Lese「Eigen」とは?特徴・使い方・おすすめの人

※本記事はアフィリエイトプログラムを利用している場合があります。価格は確認日時点のもので、変動する場合があります。

Leseの「Eigen」を紹介します。メーカーと国内代理店の公式情報をもとに、何ができる製品か、どう使うか、どんな人に向くかをまとめました(点数評価は付けていません)。

Eigen is a reflection processing multitool.

—— Lese公式サイトより(原文)

目次

Eigenはどんな製品?

Eigen は、Lese が出している「空間シミュレーター」のプラグインです。公式ページでは「反射処理のマルチツール」と紹介されていて、通常のリバーブのようにあらかじめ作られた響きを足すのではなく、部屋の寸法や素材から反射を計算するところに特徴があります。

機能は Play、Render、Analyze の3つのモードに分かれています。Play はリアルタイムで初期反射(最初に返ってくる反射音)を処理し、Render は畳み込みリバーブ用のインパルスレスポンス(IR)を作り、Analyze は部屋の低域の共鳴を調べます。

Play モードでは、音源とリスナーの位置を3D の位置コントローラーで動かせます。モノ、ステレオ、アンビソニックス(低品質/高品質)に対応するため、空間オーディオの制作にも使えます。

Render で作った IR は、保存して外部の畳み込みリバーブで使えるほか、Eigen の中でプレビューもできます。リバーブとして使うだけでなく、部屋の響きを調べる道具として使える点が、ほかのリバーブとの違いです。

Play:初期反射のリアルタイム処理

反射の深さをつまみで決め、音源とリスナーの位置を3D コントローラーまたはスライダーで調整します。最大7回の反射まで音響的に計算します。

Render:IR をオフラインで作成

部屋の寸法と素材の設定から、高品質なリバーブのIRを作ります。反射の深さは最大40回まで指定でき、正確な後期反射も加えられます。作った IR は保存して外部の畳み込みリバーブに読み込めます。

Analyze:部屋の共鳴(ルームモード)の確認

Play で設定した寸法から、低域の共鳴がどう出るかを調べます。実際の部屋の寸法がわかっていれば、現実の部屋の共鳴を調べる出発点としても使えます。

音響素材(マテリアル)の設定

部屋の各面に別々の素材を設定できます。「高品質な素材」を使うと、各反射を10の周波数帯に分け、実測された素材の特性に沿って処理します。

モノ/ステレオ/アンビソニックス対応

Play モードで、モノ、ステレオ、アンビソニックス(低品質/高品質)を選べます。空間オーディオとして使うか、背景に敷く程度のシンプルな効果にするかを選べます。

IR のプレビューと保存

「Convolution」ボタンで、作った IR をプラグイン内でかけた音を確認できます。保存した IR は外部の畳み込みプラグインでも使えます。サウンドの伝播時間(初期の遅れ)を取り除くオプションもあります。

仕様

項目内容
タイプ空間シミュレーター(反射処理/IR作成/ルームモード解析)
モードPlay/Render/Analyze
最大反射数Play:7回/Render:40回
フォーマット(Windows)VST3/AAX
フォーマット(Mac Intel/ARM)VST3/AU/AAX
インターフェースベクター描画でサイズ変更可
ライセンス買い切り。ドングル不要、6台までのコンピューターで有効、オフライン認証も可能
価格(公式)65ドル
体験版公式サイトにトライアルあり

入っているもの・動作環境

  • Eigen 本体(Play/Render/Analyze)
  • Windows:VST3/AAX、Mac:VST3/AU/AAX
  • インパルスレスポンスの保存機能
  • 買い切りのライセンス(ドングル不要・6台まで有効)
  • 公式サイトにトライアルあり

使い方

  1. Lese のサイトで製品を購入するか、トライアルをダウンロードして、インストールします。
  2. DAWのトラックにEigenを立ち上げ、Play モードを選びます。
  3. 部屋の寸法(縦・横・高さ)を、3D の位置コントローラーまたはスライダーで設定します。
  4. 音源とリスナーの位置を動かし、反射の深さのつまみで初期反射の量を決めます。
  5. 素材を設定して、必要なら「高品質な素材」を使います。
  6. Render モードに切り替え、反射の深さを決めて IR を作成します。
  7. Convolution ボタンで IR をプレビューし、保存します。
  8. Analyze モードで、設定した部屋の低域の共鳴を確認します。

録音したドライな音に自然な部屋感を足す

宅録の近い音に、Play モードの初期反射を足して、部屋の中で鳴っているような感じを作ってみる使い方が考えられます。

オリジナルの IR 作り

Render で部屋の大きさや素材を変えたIRを作り、普段使っている畳み込みリバーブに読み込む使い方ができるかもしれません。

作業部屋の共鳴の目安づくり

自分の部屋の寸法を入れて Analyze を使うと、低域の共鳴の出方を考える手がかりになるかもしれません。

空間オーディオの制作

アンビソニックス対応を活かして、空間オーディオの試作に使える可能性があります。

こんな人におすすめ

  • 通常のリバーブより、部屋の大きさや素材から反射を設計したい人
  • 自分で IR を作って畳み込みリバーブに使いたい人
  • アンビソニックスなど空間オーディオに関心がある人
  • 作業部屋の低域の共鳴を考える材料がほしい人

使う前に知っておきたい点

  • Render は計算に時間がかかる前提のオフライン処理です。リアルタイムで使うのは Play モードです。
  • Eigen は、一般的なリバーブのようなレイトリバーブ(長い残響)をリアルタイムで作る製品ではなく、初期反射の処理とIR作成が中心です。
  • 最低対応OSの具体的な記載はなく、『最近のOSなら問題なく動くはず』と案内されています。
  • ライセンスはドングル不要で6台まで有効です。

似た製品との違い

どちらがよいかは決めず、公式ページの数字を並べています。

IK Multimedia CSR Inverse Reverb

Eigen は部屋の寸法と素材から初期反射を計算し、IR も作成できる65ドルのシミュレーターです。CSR Inverse Reverb は初期反射にエンベロープをかけて逆再生風の響きを作る専用のモジュールで、Plugin Boutique の価格は49.99ドルです。

価格

$65(Lese公式サイト、2026-10-27確認)。地域やキャンペーンで変わることがあるため、購入前に公式ページで確かめてください。

Leseの製品ページでEigenを見る

同じ種類の製品を探すときは

同じ種類の紹介記事です。

掲載している製品の一覧は 製品データベース:エフェクト にあります。

出典:lese.io pluginboutique.com ikmultimedia.com(2026-10-27確認)

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