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FabFilterの「Simplon」を紹介します。メーカーと国内代理店の公式情報をもとに、何ができる製品か、どう使うか、どんな人に向くかをまとめました(点数評価は付けていません)。
FabFilter Simplon is a simplified version of FabFilter Volcano 3 with two independent multimode filters providing low-pass, high-pass, and band-pass responses with 12/24/48 dB/octave slopes.
—— FabFilter公式サイトより(原文)
Simplonはどんな製品?
FabFilter の「Simplon」は、2つの独立したマルチモード・フィルターを持つ、シンプルなフィルター・プラグインです。公式では、同社の「Volcano 3」を簡略化したものと説明されています。
ローパス・ハイパス・バンドパスの3種類の応答を選べ、傾斜は12・24・48dB/オクターブから選びます。2つのフィルターは、直列でも並列でも使えます。
フィルターはもともと同社のシンセ「FabFilter One」のために開発されたもので、自己発振もできる太くなめらかなデジタルフィルターをめざして作られたと説明されています。
フィルターの形は、各フィルター3種類の特性と、応答・傾斜の組み合わせで最大27種類になります。画面の大きなフィルター表示を、ドラッグして直接動かせるのも特徴です。
2つの独立したマルチモード・フィルター
2つのフィルターを別々に設定できます。直列でかけて強いカーブを作ることも、並列でかけて別々の帯域を動かすこともできます。
ローパス/ハイパス/バンドパス
3種類の応答を選べます。高域を削る、低域を削る、特定の帯域だけを通すといった基本の動きを、1つのプラグインで行えます。
12/24/48dB/オクターブの傾斜
カットのなだらかさを3段階から選べます。ゆるやかに効かせたいときと、はっきり削りたいときで切り替えられます。
最大27種類のフィルタータイプ
各フィルターに3つの特性があり、応答と傾斜を組み合わせて最大27種類になります。穏やかな歪みのものから、自己発振する荒々しいものまで幅があります。
大きな対話型フィルター表示
2つのフィルターのカーブを表示し、ドラッグで動かせます。1つずつでも、2つ同時でも調整できるので、手早く形を作れます。
FabFilter 共通の操作性
縦ドラッグと円形ドラッグに対応したノブ、MIDI Learn、パラメーターをなめらかに動かすSmart Parameter Interpolation、サンプル精度のオートメーションを備えます。
仕様
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| フィルター | 2基(直列/並列) |
| 応答 | ローパス/ハイパス/バンドパス |
| 傾斜 | 12 / 24 / 48 dB/oct |
| フィルタータイプ | 最大27種類 |
| 形式 | VST / VST3 / AU / CLAP / AAX Native / AudioSuite |
| 対応OS(Windows) | Windows 11 / 10 / 8 / 7 / Vista(32・64bit) |
| 対応OS(Mac) | macOS 10.13 以降(64bitのみ、Apple Silicon / Intel) |
| 体験版 | 30日間 |
入っているもの・動作環境
- Simplon 本体(プラグイン)
- 形式:VST / VST3 / AU / CLAP / AAX Native / AudioSuite
- 動作環境:Windows 11〜Vista、macOS 10.13 以降(Apple Silicon・Intel 対応)
- 30日間の体験版あり
- FabFilter Total バンドルにも含まれる
使い方
- 公式サイトで30日間の体験版をダウンロードし、インストールします。
- DAW で、フィルターをかけたいトラックのインサートに Simplon を読み込みます。
- フィルター1の応答(ローパス・ハイパス・バンドパス)と傾斜を選びます。
- 画面のフィルターのカーブをドラッグして、カットオフ(効き始める周波数)を動かします。
- レゾナンス(カットオフ付近の山)を少し上げ、音の変化を確かめます。
- 必要なら2つめのフィルターを有効にし、直列か並列かを選びます。
- カットオフをオートメーションや MIDI Learn で動かし、変化をつけます。
曲の展開でフィルターを動かす
イントロやブレイクでローパスのカットオフをオートメーションし、音を徐々に開いていく使い方ができるかもしれません。ダンス系のトラックメイクで使いどころがありそうです。
ボーカルや楽器の不要な帯域を削る
ハイパスで低域をカットして、ボーカルやギターの余分な低音を整理する使い方が考えられます。傾斜を変えると、削り方の強さを調整できます。
ラジオ風・電話風の音づくり
バンドパスで帯域を絞ると、古いラジオや電話のような音を作れるかもしれません。ナレーションや配信の演出にも試せます。
こんな人におすすめ
- フィルターで音に動きをつけたい、トラックメイクの方
- まずは操作の少ないフィルターから始めたい方
- FabFilter の操作性に慣れている方
- Volcano 3 ほど多機能でなくてよい方
使う前に知っておきたい点
- 公式のモジュレーション機能(LFOなど)は、上位の Volcano 3 側の機能です。Simplon はシンプルな構成です。
- 価格は公式ショップの表示で49(€/$/£の切り替えあり)、Plugin Boutique では55ドルです。
似た製品との違い
どちらがよいかは決めず、公式ページの数字を並べています。
FabFilter Volcano 3
Simplon のフィルターは2基で、公式は Volcano 3 を簡略化したものとしています。Volcano 3 は、アナログ風のフィルター4基と柔軟なルーティング、各種フィルター形状を持つと公式に説明されています。
価格
約$55(€49.00を換算した目安)(FabFilter公式サイト、2026-10-27確認)。地域やキャンペーンで変わることがあるため、購入前に公式ページで確かめてください。
同じ種類の製品を探すときは
同じ種類の紹介記事です。
- Antelope Audio Antelope Audio Springer
- Synchro Arts RePitch 2
- McDSP NR800 Noise Reduction Processor Native v7
- Metric Halo MH SuperGate v4
- Universal Audio Capitol Chambers
- Apogee Soft Limit Native Plugin – Analog Tape Emulation
掲載している製品の一覧は 製品データベース:エフェクト にあります。
出典:fabfilter.com pluginboutique.com(2026-10-27確認)

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