McDSP「6034 Ultimate Multi-band Native v7」とは?特徴・使い方・おすすめの人

※本記事はアフィリエイトプログラムを利用している場合があります。価格は確認日時点のもので、変動する場合があります。

McDSPの「6034 Ultimate Multi-band Native v7」を紹介します。メーカーと国内代理店の公式情報をもとに、何ができる製品か、どう使うか、どんな人に向くかをまとめました(点数評価は付けていません)。

The 6034 Ultimate Multi-band is a flexible multi-band dynamics processor, offering all the award-winning compression, expansion, and gating modules from the highly acclaimed 6050 Ultimate Channel Strip plug-in, in a four band crossover network.

—— McDSP公式サイトより(原文)

目次

6034 Ultimate Multi-band Native v7はどんな製品?

6034 Ultimate Multi-band は、McDSP(マクドウェル・シグナル・プロセッシング)のマルチバンド・ダイナミクス・プラグインです。音を4つの帯域に分け、帯域ごとにコンプレッサー、エキスパンダー、ゲートを使い分けられます。ここで紹介するのはネイティブ版(v7)です。

中身は、同社のチャンネルストリップ「6050 Ultimate Channel Strip」に入っているコンプレッション、エキスパンション、ゲートのモジュールを、4バンドのクロスオーバーに載せたものです。各帯域のモジュールは、相対的な設定を保ったまま途中で入れ替えて聴き比べられます。

クロスオーバー・フィルターの傾斜は 6、12、24 dB/Oct から選べます。メーターは各帯域のゲインリダクションと出力レベル、全体の入力と出力レベルを表示します。帯域ごとの働きを目で確かめながら調整できる作りです。

v7 は Apple シリコンと最新の Intel プロセッサーに最適化されています。ゼロ・レイテンシーのアルゴリズム、倍精度処理、アナログ・サチュレーションのモデリングを備え、モノラル版とステレオ版があります。1ライセンスにつき2台までアクティベートできます。

4バンドのクロスオーバー

入力を4つの帯域に分け、帯域ごとにダイナミクスを処理します。低域だけ強めにかけて高域は軽めにする、といった使い分けができ、ミックス全体やマスターに使うかもしれません。

6050 由来のモジュール

同社のチャンネルストリップ 6050 Ultimate Channel Strip に入っているコンプレッサー、エキスパンダー、ゲートを帯域ごとに使えます。普段 6050 を使っている人は、同じ考え方で扱えるかもしれません。

オンザフライのモジュール切り替え

各帯域のモジュールを、相対的な設定を保ったまま再生中に入れ替えられます。タイプの違う動作を素早く聴き比べたいときに役立ちます。

クロスオーバー傾斜の選択

帯域の分かれ目の傾斜を 6、12、24 dB/Oct から選べます。傾斜が急なほど帯域が重なりにくくなるため、処理したい範囲をはっきり分けたいときに使えるかもしれません。

帯域ごとのメーター

各帯域のゲインリダクションと出力レベル、全体の入力と出力レベルを表示します。どの帯域がどれだけ働いているかを目で確認しながら調整できます。

ゼロ・レイテンシーと倍精度処理

アルゴリズムはゼロ・レイテンシーで、内部は倍精度で処理されます。アナログ・サチュレーションのモデリングも備えます。モノラル版とステレオ版が付属します。

仕様

項目内容
メーカーMcDSP
種類マルチバンド・ダイナミクス(コンプレッサー/エキスパンダー/ゲート)
バンド数4
クロスオーバー傾斜6/12/24 dB/Oct
プラグイン形式AAX Native、AU、VST3
対応OS(Mac)macOS 10.13 以降(64ビットのみ)
対応OS(Windows)Windows 7、8、10(64ビットのみ)
認証iLok2/iLok3、または iLok License Manager の無料アカウントと iLok Cloud
アクティベーション数1ライセンスにつき2台

入っているもの・動作環境

  • 6034 Ultimate Multi-band プラグイン(モノラル版・ステレオ版)
  • アーティスト・プリセット(Mike Dean、ROCAsound、David Bottrill、Richard Chycki、Lovy Longomba、Eric Racy、Brujo Caipo、Zakk Cervini)
  • 対応形式:AAX Native、AU、VST3(v7 から VST は非対応)
  • 対応DAW:Pro Tools、Logic Pro、Cubase、Nuendo、Ableton Live、LUNA、Reaper、Sonar、Studio One など

使い方

  1. iLok の無料アカウントを作り、iLok License Manager か iLok Cloud を使える状態にする。
  2. 購入後、McDSP のインストーラーをダウンロードして実行する。
  3. DAW を開き、ミックスバスなど処理したいトラックにプラグインを挿す。
  4. 各帯域のモジュール(コンプレッサー、エキスパンダー、ゲート)を選ぶ。
  5. クロスオーバーの周波数と傾斜(6/12/24 dB/Oct)を決める。
  6. 帯域ごとにスレッショルドなどを調整し、メーターでゲインリダクションを確かめる。
  7. モジュールを入れ替えて聴き比べ、気に入った動作を選ぶ。
  8. プリセットから始めて、そこから細かく調整するのもよい。

ミックス全体のまとめ

低域・中域・高域で別々にダイナミクスを整えたいとき、ステレオバスに使うかもしれません。帯域ごとに働き方を変えられるので、全体を一度に圧縮するより狙いを絞れます。

ボーカルの帯域コントロール

歌のなかで特定の帯域だけ音量が暴れるとき、その帯域のモジュールだけを働かせる使い方が考えられます。コンプレッサーのほか、エキスパンダーで不要な帯域を引き締める使い方もあるかもしれません。

ナレーションやポッドキャスト

声の低域の揺れを抑えたり、息の多い帯域を整えたりする用途に使えるかもしれません。ゲートの帯域を決めて、静かな部分の余計な音を抑える方法もあります。

ドラム・バスの調整

キックのある低域とシンバルのある高域を別の設定で処理するといった使い方ができるかもしれません。モジュールを入れ替えながら、バスの動きを聴き比べられます。

こんな人におすすめ

  • 帯域ごとにコンプレッサーやゲートを使い分けたい人
  • 6050 Ultimate Channel Strip のモジュールに慣れている人
  • Pro Tools、Logic Pro、Cubase などで使えるマルチバンド・ダイナミクスを探している人
  • iLok でライセンスを管理しても問題ない人

使う前に知っておきたい点

  • 認証には iLok2/iLok3、または iLok License Manager の無料アカウントと iLok Cloud が必要です。
  • v7 から VST 形式は非対応で、AAX Native、AU、VST3 が使えます。
  • AAX DSP(Pro Tools HDX)向けには別に HD 版があります(通常価格は Plugin Boutique で229ドル)。ここで紹介しているのはネイティブ版です。
  • 1ライセンスにつき2台までアクティベートできます。
  • 同社のサイトにデモ版の案内があります(14日間)。

似た製品との違い

どちらがよいかは決めず、公式ページの数字を並べています。

McDSP CompressorBank Native v7

6034 Ultimate Multi-band は4バンドに分けて帯域ごとに処理する構成です。CompressorBank は CB101、CB202、CB303 の3種類で、1つの帯域全体を処理し、CB303 にはスタティック/ダイナミック EQ が付きます。

価格

$179(Plugin Boutique、2026-10-27確認)。地域やキャンペーンで変わることがあるため、購入前に公式ページで確かめてください。

McDSPの製品ページで6034 Ultimate Multi-band Native v7を見る

同じ種類の製品を探すときは

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掲載している製品の一覧は 製品データベース:エフェクト にあります。

出典:pluginboutique.com mcdsp.com(2026-10-27確認)

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