iZotope「Vocal Doubler」とは?特徴・使い方・おすすめの人

※本記事はアフィリエイトプログラムを利用している場合があります。価格は確認日時点のもので、変動する場合があります。

iZotopeの「Vocal Doubler」を紹介します。メーカーと国内代理店の公式情報をもとに、何ができる製品か、どう使うか、どんな人に向くかをまとめました(点数評価は付けていません)。

iZotope Vocal Doubler is a free plug-in designed to enhance your vocal with a natural doubling effect…

—— iZotope公式サイトより(原文)

目次

Vocal Doublerはどんな製品?

Vocal Doublerは、iZotopeが無料で配っているボーカル用のプラグインです。ボーカルに、同じ歌を2回歌って重ねたような「ダブリング」の効果を加え、声に厚みや奥行きを出すことを目的にしています。

ダブリングは、通常は同じフレーズを複数回録音して重ねる作業です。このプラグインは、その重なりを1つのトラックにかけるだけで作る技術を使っていると公式は説明しています。録り直しの手間を減らしたいときの選択肢になるかもしれません。

画面は操作を絞った作りで、上下にドラッグするとステレオの広がり、左右にドラッグすると「人間らしいばらつき(ヒューマン・バリエーション)」が変わります。学習の負担を少なくして、短時間で良い結果にたどり着けることを狙った設計と公式は述べています。

形式はAU、AAX、VST2、VST3(すべて64ビットのみ)で、CPU負荷が軽く、大きなセッションでも使いやすいとされます。WindowsとmacOSに対応し、公式サイトでは無料のダウンロードとして案内されています。

対応OSは、macOSがSonoma(14.7.x)、Sequoia(15.7.x)、Tahoe(26.1.x)で、IntelとApple silicon(Rosetta 2経由も含む)に対応します。WindowsはWindows 10(22H2)と11(24H2)です。形式はAU、AAX、VST2、VST3で、いずれも64ビット版のみです。

公式が動作を挙げているホストは、Logic Pro 11、Pro Tools 2024、Ableton Live 12、Cubase 14、Nuendo 14、Studio One 7、Reaper 7、FL Studio 2024、Adobe Audition 2025、Premiere Pro 2025、DaVinci Resolve 19、Reason 13です。音楽制作だけでなく動画編集ソフトでも使える範囲が示されています。

1トラックで作るダブリング

同じボーカルを複数回録らなくても、1つのトラックにかけるだけでダブリングの重なりを作れるとされます。コーラスの厚みを手早く足したい場面で役立つかもしれません。

上下ドラッグでステレオの広がり

画面を上下にドラッグすると、ダブリングの左右の広がりが変わります。中央に寄せるか、広げるかを1つの動作で決められます。

左右ドラッグでヒューマン・バリエーション

左右にドラッグすると、重ねた声のばらつき(人間らしいずれ)の量が変わります。ずれが少ないほど機械的、多いほど別テイクらしくなる方向と考えられます。

少ないつまみで素早く扱える

画面が簡潔で、学習時間を短くすることを狙っています。ミックス作業の流れを止めずに試せます。

軽いCPU負荷

公式は、CPU負荷が軽く、複雑なセッションでも使いやすいと説明しています。トラック数が多いプロジェクトで、ボーカルに何本か使うときの目安になります。

幅広いDAWとフォーマット

AU、AAX、VST2、VST3に対応し、Logic、Pro Tools、Ableton Live、Cubase、Studio One、Reaper、FL Studioなど多くのホストが公式の対応リストに載っています。

動画編集ソフトでも使える

Premiere ProやDaVinci Resolveなど、動画編集ソフトも動作ホストに挙がっています。動画のナレーションに厚みを足したいときに使えるかもしれません。

軽いCPU負荷

公式は負荷が小さいことを特長に挙げています。トラック数の多いセッションで複数のボーカルに挿しても、扱いやすい可能性があります。

ほぼ最新のホストに統合

主要なDAWの最新世代で動作が案内されており、インストール後は各ホストのプラグイン一覧から読み込めます。

仕様

項目内容
価格無料
形式AU/AAX/VST2/VST3(すべて64ビットのみ)
対応OS(macOS)Sonoma 14.7.x/Sequoia 15.7.x/Tahoe 26.1.x(IntelとApple silicon)
対応OS(Windows)Windows 10(22H2)/Windows 11(24H2)
操作上下ドラッグ=ステレオの広がり、左右ドラッグ=ヒューマン・バリエーション
対応OSmacOS 14.7.x/15.7.x/26.1.x、Windows 10 22H2/11 24H2
プラグイン形式AU/AAX/VST2/VST3(64ビットのみ)

入っているもの・動作環境

  • 形式:AU、AAX、VST2、VST3(64ビットのみ)
  • 対応ホストの例:Logic Pro 11、Pro Tools 2024、Ableton Live 12、Cubase 14、Nuendo 14、Studio One 7、Reaper 7、FL Studio 2024、Adobe Audition 2025、Premiere Pro 2025、DaVinci Resolve 19、Reason 13
  • macOSはIntelとApple silicon(Rosetta 2または本来の動作)に対応

使い方

  1. iZotopeの公式サイトから、無料のVocal Doublerをダウンロードします。
  2. インストーラーで、使うDAWが対応する形式(VST3やAUなど)を入れます。
  3. DAWでプラグインを再スキャンし、リストにVocal Doublerが出ることを確かめます。
  4. ボーカルトラックのインサートに読み込みます。
  5. 画面を上下にドラッグして、ステレオの広がりを決めます。
  6. 左右にドラッグして、ヒューマン・バリエーションの量を決めます。
  7. 元のボーカルと聞き比べ、混ぜる量やほかのトラックとのバランスを確認します。
  8. ほかのトラックと一緒に流して、ダブリングが歌詞の聞き取りを邪魔していないか確かめます。
  9. ダブリングをかけたいボーカルトラックにインサートし、上下ドラッグで広がり、左右ドラッグでばらつきを調整します。

歌ものの厚みづけ

メインボーカルやサビに重ねて、コーラスのような厚みを足したい場面で使えるかもしれません。

宅録での録り直し削減

何度も同じ歌を録るのが大変なとき、1テイクをもとに試してみる使い方があるかもしれません。

ポッドキャストやナレーション

声に広がりを足したい演出に、控えめにかける使い方も考えられます。

ハモリ・ラップの重ね

ラップのダブルや、フレーズ末尾の重ねに、手早く追加できるかもしれません。

録り直せない録音のコーラス感

録り直しが難しい素材に、重ね録りのような厚みを足したいときに試せるかもしれません。

こんな人におすすめ

  • 無料でボーカルのダブリングを試したい人
  • 同じ歌を何度も録り直すのが負担な宅録の人
  • つまみの多いプラグインより、少ない操作で決めたい人
  • CPUに余裕がないパソコンでボーカル加工をしたい人

使う前に知っておきたい点

  • 64ビット専用です。32ビットのDAWでは使えません。
  • 対応OSはmacOS Sonoma/Sequoia/Tahoe、Windows 10(22H2)/11(24H2)とされています。
  • 無料配布の内容や期間は変わることがあるため、ダウンロード前に公式で確認してください。
  • ダウンロードにアカウントが必要かは、公式の製品ページには明記がありません。製品認証については公式に一般的な案内ページがあります。

価格

無料で使えます(iZotope公式サイト、2026-10-27確認)。

iZotopeの製品ページでVocal Doublerを見る

出典:izotope.com(2026-10-27確認)

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