Arturiaのシンセ「Pigments(ピグメンツ)」の特徴と評価

Arturiaのシンセ「Pigments(ピグメンツ)」の特徴と評価

Arturiaのシンセ「Pigments」は、Modal・Granular・Wavetable・Sample・Harmonic・Virtual Analogの6種類の音源方式を持つシンセです。フィルターは68種類、エフェクトは20種類で、1700以上のプリセット(あらかじめ用意された設定)を収録しています。100プリセットの無料版「Pigments Play」もあります。

シンセ(シンセサイザー)は、電子的に音を作る楽器です。曲のメロディーや伴奏、効果音などに使います。

この記事では、シンセ13製品と比べて、目的に対してどれだけ優れているかを3つの項目で評価しています。根拠はメーカー公式の情報です。

※本記事はアフィリエイトプログラムを利用しています。価格・セールの情報は記事の確認日時点のもので、変動する場合があります。

Arturia Pigments
Arturia / シンセ
Pigments
SランクS(S・A・B・Cの4段階でいちばん上)
点数 4.3/5点(比べた13製品の平均は3.6点)
→ 全体を見る
仕様の最終確認日
2026/09/25
すぐ使える音色
1700以上
音作りの幅
6方式
音作りの助け
マクロ4個+Play View
価格(店・確認日)
$199 [公式・10月26日確認]
目次

結論

Pigmentsは、シンセ13製品の中でランクSです。ランクはS・A・B・Cの4段階で、Sはいちばん上にあたります。項目ごとの点数(5点満点)を平均すると4.3点です(目的にとって大事な1項目は、2倍の重みをつけた平均です)。

得意なこと

  • すぐ使える音色(4点):最初から入っている音色が多く、選ぶだけですぐ使えます。
  • 音作りの幅(5点):いろいろな方式で音を作れて、幅広い音色に対応します。
  • 音作りの助け(4点):詳しくなくても、簡単な操作で音を変えられます。

こんな方にオススメ:1台でいろいろな方式の音作りをしたい人。無料版で試してから決めたい人。

Pigmentsの主な特徴

6種類の音源方式

Pigmentsには、Virtual Analog(アナログ型)・Wavetable・Granular・Sample・Harmonic・Modalの6種類の音源方式があります。Modalは物を叩いたときの響きのような、生楽器に近い音を作れる方式です。方式を切り替えるだけで、ベースから効果音まで1台で作れるのが特長です。

4つのマクロとPlay View

4つのマクロには、複数のパラメーターを自由に割り当て、つまみ1つでまとめて動かせます。Play Viewは、演奏とプリセット選びに合わせて操作をしぼった画面で、音に反応して動く表示が付いています。細かい画面に入らなくても、大きな変化を付けられます。

つなぎ放題のモジュレーション

エンベロープ・LFO・ランダムの信号などを、どのパラメーターにも自由につなげて、音に動きを付けられます。つないだ動きは色分けされ、画面で目で追えます。ランダムでフレーズを作るシーケンサー・アルペジエーターもあり、音作りと作曲を同じ画面で進められます。

無料版Pigments Play

無料のPigments Playは、6種類の音源方式・フィルター・エフェクトとPlay Viewを同じように使えます。違いは、プリセットが100(製品版は1700以上)で、操作できるパラメーターが限られることです。まずPlayで音を試してから、製品版を選ぶこともできます。

公式動画:Arturia公式YouTubeチャンネル「Pigments 7 | Sound Design Synthesizer | ARTURIA」(英語) YouTubeで見る

こんな場面で役立ちます

  • 無料のPigments Playで、プリセットから曲に合う音を探す
  • マクロのつまみ1つで、サビに向けて音を明るく変えていく
  • Modalの方式で、打楽器や鐘のような響きを作る

項目ごとの評価

すぐ使える音色:4点/5点

最初から入っている音色(プリセット)の数を見ています。

1700以上のプリセットを収録しています。

音作りの幅:5点/5点

音の作り方(音源方式)の種類がいくつ使えるかを見ています。

Modal・Granular・Wavetable・Sample・Harmonic・Virtual Analogの6種類の音源方式があります。

音作りの助け:4点/5点

詳しくなくても音を変えられる機能(大きなつまみ・ランダムなど)があるかを見ています。

複数のつまみをまとめて動かせる4つのマクロと、音に反応して動く操作をしぼった画面(Play View)があります。

12345すぐ使える音色4点音作りの幅5点音作りの助け4点
Pigments13製品の平均
すぐ使える音色
4/5
見ている点公式ページに書かれたプリセット(音色)の数
この製品1700以上
音作りの幅
5/5
見ている点使える音源方式(音の作り方)の種類
この製品6方式
音作りの助け
4/5
見ている点詳しくなくても音を変えられる機能
この製品マクロ4個+Play View
点数の付け方(シンセ)
項目使う数値5点4点3点2点1点
すぐ使える音色公式ページに書かれたプリセット(音色)の数数千以上700以上400以上400未満、または数の記載なし—
音作りの幅使える音源方式(音の作り方)の種類5種類以上3〜4種類1〜2種類で、配線やモジュレーションの自由度が高いアナログ型など1方式—
音作りの助け詳しくなくても音を変えられる機能音色を自動で変化させる機能と、まとめて調整するつまみの両方片方と、別の補助機能どちらか一方、または簡単操作の画面公式ページに記載なし—

自作曲や歌ってみたのオケに合う音を、宅録ですばやく用意するという目的に対して、どれだけ優れているかを項目ごとに1〜5点で決めています。点は上の表の条件に当てはめて付け、ランクを出す平均では「すぐ使える音色」を2倍の重さで数えています。根拠はメーカー公式の情報で、プリセットの数は公式ページに書かれている数です(書かれていない製品は低めの点になります)。音質やCPU負荷は実際に測っていないため点数には含めず、専門誌のレビューを記事の中で参考として紹介しています。価格は点数に含めません。メーカーや販売店の説明で確認できない機能は、ないものとして点数を付けています。

Pigmentsの画面・イメージ

Pigments

Pigments

専門誌の評価(参考・点数には含めていません)

海外の音楽制作誌のレビューで挙げられていた主な点を、編集部が要約しました。

Sound On Sound(2025年6月・Pigments 6)

  • 新しいModalエンジンがすばらしいと評価
  • グラニュラーやフィルターの改良、モジュレーションの強化を評価
  • 短所として、エンジンごとのプリセット管理がほしいと指摘

出典:Sound On Soundのレビュー(英語)

Pigmentsの対応環境と始め方

対応OSWindows 10以降(64ビット、ARMのWindowsは非対応)/Mac(macOS 11以降)
プラグインの形式VST・AU・AAX
単体で起動あり
無料版無料版のPigments Playあり(プリセット100、操作できるパラメーターは限定)

メーカー公式ページで2026年9月27日に確認しました。

ほかのシンセとの比較

見出しを押すと並べ替えできます。スマホでは表を横にスクロールできます。

製品ランク平均点すぐ使える音色音作りの幅音作りの助け無料価格(店・確認日)
SpectrasonicsOmnisphere 3S 5.0数千・18ライブラリ5方式以上変化版の生成+自動調整—$499 [公式・10月26日確認]
ArturiaPigmentsS 4.31700以上6方式マクロ4個+Play View—$199 [公式・10月26日確認]
Native InstrumentsMassive XA 4.0780ウェーブテーブル+自由な配線Morpher・Randomize+マクロ—¥34,680 [PB・10月26日確認]
Xfer RecordsSerum 2A 3.8626以上5種類のオシレーターマクロ8個+Hybridize—$249 [公式・10月26日確認]
u-heDivaB 3.01200以上アナログ型(5モデル)細かく作り込む型—¥31,200 [PB・10月26日確認]
KiloheartsPhase PlantB 3.0数の記載なし5種類+FMマクロつまみ8個—¥34,680 [PB・10月26日確認]
FabFilterTwin 3C 2.5数の記載なしアナログ型分かりやすい画面+一括つまみ—¥25,970 [PB・10月26日確認]
Vital AudioVitalC 2.575(無料版)ウェーブテーブル+変形文字から音を作る無料記載なし
reFXNexus 5S 4.85,4548種類マクロ4個+主なつまみの画面—$179(セール中、通常$249) [公式・10月26日確認]
LennarDigitalSylenth1B 3.02500以上アナログ型(1方式)アルペジエーター—約$155.81 [公式・10月26日確認]
u-heHive 2A 3.52400以上標準波形+ウェーブテーブルXYパッド4個+パネルプリセット—約$167.02 [公式・10月26日確認]
UVIFalconS 4.31,70028種類のオシレーターマクロ+プリセットごとの画面—$149(セール中、通常$299) [公式・10月26日確認]
Reveal SoundSpireA 3.81,000以上複数のオシレーターモード+自由な配線RS AI+マクロ4個—記載なし

機能は2026年9月25日に各メーカーの公式サイトで確認。価格は購入ボタンの先の販売ページで確認してください。

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