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TASCAMの「Mixcast 4」を紹介します。メーカーと国内代理店の公式情報をもとに、何ができる製品か、どう使うか、どんな人に向くかをまとめました(点数評価は付けていません)。
Mixcast 4 makes professional content creation easy.
—— TASCAM公式サイトより(原文)
Mixcast 4はどんな製品?
Mixcast 4は、TASCAMが作る、ポッドキャスト向けのミキサー兼レコーダー兼USBオーディオインターフェースです。公式は、ポッドキャスト制作、ライブ配信、イベント制作、ボイスオーバーなどを想定し、マイク入力、パッドからの内部音源や音楽、スマートフォンやパソコンからの外部音声をまとめてミックス・録音できるとしています。
マイク入力は4系統(XLR/TRSコンボ)で、4つの独立したヘッドホン出力があります。オートミキサー(自動で最適な音量バランスとマイクの優先度を設定する機能)を搭載し、細かい設定をせずに収録を始められる設計です。5インチのカラータッチパネルで各種メニューを操作します。
外部入力として、Bluetooth、USB、3.5mm TRRSのLINE INを備えています。電話や通話アプリのゲストの声を、エコーなしで録れるミックスマイナス機能があり、4人のマイクと3つの外部入力を合わせて最大7人まで参加できると公式は説明しています。トークバック機能も備え、収録とは別の経路でホストから参加者に指示を出せます。
録音はSDカードへ最大14トラックのマルチトラックで直接行えます。USBオーディオインターフェースとしては14入力/2出力です。編集ソフトのTASCAM Podcast Editorがバンドルされていて、収録から公開までの作業を一貫して行えると公式は紹介しています。
4マイク入力とオートミキサー
4系統のマイク入力と4つのヘッドホン出力があります。オートミキサーが音量バランスとマイクの優先度を自動で調整するため、複数人の会話をそのまま録る場面で手間を減らせるかもしれません。
ミックスマイナスによるゲスト通話
Bluetooth、USB、3.5mm TRRSの入力から電話や通話アプリのゲストの声を取り込み、相手にはエコーなしの音を返せます。リモート出演者のいる番組に使えるかもしれません。
サウンドパッドと音声エフェクト
効果音の再生や、本体で録った声の登録ができます。ボイスチェンジやリバーブなどのリアルタイムエフェクトも使え、最大4つのマイクに同じ設定を適用できます(V1.20以降)。
9バンク・最大72音源のパッド
サウンドパッドは9バンクで最大72個の音源やエフェクトを割り当てられ、録音中にもバンクを切り替えられます。音量やノーマライズもパッドごとに設定できます(V1.30以降)。
14トラックの内部録音
SDカードへ最大14トラック(12トラック+2ミックス)のWAV(BWF)で記録できます。48kHz、24bitで、SD、SDHC、SDXCカードが使えます。
14in/2outのUSBオーディオインターフェース
パソコンからは14チャンネルの入力として扱え、パソコンのDAWや配信ソフトに各チャンネルを送れます。Windows用のASIOドライバーが用意されています。
トークバック機能
収録とは別の経路で、ホストが参加者に進行を伝えられます。V1.30以降は、ヘッドホンに加えてUSB/Bluetooth/LINE IN(TRRS)の外部機器でもトークバック音声をモニターできます。
仕様
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| マイク入力 | XLR/TRSコンボ×4(ゲイン範囲66.5dB、入力インピーダンス2.1kΩ) |
| その他の入力 | Bluetooth(A2DP、SBC/AAC)、USB、3.5mm TRRS LINE IN、バランスLINE IN L/R、PHONES(TRRS)入力 |
| 出力 | ヘッドホン6.3mm×4、TRRSヘッドホン×1、バランスMONITOR OUT L/R、3.5mm LINE OUT、TRRS LINE OUT |
| ディスプレイ | 5インチカラータッチパネル |
| 録音メディア | SD(64MB〜2GB)、SDHC(4〜32GB)、SDXC(48〜512GB) |
| 録音形式/トラック | WAV(BWF)48kHz/24bit、2chステレオまたは14chポリ、最大14トラック(12+2ミックス) |
| USBオーディオ | USB Type-C、USB Audio Class 2.0、48kHz/24bit、14入力/2出力 |
| 音声性能 | EIN -125dBu以下、周波数特性20Hz〜20kHz ±0.3dB、S/N比101dB、歪み率0.003% |
| 電源 | 専用ACアダプター PS-P1220E NUT(DC 12V)、消費電力12.5W(最大) |
| 寸法/質量 | 374.8 × 56.5 × 263.6mm(突起を含まず)、2.55kg |
| 言語 | 英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、ロシア語、中国語、日本語、韓国語 |
入っているもの・動作環境
- Mixcast 4本体×1
- ACアダプター PS-P1220E NUT×1
- USB Type-C to Type-Cケーブル×1
- 取扱説明書(保証書付き)×1
- TASCAM ID登録ガイド×1
- TASCAM Podcast Editor(バンドルの編集ソフト。Windows/macOS/iOS・iPadOS用)
- SDカードは付属しません
- 対応OS:Windows 10 Version 22H2/Windows 11 25H2、macOS(Big Sur〜Tahoe)、iOS/iPadOS 13〜26
使い方
- 付属のACアダプターをつなぎ、SDカードを入れて電源を入れます。
- マイクをXLR/TRSコンボ入力につなぎ、ヘッドホンを各出力につなぎます。
- タッチパネルでオートミキサーとレベルの設定を確認します。
- ゲストを呼ぶ場合は、Bluetooth、USB、またはTRRSケーブルで電話やパソコンをつなぎ、ミックスマイナスを使います。
- サウンドパッドに効果音を割り当て、ボイスエフェクトを設定します。
- 録音を始め、SDカードへ最大14トラックで記録します。
- パソコンにUSBでつなぐと、14in/2outのオーディオインターフェースとして使えます。
- 収録した音声はTASCAM Podcast Editorで編集します。
3〜4人のポッドキャスト
4系統のマイク入力、4つのヘッドホン出力、オートミキサーを備えるため、数人で話す番組を1台で録る使い方が合うかもしれません。
電話ゲストを迎える番組
ミックスマイナスと、Bluetooth/USB/TRRSの入力を使い、遠隔ゲストの声を取り込む番組づくりが考えられるかもしれません。
ライブ配信の進行
サウンドパッドで効果音やジングルを鳴らしつつ、USB入力でパソコンの音楽を混ぜる使い方ができるかもしれません。
イベントや出張収録
SDカードへの直接録音ができるため、パソコンを使わない現場収録にも向くかもしれません。2.55kgの据え置き型である点は考慮が必要です。
こんな人におすすめ
- 複数人のポッドキャストを収録したい方
- 電話やオンライン通話のゲストを迎える方
- 収録から編集までを1つの流れでまとめたい方
- パソコンなしでも録音できる機材を探している方
使う前に知っておきたい点
- 電源は専用ACアダプターです。2.55kgの据え置き型です。
- SDカードは付属しません。
- Windowsでの動作は、ARM64のCPUでTASCAM製ドライバーを使う場合は保証されないと公式が注記しています。
- トークバックの拡張、パッドの機能追加は、ファームウェアV1.20/V1.30以降の機能です。
- iOS/iPadOSの対応情報は公式で更新されています(iOS 26/iPadOS 26に関する案内あり)。
似た製品との違い
どちらがよいかは決めず、公式ページの数字を並べています。
RØDECaster Pro II
公式の仕様では、Mixcast 4はマイク入力4・ヘッドホン出力4・5インチ画面・SDカードに最大14トラック録音・パッド9バンク最大72音源。RØDECaster Pro IIはコンボ入力4・ヘッドホン出力4・5.5インチ画面・microSD等へ録音・SMARTパッド8個×8バンク(64アクション)です。
価格
価格は、公式ページでご確認ください。
出典:tascam.com tascam.jp rode.com(2026-10-27確認)

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