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EVE Audioの「SC2070」を紹介します。メーカーと国内代理店の公式情報をもとに、何ができる製品か、どう使うか、どんな人に向くかをまとめました(点数評価は付けていません)。
The SC2070 combines the eminent technologies of the SC3070 and the TEC Award-winning SC4070 in a compact 2-way system.
—— EVE Audio公式サイトより(原文)
SC2070はどんな製品?
SC2070は、ドイツ・ベルリンのEVE Audioが出している2ウェイのアクティブ・ミッドフィールド向けスタジオモニターです。公式では、上位の3ウェイ機SC3070とSC4070の技術を、コンパクトな2ウェイにまとめたモデルと説明されています。
高域は新開発のエア・モーション・トランスフォーマー「RS7」が受け持ちます。折りたたまれた薄い振動板を使うリボン系のユニットで、2ウェイ機としては低い1800Hzでウーファーと受け渡す設計です。振動板の面積は従来のSC207のツイーターの1.5倍と公式は述べています。
低域は6.5インチのシルクコーン(グラスファイバー系のハニカム振動板)ウーファーが担当し、アンプは合計250W(ツイーター100W、ウーファー150W)です。周波数特性は38Hz〜25kHz、ペアでの最大音圧は106dBです。
前面の回転ノブ「SMART-knob」で音量とフィルターを調整でき、設定のロックもできます。入力レベルは7dBuと22dBuの間で切り替えて、A/Dコンバーターの分解能を活かせます。
新開発のAMT RS7ツイーター
折りたたんだ薄い振動板に信号電流を流して空気を押し出すエア・モーション・トランスフォーマーです。公式は、このRS7が2ウェイ機の中で最大級の面積だと述べています。高域から中高域のディテールを確かめたい場面の選択肢になるかもしれません。
1800Hzの低いクロスオーバー
ツイーターとウーファーの受け渡しを1800Hzに置く設計です。公式は、3ウェイ機に近い中域の定位を狙ったものと説明しています。
6.5インチ・シルクコーンウーファー
銅キャップのマグネットシステムと1.5インチのボイスコイルを備え、軽くて硬いハニカム素材の振動板を使っています。アンプ2基のクラスD構成で、250Wの合計出力です。
SMART-knobによる設定
前面のノブでボリューム、ハイシェルフ(3kHz以上)、ミッド(1kHzのベル)、デスク(160Hz付近)、ローシェルフ(300Hz以下)のフィルターを0.5dB刻みで調整できます。机の上や壁際など、置き場所の影響を補正したい部屋で使えるかもしれません。
設定ロックとセーフフェードイン
フィルターやボリュームの設定を保護するパラメーターロックがあり、電源なしでも保持されます。電源を入れると音量がゆっくり上がるので、機器や耳を守る機能です。
入力レベルの切り替えとDSP
最大入力レベルを7dBu〜22dBuの間で調整し、高品質のA/Dコンバーターの分解能を活かせます。DSPはモニターの調整用で、本体だけでフィルターを操作できます。
仕様
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| タイプ | アクティブ2ウェイ・ミッドフィールドモニター |
| ツイーター | AMT RS7(100W) |
| ウーファー | 6.5インチ シルクコーン(150W) |
| パッシブラジエーター | 6.5インチ |
| クロスオーバー周波数 | 1800Hz |
| 出力(1台あたり) | 250W |
| 周波数特性(-3dB、1m) | 38Hz〜25kHz |
| 最大音圧(ペア) | 106dB |
| 入力レベル切り替え | +7dBu/+22dBu |
| 待機電力 | 1W未満 |
| 最大消費 | 170VA |
| 寸法(幅×高さ×奥行) | 230×345×304mm |
| 重量 | 9.4kg |
| カラー | 通常色。All Black Editionあり |
入っているもの・動作環境
- モニター本体
- SMART-knobによるフィルター調整
- All Black Editionの設定あり
- 保証:登録製品に5年の延長保証(公式表記)
使い方
- モニターを左右に置き、ツイーターが耳の高さになるよう角度を調整します。
- 電源ケーブルをつなぎます。
- オーディオインターフェースの出力を、モニターの入力につなぎます。
- 入力レベルを、インターフェースの出力に合わせて7dBuか22dBuに切り替えます。
- 最初は音量を下げて電源を入れ、前面のノブで音量を上げます。
- ノブを押して設定メニューに入り、ハイ・ミッド・デスク・ローを調整します。
- 調整が済んだら、設定をロックします。
- 長く使わないときはノブを3秒長押ししてスタンバイにします。
ミックスとマスタリングの確認
中高域の細部を見たい作業に向くかもしれません。
小さめの部屋での制作
フィルターで置き場所の影響を整えられるので、住宅の一室でも検討できるかもしれません。
ポスプロ・ナレーション編集
声の帯域をはっきり確認したい編集作業に使えるかもしれません。
こんな人におすすめ
- 自宅スタジオで中域の定位を重視して選びたい人
- 3ウェイ機は大きすぎるが、2ウェイの上位機を探している人
- 机や壁の影響をスピーカー側で調整したい人
使う前に知っておきたい点
- アクティブ・スピーカーなので電源が必要です。
- 最大入力レベルは7dBu〜22dBuで調整します。
- 公式の仕様表にはサブウーファー用の項目も含まれています。本機は2ウェイ機のため、それらは適用されない可能性があります。
似た製品との違い
どちらがよいかは決めず、公式ページの数字を並べています。
SC3070
SC2070は2ウェイで6.5インチウーファー、クロスオーバー1800Hz、周波数特性38Hz〜25kHz、最大音圧106dB、重量9.4kg。SC3070は3ウェイで周波数特性35Hz〜25kHz、最大音圧110dB、出力335W、重量9.8kgです。
価格
価格は、公式ページでご確認ください。
出典:eve-audio.com(2026-10-27確認)

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