Arturiaのシンセ「Pigments」は、Modal・Granular・Wavetable・Sample・Harmonic・Virtual Analogの6種類の音源方式を持つシンセです。フィルターは68種類、エフェクトは20種類で、1700以上のプリセット(あらかじめ用意された設定)を収録しています。100プリセットの無料版「Pigments Play」もあります。
シンセ(シンセサイザー)は、電子的に音を作る楽器です。曲のメロディーや伴奏、効果音などに使います。
この記事では、シンセ13製品と比べて、目的に対してどれだけ優れているかを3つの項目で評価しています。根拠はメーカー公式の情報です。
※本記事はアフィリエイトプログラムを利用しています。価格・セールの情報は記事の確認日時点のもので、変動する場合があります。

結論
Pigmentsは、シンセ13製品の中でランクSです。ランクはS・A・B・Cの4段階で、Sはいちばん上にあたります。項目ごとの点数(5点満点)を平均すると4.3点です(目的にとって大事な1項目は、2倍の重みをつけた平均です)。
得意なこと
- すぐ使える音色(4点):最初から入っている音色が多く、選ぶだけですぐ使えます。
- 音作りの幅(5点):いろいろな方式で音を作れて、幅広い音色に対応します。
- 音作りの助け(4点):詳しくなくても、簡単な操作で音を変えられます。
こんな方にオススメ:1台でいろいろな方式の音作りをしたい人。無料版で試してから決めたい人。
Pigmentsの主な特徴
6種類の音源方式
Pigmentsには、Virtual Analog(アナログ型)・Wavetable・Granular・Sample・Harmonic・Modalの6種類の音源方式があります。Modalは物を叩いたときの響きのような、生楽器に近い音を作れる方式です。方式を切り替えるだけで、ベースから効果音まで1台で作れるのが特長です。
4つのマクロとPlay View
4つのマクロには、複数のパラメーターを自由に割り当て、つまみ1つでまとめて動かせます。Play Viewは、演奏とプリセット選びに合わせて操作をしぼった画面で、音に反応して動く表示が付いています。細かい画面に入らなくても、大きな変化を付けられます。
つなぎ放題のモジュレーション
エンベロープ・LFO・ランダムの信号などを、どのパラメーターにも自由につなげて、音に動きを付けられます。つないだ動きは色分けされ、画面で目で追えます。ランダムでフレーズを作るシーケンサー・アルペジエーターもあり、音作りと作曲を同じ画面で進められます。
無料版Pigments Play
無料のPigments Playは、6種類の音源方式・フィルター・エフェクトとPlay Viewを同じように使えます。違いは、プリセットが100(製品版は1700以上)で、操作できるパラメーターが限られることです。まずPlayで音を試してから、製品版を選ぶこともできます。
公式動画:Arturia公式YouTubeチャンネル「Pigments 7 | Sound Design Synthesizer | ARTURIA」(英語) YouTubeで見る
こんな場面で役立ちます
- 無料のPigments Playで、プリセットから曲に合う音を探す
- マクロのつまみ1つで、サビに向けて音を明るく変えていく
- Modalの方式で、打楽器や鐘のような響きを作る
項目ごとの評価
すぐ使える音色:4点/5点
最初から入っている音色(プリセット)の数を見ています。
1700以上のプリセットを収録しています。
音作りの幅:5点/5点
音の作り方(音源方式)の種類がいくつ使えるかを見ています。
Modal・Granular・Wavetable・Sample・Harmonic・Virtual Analogの6種類の音源方式があります。
音作りの助け:4点/5点
詳しくなくても音を変えられる機能(大きなつまみ・ランダムなど)があるかを見ています。
複数のつまみをまとめて動かせる4つのマクロと、音に反応して動く操作をしぼった画面(Play View)があります。
点数の付け方(シンセ)
| 項目 | 使う数値 | 5点 | 4点 | 3点 | 2点 | 1点 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| すぐ使える音色 | 公式ページに書かれたプリセット(音色)の数 | 数千以上 | 700以上 | 400以上 | 400未満、または数の記載なし | — |
| 音作りの幅 | 使える音源方式(音の作り方)の種類 | 5種類以上 | 3〜4種類 | 1〜2種類で、配線やモジュレーションの自由度が高い | アナログ型など1方式 | — |
| 音作りの助け | 詳しくなくても音を変えられる機能 | 音色を自動で変化させる機能と、まとめて調整するつまみの両方 | 片方と、別の補助機能 | どちらか一方、または簡単操作の画面 | 公式ページに記載なし | — |
自作曲や歌ってみたのオケに合う音を、宅録ですばやく用意するという目的に対して、どれだけ優れているかを項目ごとに1〜5点で決めています。点は上の表の条件に当てはめて付け、ランクを出す平均では「すぐ使える音色」を2倍の重さで数えています。根拠はメーカー公式の情報で、プリセットの数は公式ページに書かれている数です(書かれていない製品は低めの点になります)。音質やCPU負荷は実際に測っていないため点数には含めず、専門誌のレビューを記事の中で参考として紹介しています。価格は点数に含めません。メーカーや販売店の説明で確認できない機能は、ないものとして点数を付けています。
Pigmentsの画面・イメージ


専門誌の評価(参考・点数には含めていません)
海外の音楽制作誌のレビューで挙げられていた主な点を、編集部が要約しました。
Sound On Sound(2025年6月・Pigments 6)
- 新しいModalエンジンがすばらしいと評価
- グラニュラーやフィルターの改良、モジュレーションの強化を評価
- 短所として、エンジンごとのプリセット管理がほしいと指摘
出典:Sound On Soundのレビュー(英語)
Pigmentsの対応環境と始め方
| 対応OS | Windows 10以降(64ビット、ARMのWindowsは非対応)/Mac(macOS 11以降) |
|---|---|
| プラグインの形式 | VST・AU・AAX |
| 単体で起動 | あり |
| 無料版 | 無料版のPigments Playあり(プリセット100、操作できるパラメーターは限定) |
メーカー公式ページで2026年9月27日に確認しました。
ほかのシンセとの比較
見出しを押すと並べ替えできます。スマホでは表を横にスクロールできます。
| 製品 | ランク平均点 | すぐ使える音色 | 音作りの幅 | 音作りの助け | 無料 | 価格(店・確認日) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| SpectrasonicsOmnisphere 3 | S 5.0 | 数千・18ライブラリ | 5方式以上 | 変化版の生成+自動調整 | — | $499 [公式・10月26日確認] |
| ArturiaPigments | S 4.3 | 1700以上 | 6方式 | マクロ4個+Play View | — | $199 [公式・10月26日確認] |
| Native InstrumentsMassive X | A 4.0 | 780 | ウェーブテーブル+自由な配線 | Morpher・Randomize+マクロ | — | ¥34,680 [PB・10月26日確認] |
| Xfer RecordsSerum 2 | A 3.8 | 626以上 | 5種類のオシレーター | マクロ8個+Hybridize | — | $249 [公式・10月26日確認] |
| u-heDiva | B 3.0 | 1200以上 | アナログ型(5モデル) | 細かく作り込む型 | — | ¥31,200 [PB・10月26日確認] |
| KiloheartsPhase Plant | B 3.0 | 数の記載なし | 5種類+FM | マクロつまみ8個 | — | ¥34,680 [PB・10月26日確認] |
| FabFilterTwin 3 | C 2.5 | 数の記載なし | アナログ型 | 分かりやすい画面+一括つまみ | — | ¥25,970 [PB・10月26日確認] |
| Vital AudioVital | C 2.5 | 75(無料版) | ウェーブテーブル+変形 | 文字から音を作る | 無料 | 記載なし |
| reFXNexus 5 | S 4.8 | 5,454 | 8種類 | マクロ4個+主なつまみの画面 | — | $179(セール中、通常$249) [公式・10月26日確認] |
| LennarDigitalSylenth1 | B 3.0 | 2500以上 | アナログ型(1方式) | アルペジエーター | — | 約$155.81 [公式・10月26日確認] |
| u-heHive 2 | A 3.5 | 2400以上 | 標準波形+ウェーブテーブル | XYパッド4個+パネルプリセット | — | 約$167.02 [公式・10月26日確認] |
| UVIFalcon | S 4.3 | 1,700 | 28種類のオシレーター | マクロ+プリセットごとの画面 | — | $149(セール中、通常$299) [公式・10月26日確認] |
| Reveal SoundSpire | A 3.8 | 1,000以上 | 複数のオシレーターモード+自由な配線 | RS AI+マクロ4個 | — | 記載なし |
機能は2026年9月25日に各メーカーの公式サイトで確認。価格は購入ボタンの先の販売ページで確認してください。
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