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LEWITTの「PURE TUBE」を紹介します。メーカーと国内代理店の公式情報をもとに、何ができる製品か、どう使うか、どんな人に向くかをまとめました(点数評価は付けていません)。
The hand-selected tube adds its unique character for an outstandingly warm sound with smooth high-end.
—— LEWITT公式サイトより(原文)
PURE TUBEはどんな製品?
PURE TUBEは、オーストリアのLEWITTが出している真空管入りのスタジオ用コンデンサーマイクです。公式ページでは、ボーカル録音向けの上位モデルとして紹介されています。1インチの金スパッタ振動板を持つカーディオイド(単一指向性)のカプセルと、手選びの真空管を組み合わせた構成です。
回路には半導体やコンデンサーを使わない信号経路をうたっていて、自己ノイズは7 dB(A)と公式に記載されています。静かなノイズフロアは、ボーカルを何本も重ねたり、強めにコンプレッサーをかけたりする制作で役立つ、と公式は説明しています。
真空管を使うマイクなので、通常のファンタム電源ではなく専用の外部電源ユニットで動かします。マイクとは7ピンのXLRケーブルでつなぎます。電源は230 V/50 Hzと110 V/60 Hzの両方に対応する小型のもので、世界中で使えると案内されています。
購入時はEssentialセット(マイクマウント・7ピンXLRケーブル・持ち運び用バッグ)とStudioセット(ショックマウント・ポップフィルターXL・7ピンXLRケーブル・トランスポートケース)から選べます。マグネット式のポップフィルターがショックマウントに直接つく点も特長です。
手選びの真空管
12AU7/ECC82の真空管を手作業で選んで使っています。公式は、この真空管が温かみのある音と滑らかな高域に個性を加えると説明しています。真空管ならではの質感を録音の段階で取り入れたい時に、候補になるかもしれません。
1インチ金スパッタカプセル
直径25.4 mm(1インチ)、厚さ3 µmの金スパッタMylar振動板を持つ、外部バイアス式のコンデンサーカプセルです。指向性はカーディオイドで、正面の声を狙い、横や後ろの音を拾いにくくする設計です。
超低ノイズ設計
半導体とコンデンサーを使わない信号経路で、自己ノイズは7 dB(A)、ダイナミックレンジは125 dB(A)と公式に記載されています。小さな声からしっかりした声量まで、同じマイクで録りたい時に役立つかもしれません。
マグネット式ポップフィルター
ポップフィルターはマグネットでショックマウントに直接つきます。息の破裂音や低いゴロつきを抑えるためのもので、取り付けや位置の調整が簡単になる作りです。
世界で使える小型電源
専用の外部電源は小型で消費電力が少なく、230 V/50 Hzと110 V/60 Hzに対応します。録音場所を変える、海外に機材を持ち出すといった場面でも使いやすい仕様です。
10年保証
LEWITTは本製品に10年間の保証をつけています。長く使う機材として、購入後のサポートが気になる人には安心材料の一つになるかもしれません。
仕様
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| タイプ | コンデンサー(外部バイアス式) |
| 動作原理 | 圧力傾斜型 |
| 振動板 | 3 µm 金スパッタMylar |
| カプセル径 | 25.4 mm(1インチ) |
| 指向性 | カーディオイド |
| 周波数特性 | 20 Hz〜20 kHz |
| 感度 | 28.2 mV/Pa(-31 dBV/Pa) |
| 自己ノイズ | 7 dB(A) |
| 最大音圧 | 132 dB SPL |
| S/N比 | 87 dB(A) |
| ダイナミックレンジ | 125 dB(A) |
| 電源 | 230 V/50 Hz または 110 V/60 Hz(外部電源ユニット) |
| コネクター | 7ピンXLR |
| 筐体 | 亜鉛ダイカスト |
| 寸法 | 196 × 65 × 45 mm |
| 重量 | 692 g |
入っているもの・動作環境
- Essentialセット:マイクマウント、7ピンXLRケーブル、持ち運び用バッグ
- Studioセット:ショックマウント、ポップフィルターXL、7ピンXLRケーブル、トランスポートケース
- 外部電源ユニット(公式ページの特長に記載)
使い方
- マイクをマウント(またはショックマウント)に取り付けます。
- 付属の7ピンXLRケーブルで、マイクと電源ユニットをつなぎます。
- 電源ユニットのXLR出力を、マイクプリアンプやオーディオインターフェースの入力につなぎます。
- 電源ユニットを電源につなぎ、真空管が温まるまで少し待ちます。
- ポップフィルターを口元との間に置き、距離と角度を調整します。
- 入力ゲインを調整し、大きな声でも歪まないレベルに合わせます。
- 録音を始める前に試し録りをして、ノイズや部屋の響きを確認します。
ボーカル録音
公式がボーカル向けとしている製品なので、歌入れのメインマイクとして検討できるかもしれません。ボーカルを重ねる録音でも、低いノイズフロアが生きる場面があるかもしれません。
ナレーション・ボイスオーバー
声に温かみを加えたいナレーションや朗読の収録にも向くかもしれません。ただし試した感想ではなく、仕様からの推測です。
コンプを強くかける制作
自己ノイズが小さいため、強めにコンプレッサーをかける曲作りでもノイズが目立ちにくいかもしれません。
こんな人におすすめ
- 真空管を使ったボーカル録音用マイクに興味がある人
- ボーカルを何本も重ねる制作をする人
- 専用電源や7ピンケーブルを扱えるスタジオ環境がある人
使う前に知っておきたい点
- 専用電源ユニットが必要で、通常のファンタム電源だけでは動かしません。
- セットはEssentialとStudioの2種類があり、同梱品が異なります。
- 公式ページに数字の価格は表示されておらず、価格は販売店で確認が必要です。
- 重量は692 gで、しっかりしたマイクスタンドが必要かもしれません。
価格
価格は、公式ページでご確認ください。
公式ページには金額が表示されていません(EssentialとStudioの2種類のセットがあります)。
出典:lewitt-audio.com(2026-10-27確認)

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