Triton Audio「FetHead」とは?特徴・使い方・おすすめの人

※本記事はアフィリエイトプログラムを利用している場合があります。価格は確認日時点のもので、変動する場合があります。

Triton Audioの「FetHead」を紹介します。メーカーと国内代理店の公式情報をもとに、何ができる製品か、どう使うか、どんな人に向くかをまとめました(点数評価は付けていません)。

FetHead, the original mic booster for ribbon and dynamic mics since 2008. Adds +27dB of clean gain to improve response, extend range, and eliminate preamp noise.

—— Triton Audio公式サイトより(原文)

目次

FetHeadはどんな製品?

FetHead(フェットヘッド)は、Triton Audio(トライトン・オーディオ)の、マイクとマイクプリアンプのあいだにつなぐ小型のインライン・マイクブースターです。公式は、2008年から出ているリボンマイクとダイナミックマイク用の元祖のブースターだと説明しています。

マイクの音量を約27 dB持ち上げて、プリアンプ側のゲインを上げすぎなくても済むようにします。ゲインを上げたときに出やすいプリアンプのノイズを抑える狙いがあります。

内部は低ノイズのClass A FET(電界効果トランジスタ)アンプです。電源にはファンタム電源を使いますが、マイク側にはファンタム電源を流さない設計で、ファンタム電源に弱い古いリボンマイクを守れる、と公式が説明しています。

形はXLRの入出力を持つ細長い金属筐体です。マイクにつなぐだけで使え、リボン、ダイナミック、真空管マイク、電池駆動のマイクにも対応します。

Triton Audioの説明では、FetHeadはダイナミックマイクやリボンマイクの出力を持ち上げるインライン型のマイクプリアンプです。マイクとマイクプリ(またはミキサー)の間にXLRケーブルでつなぐだけで使えます。

ドイツの販売店ページでは、内部に4個のマッチング済みJFETを使う作りで、コントロールやEQ、位相切替は付いていないと紹介されています。金属ハウジングにバランス型の3ピンXLRのソケットとプラグが付いています。

約27 dBのクリーンなゲイン

3000 Ω負荷時で27 dBの増幅を行います。ゲインの低いマイクでも、プリアンプを上げすぎずにレベルを確保しやすくなります。

低ノイズのClass A FET回路

Class AのFET増幅回路を使い、ノイズを抑えた増幅を行うと説明されています。ノイズが気になる静かな収録で検討しやすい構成です。

ファンタム電源を動力に使うが、マイクには流さない

ファンタム電源で動作しますが、マイク側にはファンタム電源を出しません。ファンタム電源に弱い古いリボンマイクを守る仕組みと公式が述べています。

リボン・ダイナミック・真空管マイクに対応

公式はリボン、ダイナミック、真空管マイクに使え、電池駆動のマイクとも組み合わせられるとしています。

インピーダンスの整合

入力インピーダンスは22 kΩです。公式は、リボンマイクの負荷を減らして過渡特性(トランジェント)を改善し、小さな音源での使いやすさを広げると説明しています。

広い周波数特性

10 Hz〜100 kHz(±1 dB)の周波数特性が公式に記載されています。

金属筐体と24か月保証

堅牢な金属製で、130 × Ø30 mmの小型サイズです。元の購入者には24か月の限定保証があります。

周波数特性の広さ

公式の周波数特性は10 Hz〜100 kHz(±1 dB)とされています。広い帯域で平坦な応答を目指した仕様です。

つまみのないシンプルな構成

コントロールがなく、つなぐだけで動作します。設定を気にせず、既存のマイクとプリアンプの間に足せます。

マッチング済みJFETを4個使用

販売店のページによると、内部には4個のマッチング済みJFETがあります。公式は、Class AのFET回路と説明しています。

電池駆動・真空管マイクとの併用

公式は、電池で動くマイクや真空管マイクとの併用もできると案内しています。

仕様

項目内容
増幅27 dB(3000 Ω負荷時)
周波数特性10 Hz – 100 kHz(±1 dB)
入力インピーダンス22 kΩ
入出力バランスXLR(入力:メス、出力:オス)
電源24〜48V ファンタム電源
寸法130 × Ø30 mm
対応マイクリボン、ダイナミック、真空管(電池駆動も可)
保証24か月限定保証(元の購入者)
EAN/UPC765407296424
ゲイン調整なし(固定)
チャンネル数1
本体の素材金属
内部素子マッチング済みJFET×4(販売店の記載)

入っているもの・動作環境

  • FetHead本体
  • 24か月の限定保証(公式)
  • PDFのデータシートが公式ページで公開
  • 対応:ダイナミック、リボン、真空管マイク

使い方

  1. マイクのXLRケーブルを、FetHeadの入力(メス)につなぐ。
  2. FetHeadの出力(オス)を、マイクプリアンプ(またはミキサー)のマイク入力につなぐ。
  3. プリアンプ側で48Vファンタム電源をオンにする(FetHeadの動力になる)。
  4. ゲインをいったん低めにし、音を出しながら徐々に上げる。
  5. ダイナミックやリボンマイクの音量が足りているか、ノイズ感はどうかを確認する。
  6. 古いリボンマイクでも、FetHeadがマイクへのファンタム電源を止めることを前提に使う。

ダイナミックマイクの音量不足を補う

SM57やSM7のようなダイナミックマイクで、プリアンプのゲインが足りない場面を助けるかもしれません。

リボンマイクの録音

出力の小さいリボンマイクで、ゲインを稼ぎながらノイズを減らしたい場面に向くかもしれません。

静かな音源の録音

小さな音を録るとき、プリアンプを上げすぎない構成にしたい場合に検討できるかもしれません。

ファンタム電源のない古いマイクの接続

ファンタム電源を流さない設計なので、古いリボンマイクを守りながらつなぎたい場面に向くかもしれません。

SM7Bなど出力の小さいマイクの補助

販売店のページでは、出力の小さいShure SM7Bのようなマイクに、きれいな前段の増幅を足す用途が挙げられています。プリアンプのゲインが足りないときに試せるかもしれません。

リボンマイクの保護とインピーダンス整合

ファンタム電源をマイクに流さないため、ファンタム電源に弱いリボンマイクを使うときの保護になります。インピーダンスの整合による音の変化も狙えます。

こんな人におすすめ

  • ダイナミックやリボンマイクを使っていて、ゲインが足りない人かもしれません
  • プリアンプのノイズを減らしたい人に向くかもしれません
  • 古いリボンマイクを持っていて、ファンタム電源が心配な人
  • XLRのマイク環境にすでに慣れている人

使う前に知っておきたい点

  • 動作にファンタム電源(24〜48V)が必要です。ファンタム電源のない機器では使えません。
  • コンデンサーマイク向けには、別の製品FetHead Phantomがあると公式ページに記載があります(この製品はリボン・ダイナミック・真空管向け)。
  • 公式ページに価格はユーロで記載(€69.95)。ドルの表示はありません。
  • 効果は、マイクやプリアンプの組み合わせによって変わります。
  • 動作にはファンタム電源が必要で、FetHead自体はそれをマイクには流しません。コンデンサーマイク向けには、別製品のFetHead Phantomがあります。

似た製品との違い

どちらがよいかは決めず、公式ページの数字を並べています。

FetHead Phantom(同メーカー)

公式ページには、FetHead Phantomはコンデンサーマイク向けと記載されています。FetHeadはリボン・ダイナミック・真空管マイク向けで、ゲインは27 dBです。優劣はつけていません。

価格

約$78(€69.95を換算した目安)(Triton Audio公式サイト、2026-10-27確認)。地域やキャンペーンで変わることがあるため、購入前に公式ページで確かめてください。

Triton Audioの製品ページでFetHeadを見る

出典:tritonaudio.com(2026-10-27確認)

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