上の収録数GBの収録と、マイクや響きの調整小容量—
作曲の助け伴奏やコード作りを助ける機能伴奏の提案・コード提案・MIDIフレーズ集がそろうそのうち2つ弾いた音から新しい音を作るなど、1つ—作曲を助ける機能がない
ピアノの種類切り替えられるピアノの数10種類以上5種類以上2〜3種類(同じピアノの音色違いを含む)1種類—

歌ってみたのアレンジや自作曲で、ピアノの伴奏を作るという目的に対して、どれだけ優れているかを項目ごとに1〜5点で決めています。点は上の表の条件に当てはめて付け、ランクを出す平均では「音のリアルさ・作り込み」を2倍の重さで数えています。根拠はメーカー公式の情報です。音質やCPU負荷は実際に測っていないため点数には含めず、専門誌のレビューを記事の中で参考として紹介しています。価格は点数に含めません。メーカーや販売店の説明で確認できない機能は、ないものとして点数を付けています。

Piano Vの画面・イメージ

Piano V
画像:Arturia公式プレス素材より

Piano V
画像:Arturia公式プレス素材より

Piano Vの対応環境と始め方

対応OSWindows 10以降(64ビット)/Mac
プラグインの形式VST・AU・AAX
単体で起動あり

メーカー公式ページで2026年9月27日に確認しました。

ほかのピアノ音源との比較

見出しを押すと並べ替えできます。スマホでは表を横にスクロールできます。

製品ランク平均点音のリアルさ・作り込み作曲の助けピアノの種類価格(店・確認日)
ToontrackEZkeys 2B 3.3約4GB伴奏・コード提案グランド1台$179 [公式・10月26日確認]
Native InstrumentsNoireA 4.016GB+細かい調整ParticlesPure/Felt¥24,220 [PB・10月26日確認]
Native InstrumentsThe GrandeurB 3.313.7GB+細かい調整なしグランド1台$99 [公式・10月26日確認]
ArturiaPiano VA 3.5モデリングなし12種類約$223.06 [公式・10月26日確認]
SpectrasonicsKeyscapeA 4.080GB+ノイズの動きなし36機種$399 [公式・10月26日確認]
XLN AudioAddictive KeysB 3.0マイクの組み合わせMIDIフレーズ集4機種$99 [公式・10月26日確認]
ModarttPianoteq 9A 3.5モデリングなし20以上のパック$269 [公式・10月26日確認]
SynthogyIvory 3 American Concert DB 2.8RGBエンジン+マイク4つなしグランド1台$199(セール中、通常$249) [公式・10月26日確認]
Native InstrumentsUna CordaA 3.510GB+ノイズの調整なしPure/Felt/Cotton$149 [公式・10月26日確認]
Native InstrumentsAlicia's KeysB 2.817GB+共鳴・リリースなしグランド1台$99 [公式・10月26日確認]

機能は2026年9月25日に各メーカーの公式サイトで確認。価格は購入ボタンの先の販売ページで確認してください。

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