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McDSPの「6050 Ultimate Channel Strip」を紹介します。メーカーと国内代理店の公式情報をもとに、何ができる製品か、どう使うか、どんな人に向くかをまとめました(点数評価は付けていません)。
The 6050 Ultimate Channel Strip has everything you need to make your mix sound great.
—— McDSP公式サイトより(原文)
6050 Ultimate Channel Stripはどんな製品?
6050 Ultimate Channel Strip(6050)は、アメリカのMcDSPが作るチャンネルストリップ型のプラグインです。チャンネルストリップとは、EQ、コンプレッサー、ゲートなど、ミキシングコンソールの1チャンネル分に並ぶ処理をひとつにまとめたものです。メーカーは「ミックスを良くするのに必要なものがそろっている」と紹介しています。
中身は、同社のEQ「6020 Ultimate EQ」とコンプレッサー「6030 Ultimate Compressor」のモジュールをすべて含み、さらにゲート、エキスパンダー、サチュレーター(音をなじませたり倍音を足したりする処理)、特別なフィルターが加わります。入力部と出力部の間に3つのモジュール枠(ベイ)があり、好きなモジュールを入れて使う仕組みです。
モジュールの数は、McDSP公式では25以上、Plugin Boutiqueの説明では28とされています。入れられるのは3つ同時までですが、カテゴリごとの入れ替えと順番の並べ替えができ、公式は4,000通り以上の組み合わせがあると説明しています。ドラッグ&ドロップで入れ替えると、その場でアルゴリズムが切り替わるので、聞き比べながら選べます。
対応形式はAAX、AU、VST3で、Native版とHD版(AAX DSPにも対応)があります。v7のプラグインはApple siliconと最新のIntelプロセッサーに最適化されていて、1回の購入またはサブスクリプションにつき2台までライセンスを認証できます。14日間の無料デモも用意されています。
6050に入っているモジュールは、公式ページに28種類の名前が並びます。EQでは FRG446、BC-23、E670、British-E、Moo Q、iQ、E300、E301、EZ Q、EQ'76、E357、MEF 1、E404。コンプレッサーやゲートなどでは C671、MT2、iC2、Opto-C3、Opto-L3、FRG EEE、Over EZ3、SST'78、D359、EZG、iX、FRGX、S671、Moo-D、D-100 などです。
Plugin Boutiqueの説明では、モジュールは約40年間にわたる往年の設計と現代の設計から選ばれています。公式ページの文章は「25以上」と「20以上」の表記が混在しているため、数は版や時期で変わる可能性があります。
各スロットにはサイドチェイン用のキー(Key)コントロールがあります。入力と出力にはゲイン、出力メーター、位相(ポラリティ)反転スイッチが付き、ゼロ・レイテンシーのダブルプレシジョン処理だと公式は説明しています。
3つのモジュール枠
入力部と出力部の間に3つの枠があり、EQ、コンプレッサー、ゲートなど好きな処理を入れます。同時に使えるのは3つまでですが、組み合わせが多く、トラックごとに必要なものだけを選べます。
25以上のモジュール
EQ、コンプレッサー、ゲート、エキスパンダー、サチュレーター、フィルターなどが入っています(公式は25以上、Plugin Boutiqueは28と記載)。公式ページには、E300/E301、British E、Moo Q、EZ Q、EQ'76、FRG EEE、E357などのモジュール名が並びます。
ドラッグ&ドロップで入れ替え・聞き比べ
モジュールをドラッグして並べ替えると、信号の流れ(シグナルフロー)が変わります。モジュール選択パネルから別のモジュールに差し替えて聞き比べることもでき、プラグインを何個も立ち上げて切り替えるより手早く試せます。
サイドチェインと入出力コントロール
入力部には各枠のサイドチェイン用の「キー」とモジュールを個別に聞く「スピーカー」ボタンがあります。出力部には出力メーターとゲイン、位相反転スイッチがあり、全体のレベルを確かめながら使えます。
ダブルプレシジョン処理とプリセット
処理は倍精度(ダブルプレシジョン)で行われ、メーカーはゼロ・レイテンシーとしています。受賞歴のあるミックスエンジニアによるプリセット集も付いていて、ここから始めて調整できます。モノラル版とステレオ版があります。
ラインナップの広さ(HD版/サブスク)
Native版に加え、AAX DSPに対応するHD版があります。McDSPの全プラグインが使えるサブスクリプションも用意され、6050は「Everything Pack」にも含まれると公式ページにあります。
v6からのアップグレード
v7には、v6から移行するためのアップグレード版(Native)があります。既存のユーザーは、通常版より安く更新できる可能性があります。
入力部・出力部のコントロール
入力・出力のゲイン、出力メーター、位相反転スイッチが全体に付きます。モジュールの前後でレベルを整えやすい構成です。
モノ/ステレオ両対応
モノラルとステレオの両バージョンがあり、トラックに合わせて使い分けられます。
仕様
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| タイプ | チャンネルストリップ(EQ/コンプレッサー/ゲート/エキスパンダー/サチュレーター/フィルター) |
| モジュール枠 | 3 |
| モジュール数 | 25以上(McDSP公式)/28(Plugin Boutique) |
| 対応形式(Native) | AAX Native、AU、VST3 |
| 対応形式(HD) | AAX DSP/Native、AU、VST3 |
| 処理 | ダブルプレシジョン、ゼロ・レイテンシー(公式) |
| バージョン | v7(Apple silicon・最新Intelに最適化) |
| ライセンス | v7の購入またはサブスクリプションごとに2台まで認証 |
| デモ | 14日間の無料デモ |
| モジュール一覧(公式掲載の28種) | FRG446/BC-23/E670/British-E/Moo Q/iQ/E300/E301/EZ Q/EQ'76/E357/MEF 1/E404/C671/MT2/iC2/Opto-C3/Opto-L3/FRG EEE/Over EZ3/SST'78/D359/EZG/iX/FRGX/S671/Moo-D/D-100 |
| 組み合わせ数 | 4,000通り以上(McDSP公式) |
| サイドチェイン | 各スロットにキーのコントロール |
| アップグレード | v6からのNativeアップグレード版あり |
| ライセンス管理 | iLok(2台まで認証。販売店の記載:iLok 2/iLok 3/iLok Cloud) |
| 動作環境(販売店の記載) | macOS 10.13以降(64ビット)、Windows 10(64ビット)。インストールとアクティベーションにインターネット接続が必要 |
入っているもの・動作環境
- Native版とHD版の2つのエディション(HD版はAAX DSPにも対応)
- 対応形式:AAX、AU、VST3
- モノラルとステレオの両バージョン
- プリセット集(ミックスエンジニア作成)
- 14日間の無料デモあり。サブスクリプションの「Everything Pack」にも含まれる
- 対応OS・必要スペックの詳細は公式ページに記載が見つからず、未確認
- 購入形態:Native、HD、v6からのNativeアップグレード、HDアップグレード、サブスクリプション
- 6020 Ultimate EQと6030 Ultimate Compressorの全モジュールを含む
- 別製品として、6060 Ultimate Module Collection、ML8000 Advanced Limiterが関連製品に挙がる
使い方
- McDSPの公式ページから14日間の無料デモを入れるか、購入したライセンスを認証して、プラグインをインストールします。
- DAWを開き、ミックスしたいトラックのインサートに6050を立ち上げます。
- プリセットを選んで、全体の様子をつかみます。
- 3つのモジュール枠それぞれに、使いたいEQやコンプレッサー、ゲートなどのモジュールを選びます。
- モジュールをドラッグして並べ替え、処理の順番によって音がどう変わるかを聞き比べます。
- 各枠の「スピーカー」ボタンで、個別のモジュールだけを聞いて確かめます。
- サイドチェインが必要な枠では「キー」を使い、最後に出力ゲインとメーターでレベルを整えます。
- アクティベーションにはiLokのライセンスとインターネット接続が必要です。1つのライセンスにつき2台まで認証できます。
- サイドチェインを使う枠では、そのスロットのキー(Key)を有効にして外部信号を指定します。
ボーカル・ナレーションの処理
公式は、ボーカルやダイアログに向くEQモジュールとして、E300/E301、British E、Moo Q、EZ Qを挙げています。1本のプラグインでEQとコンプレッサーをまとめられるかもしれません。
ドラムトラックの整理
ドラムには、EQ'76、FRG EEE、E357といったEQモジュールと、対応するコンプレッサーモジュールが向くと公式が説明しています。ゲートやエキスパンダーも組み合わせられるかもしれません。
ギター・鍵盤・シンセ
公式は、どのモジュールもキーボードやギターなどの楽器に使えると述べています。公式ページにはピアノ、エレキギター、シンセなどのサウンド例が載っています。
プラグインの数を減らしたいとき
メーカーは「プラグインのチェーンを短くする」ことを利点に挙げています。トラックごとに複数のプラグインを重ねる代わりに、1つにまとめる使い方が考えられます。
ボーカルのチャンネルをひとつで整える
EQ、コンプ、ゲートをひとつのプラグインで並べられるため、ボーカルトラックの基本処理を1インスタンスでまとめたいときに便利かもしれません。
ドラムやギターのトラックごとの処理
公式ページに、ドラム、ギター、ボーカル、ピアノ、シンセの音源サンプルが用意されています。トラックの種類ごとにモジュールを選ぶ使い方ができるかもしれません。
プリセットから入る使い方
受賞歴のあるミックスエンジニアのプリセットが入っているので、設定に慣れるまではプリセットから始める使い方もあるかもしれません。
こんな人におすすめ
- ボーカル、ドラム、ギターなどで、1つのプラグインにEQとダイナミクスをまとめて扱いたい人に向くかもしれません。
- トラックごとにプラグインを何個も挿さず、チェーンを短くしたい人に向くかもしれません。
- いろいろなタイプのEQやコンプレッサーを聞き比べて、曲に合うものを選びたい人に向くかもしれません。
- Pro Tools(HD版)や他のDAWで、同じ操作感のチャンネルストリップを使いたい人に向くかもしれません。
使う前に知っておきたい点
- 同時に使えるモジュールは3つまでです。もっと多くの処理を重ねたいときは、複数のインスタンスを立ち上げます。
- Native版とHD版で価格と対応が違います。HD版はAAX DSPに対応します。
- v7のライセンスは、購入またはサブスクリプションにつき2台まで認証できます。
- 購入前に公式のシステム要件を確認してください。
- ここでの価格はPlugin Boutiqueの表示(Native v7)です。セールで変わる場合があります。
- 13以降(64ビット)、Windowsは10(64ビット)です。最新のOSへの対応は、McDSPの最新情報で確認してください。
- コピー保護はiLokです。USBのiLokまたはiLok Cloudが必要になります。
- Native版とHD版の違いは、公式ページでは対応形式(HDはAAX DSPに対応)としてのみ示されています。
似た製品との違い
どちらがよいかは決めず、公式ページの数字を並べています。
McDSP 6060 Ultimate Module Collection
6050は3つのモジュール枠に25以上のモジュール(Plugin Boutiqueでは28)を入れるチャンネルストリップです。6060は30以上のモジュール(EQ12個、コンプレッサー10個など)を持ち、2つの並列信号経路を作るスプリットモードがあります(いずれもMcDSP公式)。McDSPは6050を「6060に似た製品」として案内しています。
価格
$179(Plugin Boutique、2026-10-27確認)。地域やキャンペーンで変わることがあるため、購入前に公式ページで確かめてください。
McDSPの製品ページで6050 Ultimate Channel Stripを見る
出典:mcdsp.com pluginboutique.com(2026-10-27確認)

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