※本記事はアフィリエイトプログラムを利用している場合があります。価格は確認日時点のもので、変動する場合があります。
Pulsar Audioの「8200 Analog Parallel Equalizer」を紹介します。メーカーと国内代理店の公式情報をもとに、何ができる製品か、どう使うか、どんな人に向くかをまとめました(点数評価は付けていません)。
Pulsar 8200 is a faithful emulation of the legendary GML 8200 designed by George Massenburg, the inventor of the parametric EQ.
—— Pulsar Audio公式サイトより(原文)
8200 Analog Parallel Equalizerはどんな製品?
Pulsar 8200は、Pulsar Audioが提供するアナログのパラレル・イコライザーです。公式の製品名は「8200 Analog Parallel Equalizer」で、パラメトリックEQの発明者とされるジョージ・マッセンバーグ氏が設計したGML 8200の再現と説明されています。
オリジナルの特徴とされる、オールディスクリートのClass-A回路と、フィルターの形状を再現しています。並列(パラレル)のトポロジーにより、通常のデジタルEQよりも自然な補正になると紹介されています。
元の機材にはない機能として、ハイパス/ローパスフィルター、全体のトーンバランスを動かすTiltフィルター、両端を整えるAir/Subバンド、内蔵ディエッサー、ビジュアルのカーブエディターとスペクトラムアナライザーが追加されています。
通常価格は149ドルで、無料トライアルがあります。ライセンス保護にはPACE iLokが使われ、Analog EQs BundleやMastering Bundleにも含まれます。
パラレル・トポロジー
バンドを並列に動かす構造で、なめらかなカーブと自然な結果になると説明されています。細かい補正を重ねるときに、設定が干渉しにくいことが期待されます。
ビジュアルのカーブ編集
画面上でカーブを直接動かせ、独特なフィルターの形が見えます。アナログ機の動作と画面の両方で全体の変化を確認できるので、ミックスでの作業が速くなると公式は述べています。
内蔵ディエッサー
周波数、量、フィルターの種類(ベルまたはシェルフ)を決めて、歯擦音や刺さる帯域を抑えます。公式は、ボーカルの6〜8kHzの歯擦音や、オーバーヘッドの高域のトランジェントへの使い方を挙げています。
Tiltフィルター
6ポールのTiltフィルターで、ミックス全体のトーンバランスを1つのノブで調整できます。マスタリングで全体の明るさを少し動かしたいときに使えるかもしれません。
AirバンドとSubバンド
パラレルのパッシブEQの考え方から生まれた、高い側と低い側の帯域のバンドです。濁りや刺さりを増やさずに両端を整えられると説明されています。
ミッド/サイド処理とオートゲイン
M/Sモードでセンターとステレオ成分を別々に調整でき、Listenボタンで確認します。オートゲインはC特性のアルゴリズムでEQ設定に応じた音量補正をします。
Gain ScaleとHPF/LPF
Gain Scaleは、すべてのバンドのゲインを倍率のように増減します。ハイカット/ローカットも加わり、サブソニック(15Hz)の補正もできると紹介されています。
仕様
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 種類 | アナログ・パラレルEQ(GML 8200のエミュレーション) |
| フォーマット | AAX Native、Audio Unit、VST 2.4、VST 3(64bit) |
| 動作環境(Windows) | Windows 10/11(64bit)、Intel Core i3以上またはAMD クアッドコア、RAM 4GB、空き容量1GB、OpenGL 2.0 GPU |
| 動作環境(Mac) | macOS 10.11以降、Intel Core i3以上またはApple Silicon(M1〜M5)、RAM 4GB、空き容量1GB |
| モニター | 1024×768以上、1920×1080推奨 |
| ライセンス | PACE iLok |
入っているもの・動作環境
- Pulsar 8200 プラグイン本体
- 無料トライアルあり
- 対応フォーマット:AAX・AU・VST2.4・VST3(64bit)
- Analog EQs Bundle・Mastering Bundleなどのバンドルにも含まれる
使い方
- Pulsar AudioのアカウントとiLokアカウントを用意し、トライアルまたは購入でインストーラーを入手します。
- DAWのトラックまたはマスターバスにPulsar 8200を挿します。
- カーブエディターで、補正したい周波数のバンドを動かします。
- 全体の明るさを動かしたいときは、Tiltフィルターを試します。
- 歯擦音やきつい帯域には、内蔵ディエッサーを使います。
- センターとサイドを別々に整えたいときは、M/Sモードに切り替えます。
- オートゲインやGain Scaleを使って音量を合わせ、元の音と聴き比べます。
マスターバスの仕上げ
公式は、マスターバスで使うEQとして紹介しています。Tiltやミッド/サイドを使って、全体のバランスを動かす用途に合うかもしれません。
アコースティックやオーケストラ
生楽器やライブ録音、声などの自然さを保ちながら整える用途が挙げられています。ピアノの特定の周波数を掘る使い方が紹介されています。
電子音楽の低域づくり
キックやベースの低域を整えるのに向くと説明されています。15Hzのサブソニック補正も使えます。
ボーカルとギター
ディエッサーで6〜8kHzの歯擦音を抑えたり、2〜4kHzがきついギターを穏やかに整えたりする使い方が公式で紹介されています。
こんな人におすすめ
- 透明感のあるEQを探している人
- マスターバスやマスタリング用のEQを探している人
- EQとディエッサーを1つにまとめたい人
- Pulsar製品でそろえたい人
使う前に知っておきたい点
- PACE iLokのアカウントが必要です(Windowsではインストーラーが自動でiLok License Managerを入れます)。
- 公式サイトでは現在セール(Black Friday)の表示があり、価格は変わることがあります。通常価格は149ドルです。
- 元のGML 8200にはなかったHPF/LPF、Tilt、Air/Sub、ディエッサー等はPulsarによる追加機能です。
似た製品との違い
どちらがよいかは決めず、公式ページの数字を並べています。
Pulsar Audio MP-EQ
8200はGML 8200型のClass-A設計で透明感が特徴とされるEQ、MP-EQはパッシブ回路の色づけを再現したEQです。どちらも通常価格は149ドルで、8200はディエッサーとTilt、MP-EQはドライブとリニアフェーズ補正が特徴として挙げられています。
価格
$149(Pulsar Audio公式サイト、2026-10-27確認)。地域やキャンペーンで変わることがあるため、購入前に公式ページで確かめてください。
Pulsar Audioの製品ページで8200 Analog Parallel Equalizerを見る
出典:pulsar.audio(2026-10-27確認)

コメント