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Sound Radixの「Auto-Align Post 2」を紹介します。メーカーと国内代理店の公式情報をもとに、何ができる製品か、どう使うか、どんな人に向くかをまとめました(点数評価は付けていません)。
Auto-Align Post 2 takes it even further with seamless ARA2 integration, improved algorithms, adaptive spectral phase correction, and a new one-click re-align workflow.
—— Sound Radix公式サイトより(原文)
Auto-Align Post 2はどんな製品?
Auto-Align Post 2 は、Sound Radix が作る「複数マイクの位相とタイミングを合わせる」ためのプラグインです。映画やドラマの現場でブームマイクとピンマイク(ラベリア)を同時に録ると、音が届く時間の差からコムフィルター(音がこもったりスカスカになる現象)や位相のずれが起こります。それを録音後に自動で補正する道具です。
公式の説明では、2018年の登場以来、ダイアログ(セリフ)編集の現場で使われてきたシリーズの第2世代にあたります。動き回る役者や移動するマイクに合わせて時間差を追いかける「ダイナミック」の考え方が土台で、手作業でタイミングを探す手間を減らすことを狙っています。
第2版では、ARA2(DAWの中で波形を直接扱える拡張規格)への対応、アルゴリズムの改良、周波数ごとの位相のずれを直す「アダプティブ・スペクトラル位相補正」、ワンクリックでやり直せる再整列の流れが加わったと案内されています。リアルタイムの位相相関メーターと、トラックに集中した編集画面も用意されています。
対応環境も広く、公式ページではAAX AudioSuite、ARA2に対応したAAX/VST/AU、DaVinci Resolve Studio、Adobe Premiereが挙げられています。映像の仕上げ(ポスプロ)が中心の製品ですが、固定したマイク同士の位相合わせにも使えるとされ、宅録や配信で複数マイクを使う人にも関係するかもしれません。
適応型のタイミング合わせ
録音した複数のマイクの時間差を自動で見つけて合わせます。ブームとピンマイクを混ぜたときの位相の乱れを減らすのが狙いで、手作業で数サンプルずつずらす作業を減らせるかもしれません。
スペクトル位相の最適化
時間を合わせても、片方のマイクにハイパスフィルターをかけると位相がずれて低域が打ち消し合うことがあります。周波数ごとに位相の関係を整える機能で、こうしたずれを抑えるための仕組みと説明されています。
ダイナミックとスタティックの2モード
ダイナミックは動くマイクや役者に合わせて補正を続けます。スタティックは固定されたマイク向けで、映像編集後にフレームとサンプルの単位がずれたときの修正や、フォーリー・音楽録音の固定マイクにも使えるとされています。
ARA2とワンクリック再整列
ARA2対応のホストでは、プラグインが波形を直接扱えます。やり直したいときは再整列をワンクリックで行える流れが用意され、試行錯誤を短くできる可能性があります。
位相相関メーターと編集画面
リアルタイムのスペクトル位相相関メーターで、補正の前後の状態を見られます。トラックに集中した編集画面も備え、複数のトラックをまとめて扱う作業を想定しています。
広い補正範囲とマルチチャンネル
仕様では、±100ミリ秒、距離にして約34メートル(約112フィート)までのマイクの時間合わせに対応します。マルチチャンネルにも対応し、CPU負荷を抑える設計とされています。
仕様
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| メーカー | Sound Radix |
| 種類 | 位相・タイミング補正プラグイン |
| 補正範囲 | ±100ミリ秒(約34メートル) |
| モード | ダイナミック/スタティック |
| フォーマット | AAX AudioSuite、ARA2対応のAAX/VST/AU、Adobe Premiere、DaVinci Resolve Studio(Media Composerは非対応) |
| 対応OS(Mac) | macOS 10.14以降、Intel Core または Apple Silicon、RAM 8GB |
| 対応OS(Windows) | Windows 10以降、64bit Intel Core または AMD、RAM 8GB |
| ライセンス | iLokアカウント(無料)とiLok License Manager。iLok USBキーは不要 |
| 最新版の記載 | Version 2.3.4(2026年10月13日) |
入っているもの・動作環境
- プラグイン本体(AAX AudioSuite/ARA2対応のAAX・VST・AU/Adobe Premiere)
- DaVinci Resolve Studioに対応(バージョン2.3から)
- ユーザーマニュアル(公式サイトからダウンロード)
- 体験版(Mac/Windows用、公式サイトからダウンロード)
- ライセンス管理:無料のiLokアカウントとiLok License Manager
使い方
- 公式サイトで体験版をダウンロードし、お使いのMacまたはWindowsにインストールします。
- 無料のiLokアカウントを作り、iLok License Managerでライセンスを有効にします(USBキーは不要です)。
- DAWまたは映像編集ソフトで、位相をそろえたい複数のマイクのトラックやクリップを用意します。
- AudioSuiteまたはARA2のプラグインとして Auto-Align Post 2 を立ち上げます。
- モードを選びます。動く役者や移動するマイクにはダイナミック、固定のマイクにはスタティックが想定されています。
- 位相相関メーターを見ながら補正の状態を確かめ、必要なら再整列を行います。
- 細かい操作の手順は、公式のユーザーマニュアルで確認します。
ドラマ・映像のセリフ編集
ブームマイクとピンマイクを混ぜるセリフ編集で、位相の乱れを減らす用途が公式の中心です。複数のマイクを使う撮影素材を整える場面で役立つかもしれません。
配信・ポッドキャストの複数マイク
固定した複数のマイクで同じ声を録る場合、スタティックモードで時間差をそろえられる可能性があります。ただし公式の主な用途はポスプロです。
ドラムのオーバーヘッドなど音楽録音
公式はフォーリーや音楽録音の固定マイクにも使えると説明しています。複数のマイクで1つの音源を録る宅録で、あとから位相を整えたいときに試せるかもしれません。
こんな人におすすめ
- 映像やポッドキャストで、複数のマイクの音を混ぜる編集をする人
- ブームとピンマイクの位相の乱れを、手作業を減らして整えたい人
- 複数マイクで録った素材の位相を、録音後に見直したい人
- Pro Tools、DaVinci Resolve、Premiereなどで作業する人
使う前に知っておきたい点
- ライセンスにはiLokアカウント(無料)が必要です。iLok USBキーは要りません。
- Avid Media Composerには対応していません。
- フォーマットはAudioSuiteとARA2が中心です。お使いのDAWが対応しているかを体験版で確かめるのが安全です。
- 価格は公式ページで新規ライセンスが399ドルと表示されています(アップグレード版も別にあります)。
価格
$399(Sound Radix公式サイト、2026-10-27確認)。地域やキャンペーンで変わることがあるため、購入前に公式ページで確かめてください。
Sound Radixの製品ページでAuto-Align Post 2を見る
出典:soundradix.com(2026-10-27確認)

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