Salamander Grand Pianoは、無料で配られているグランドピアノの音源です。ヤマハのC5というグランドピアノを録音したもので、作者はAlexander Holm(アレクサンダー・ホルム)さんです。ピアノ音源の無料の定番として名前が挙がることが多く、バラード、弾き語り、ローファイ、映像音楽などの下地に使える候補になります。ただし、これは「プラグイン」ではなく、音のデータ(サンプル)の集まりです。鳴らすには、SFZ形式に対応した再生ソフトが別に必要になります。このページでは、入手方法と形式、注意点をまとめます。
※本記事はアフィリエイトプログラムを利用しています。無料かどうかと、機能・対応形式は、2026年10月16日ごろにメーカー公式ページで確認した内容です。配布の条件は変わることがあるので、入手の前に公式ページでご確認ください。
Salamander Grand Pianoの入手手順
- 公式の配布ページ、SFZ Instruments公式のSalamander Grand Pianoのページ(無料)を開きます。
- 「Download」の表から、音質と容量に合ったものを選びます。公式の表には、24ビット・48kHz(約1.18GB)と、16ビット・44.1kHz(約394MB)の2種類が載っています。
- ダウンロードしたファイルを、パソコンの分かりやすい場所に展開します。
- SFZ形式に対応した再生ソフト(サンプラープラグイン)を、DAW(録音・制作ソフト)に読み込みます。
- 再生ソフトからSalamander Grand Pianoの設定ファイル(拡張子 sfz)を開き、鍵盤を弾いて音を確認します。
アカウント登録を求める案内は、公式ページでは確認できませんでした。
Salamander Grand Pianoはどんな製品?
公式ページの説明によると、録音したのはヤマハのC5で、2本のマイク(AKG C414)を弦の約12センチ上にAB配置(左右に離して置く方法)で立てて録っています。収録はWAV形式で、48kHz・24ビット、ベロシティ(鍵盤を弾く強さ)は16段階です。音は、いちばん低いAの音から短3度おきに録音されています。
さらに、ハンマーが戻るときのノイズ(リリース)は半音ごとに1層、弦の共鳴(弾いていない弦が鳴る響き)のリリースは短3度おきに3層、収録されていると説明されています。公式は、sfzのバージョン2形式(ARIA拡張)とFLAC形式に変換したものも、同じ組織のリポジトリーにあると案内しています。
配布しているのは、SFZ形式のフリーの音源を集めて公開している「SFZ Instruments」という組織のページです。
Salamander Grand Pianoの主な特徴
- グランドピアノを多段階の強さで収録(メーカー公表):ヤマハC5を、16段階のベロシティで録音しています。弱い音から強い音までの変化を、自然に出せる作りです。
- リリースの音も収録(メーカー公表):ハンマーの音と弦の共鳴を、それぞれ別のサンプルとして収めています。鍵盤を離したときの余韻が、リアルになるかもしれません。
- 音質を2種類から選べる(メーカー公表):24ビット・48kHzと、16ビット・44.1kHzの2種類から選べます。容量が小さい16ビット版から試す使い方が考えられます。
- 無料で公開(メーカー公表):公式の表では、ライセンスはCC-BY-3.0(クレジットを表示すれば使えるライセンス)と書かれています。
- SFZ形式で配布(メーカー公表):SFZは、サンプルの鳴らし方を文字で書いた形式です。対応する再生ソフトがいくつもあります。
Salamander Grand Pianoはこんな人におすすめ
- 無料で、本格的なグランドピアノの音を探している人
- ピアノ音源の音の違いを、まず無料で比べてみたい人
- SFZ形式に対応した再生ソフトを、すでに持っている人(またはこれから無料で探す人)
- ピアノソロや、静かな曲の土台に使えるピアノがほしい人
反対に、インストールしたらすぐ鳴る、設定画面でつまみを回して音を作る、といった手軽さを求める人は、プラグインとして配布されているピアノ音源のほうが向いているかもしれません。
Salamander Grand Pianoを使うコツ
- 最初は、MIDIキーボードやDAWの画面上の鍵盤で、ゆっくり弱い音と強い音を弾き比べてみましょう。16段階のベロシティで音色が変わる様子が分かるかもしれません。
- ピアノの音は、低音が重なって濁りやすいことがあります。ミックスでは、EQで不要な低音を少し整理してみるとよいかもしれません。
- リバーブ(響きを足すエフェクト)は、少しずつ足してください。かけすぎると、ほかの楽器と混ざりにくくなることがあります。
- CPUやメモリーの負担が気になるときは、容量が小さいほうの音質(16ビット版)を試す方法があります。
- 曲やサンプルとして配るときは、後述のライセンス表記を確かめてください。
入手時の注意
- 音源だけではなく再生ソフトが必要:公式ページに載っているのは、サンプルの配布です。SFZに対応した再生ソフトは別に用意してください。お使いのDAWやサンプラーがSFZを読み込めるかは、そちらの公式情報で確認が必要です。
- ライセンス:公式の表には、ライセンスとしてCC-BY-3.0と書かれています。クレジット表示など、条件の詳細は、ライセンスの原文で確認してください。
- 容量:公式の表では、約1.18GBと約394MBの2種類です。ディスクの空きに注意してください。
- 対応OSや形式:音のデータの配布なので、対応OSは再生ソフトに左右されます。公式ページには、ArchLinux向けのパッケージの案内があります。
- ファイルは、必ず公式の配布ページから入手してください。
よくある質問
Q. 本当に無料ですか?
公式の配布ページに、購入の案内や価格は載っておらず、ダウンロードの表が示されています。ライセンスはCC-BY-3.0と書かれています。有料版への案内は、公式ページでは確認できませんでした。
Q. VSTやAUのプラグインですか?
いいえ。公式ページが案内しているのは、SFZ形式のサンプルのデータです。VSTやAUの形式は、再生ソフト側が対応しているかどうかによります。
Q. 作った曲を配信・販売してもよいですか?
公式の表には、ライセンスがCC-BY-3.0と書かれています。利用の条件は、ライセンスの原文でご確認ください。
Salamander Grand Pianoは、SFZ Instruments公式のSalamander Grand Pianoのページ(無料)から入手できます。
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