Antelope Audio「VEQ-STU 089」とは?特徴・使い方・おすすめの人

※本記事はアフィリエイトプログラムを利用している場合があります。価格は確認日時点のもので、変動する場合があります。

Antelope Audioの「VEQ-STU 089」を紹介します。メーカーと国内代理店の公式情報をもとに、何ができる製品か、どう使うか、どんな人に向くかをまとめました(点数評価は付けていません)。

VEQ-STU 089 is a semi-parametric EQ with straightforward and easy-to-master controls.

—— Antelope Audio公式サイトより(原文)

目次

VEQ-STU 089はどんな製品?

VEQ-STU 089 は、Antelope Audio が出しているセミパラメトリックEQのプラグインです。可変フィルター2つとプレゼンスノブという、少ないつまみで音を整える構成で、公式は1970年代のスイス製の名機にインスパイアされたものだと説明しています。

公式は、70年代から80年代前半にかけてのスイス製ミキシングコンソールのEQセクションをモデルにしていると案内しています。見た目はシンプルでも、音作りの幅が広いとされています。ドラムの処理に特に向くと公式が紹介しています。

構成は、ハイパスフィルター(60 / 100 / 150 / 250 Hz)、ローパスフィルター(3k / 5k / 8k / 12k Hz)、80 Hz と 8 kHz の2つのバンド(スライダーで-8〜+8 dB)、そして周波数を選べるプレゼンスノブです。軽く整えることも、周波数の中身を深く掘ることもできると説明されています。

Native 版は Mac / Windows の DAW 上で動き、Synergy Core リアルタイム版は対応する Synergy Core 機器でほぼ遅延なく動きます。Antelope の Native プラグインは、iLok アカウントで認証します。

ハイパスフィルター

60 / 100 / 150 / 250 Hz から選べるスライダー式のフィルターです。低域の不要な成分を整理したいときに使えるかもしれません。

ローパスフィルター

3k / 5k / 8k / 12k Hz から選べます。高域を抑えて音を丸くしたいときの選択肢になります。

80 Hz と 8 kHz の2バンド

80 Hz と 8 kHz のそれぞれに、-8〜+8 dB のスライダーがあります。低域の厚みと高域の抜けを、少ない操作で調整できる構成です。

プレゼンスノブ

周波数を選ぶスライダーが付いたプレゼンスノブです。聴かせたい帯域を、ひとつのノブで持ち上げる使い方が想定されています。

コンソールをモデルにした設計

70年代から80年代前半のスイス製コンソールのEQセクションがモデルです。公式は、温かくアナログらしい処理が得られると説明しています。

ネイティブとリアルタイムの2形態

DAW 上で動く Native 版と、Synergy Core 機器でリアルタイム動作する版の両方が含まれます。環境に合わせて選べます。

仕様

項目内容
種類セミパラメトリックEQ
ハイパスフィルター60 / 100 / 150 / 250 Hz
ローパスフィルター3k / 5k / 8k / 12k Hz
バンド80 Hz と 8 kHz(スライダー -8〜+8 dB)
プレゼンス周波数選択付きノブ
フォーマットネイティブ(Mac / Windows の DAW 上)と Synergy Core リアルタイムの2種類(Plugin Boutique の記載)
Mac2015年以降の Intel または Apple Silicon、macOS 10.14 Mojave 以降(11 Big Sur 以降を推奨)、メモリ8GB以上
WindowsWindows 10 / 11(64bit)、メモリ8GB以上、CPU は Intel Core i3 または AMD Ryzen 1000 以上
認証無料の iLok アカウントと iLok Cloud または iLok USB(第2世代以上)。物理の iLok は必須ではない
その他ダウンロードと認証のためにインターネット接続が必要

入っているもの・動作環境

  • Native プラグイン(Mac / Windows の DAW 上で動作)
  • Synergy Core リアルタイム版(対応する Synergy Core 機器でほぼ遅延なく動作)
  • 認証:iLok アカウント(iLok Cloud または iLok USB)
  • 公式サイトでは、Antelope Cosmos(75種類以上のネイティブプラグインが使える)の無料トライアルも案内されている

使い方

  1. DAW のトラックのインサートに挿入します。
  2. はじめに各ゲイン(ブースト・カット)を0の位置にして、元の音を確認します。
  3. 聴きながら、気になる帯域のゲインを少しずつ動かします。
  4. ハイパス・ローパスのフィルターは、必要な帯域を切りたい場合に有効にして、音の変化を確認します。
  5. バイパスを切り替えて、元の音と比べます。
  6. 出力が大きく変わったときは、DAW側のレベルで聴き比べの音量をそろえます。
  7. 別のトラックでも同じ手順で確認します。
  8. Synergy Core 機器を使う場合は、リアルタイム版を選んで入力側に挿します。

ドラムの音作り

公式がドラム処理に向くと紹介しています。80 Hz と 8 kHz のバンドで、キックの厚みやハイハットの抜けを整える使い方が考えられます。

ボーカルの音の整理

ハイパスで低域の不要な成分を整理し、プレゼンスで聴かせたい帯域を持ち上げる使い方ができるかもしれません。

バスやステム全体の軽い調整

つまみが少ないので、グループトラックを素早く整えたい場面にも使えるかもしれません。

Synergy Core 機器での録音時の処理

対応機器を持っていれば、リアルタイム版を入力側に使う方法もあります。

こんな人におすすめ

  • 少ないつまみで素早く音を整えたい方かもしれません
  • ドラムの音作りに使うEQを探している方に向くかもしれません
  • 70年代のコンソール系のEQを試してみたい方に向くかもしれません

使う前に知っておきたい点

  • Synergy Core リアルタイム版は、対応する Synergy Core 機器が必要です。
  • 認証には iLok アカウントが必要です。物理の iLok は必須ではありません。
  • 公式サイトはユーロ表記(€)、Plugin Boutique はドル表記で、金額の数字は同じです。
  • 記事内の「モデル元」の表記は、公式の説明にある「〜にインスパイアされた」という表現に沿っています。

似た製品との違い

どちらがよいかは決めず、公式ページの数字を並べています。

Antelope Audio VEQ-STU 900

VEQ-STU 089 は、可変フィルター2つ、80 Hz と 8 kHz の2バンド(±8 dB)、プレゼンスノブの構成です。VEQ-STU 900 は4バンドのセミパラメトリックで、高域・低域はベル / シェルフを切り替えられ、中域の2バンドはQを2段階から選べます。どちらも Plugin Boutique では169ドルです。

価格

$169(Plugin Boutique、2026-10-27確認)。地域やキャンペーンで変わることがあるため、購入前に公式ページで確かめてください。

Antelope Audioの製品ページでVEQ-STU 089を見る

同じ種類の製品を探すときは

同じ種類の紹介記事です。

掲載している製品の一覧は 製品データベース:エフェクト にあります。

出典:en.antelopeaudio.com pluginboutique.com support.antelopeaudio.com(2026-10-27確認)

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