AKGのコンデンサーマイク「P120」の特徴と評価

AKGのコンデンサーマイク「P120」の特徴と評価

AKGのP120は、カーディオイド(正面の音を中心に拾う指向性)の、XLR接続のコンデンサーマイクです。

コンデンサーマイクは、小さな音まで細かく録れるマイクです。歌やナレーションの録音でよく使われます。

この記事では、メーカーが公表しているスペックだけで5つの項目を採点し、国内で買えるほかのマイク32機種と比べたランクを出しています。

※本記事はアフィリエイトプログラムを利用しています。価格は購入ボタンの先の販売ページで確認してください。

AKG / マイク
P120
BランクB(S・A・B・Cの4段階で上から3番目)
点数 2.8/5点(比べた32機種の平均は3.3点)
→ 全体を見る
仕様の最終確認日
2026/10/19
自己ノイズ
19dB(A)
感度
24mV/Pa
重さ
453g
最大SPL
非公表
価格(店・確認日)
¥10,450 [楽天・10月19日確認]
目次

結論

P120は、マイク32機種の中でランクBです。ランクはS・A・B・Cの4段階で、Bは上から3番目にあたります。項目ごとの点数(5点満点)を平均すると2.8点です。

得意なこと

  • 感度(24mV/Pa・4点):小さめの声でも、しっかりした音量で録れます。
  • 機能(4点):本体のスイッチで、録る音に合わせた調整ができます。

注意したいこと

  • 静かさ(19dB(A)・2点):マイク自体の雑音はやや多めで、静かな曲では気になることがあります。
  • 軽さ(453g・1点):重めなので、しっかりしたマイクスタンドが必要です。

大音量への強さは、メーカーが数値を公表していないため採点していません。

こんな方にオススメ:スペックから見ると、声量が小さめでも、しっかりした音量で録りたい人、PADやローカットなど、本体のスイッチで録音を調整したい人に向いています。

P120の主な特徴

2/3インチのダイアフラム

2/3インチの膜(ダイアフラム)を使ったコンデンサーマイクです。メーカーは、軽い膜によって細かい音まではっきり録れるとしていて、プロジェクトスタジオ(個人や小規模の録音場所)やホームレコーディングでのボーカル・話し声・楽器の録音向けとしています。

−20dBのパッドとベースカット

本体に−20dBのパッド(入る音量を下げる機能)と、300Hzのベースカット(低い音を弱める機能)のスイッチがあります。メーカーはパッドを使うと最大150dB SPLまで対応するとしており、ベースカットは床からの振動音や足音のノイズを減らす目的で案内されています。

金属製の丈夫なボディ

ボディはすべて金属製で、毎日の使用に耐える丈夫な作りとされています。付属品はスタンドアダプターです。

こんな場面で役立ちます

  • 自宅での歌・ナレーションの録音
  • アコースティックギターやピアノなど楽器の録音
  • 足音や机の振動が伝わりやすい部屋での録音

項目ごとの評価

静かさ:2点/5点

マイク自体が出す「サー」という小さな雑音(自己ノイズ)の少なさを見ています。数字が小さいほど静かです。

P120は「19dB(A)」で、比べた機種の中では評価が控えめです。マイク自体の雑音はやや多めで、静かな曲では気になることがあります。

感度:4点/5点

同じ声でどれだけ大きな信号になるか(感度)を見ています。数字が大きいほど、小さな声でも音量を取りやすいです。

P120は「24mV/Pa」で、比べた機種の中で評価が高いほうです。小さめの声でも、しっかりした音量で録れます。

大音量への強さ:採点なし

どれだけ大きな音まで音割れせずに録れるか(最大SPL)を見ています。

P120は、この数値をメーカーが公表していないため採点していません。

機能:4点/5点

PAD(大きな音を小さくする)・ローカット(低い雑音を減らす)・指向性(マイクがどの向きの音を拾うか)の切り替えのスイッチがいくつあるかを見ています。

P120は比べた機種の中で評価が高いほうです。本体のスイッチで、録る音に合わせた調整ができます。

軽さ:1点/5点

マイクの重さを見ています。軽いほどマイクスタンドへの負担が少なくなります。

P120は「453g」で、比べた機種の中では評価が控えめです。重めなので、しっかりしたマイクスタンドが必要です。

下の図の灰色の印(五角形では点線)は、比較した32機種の平均です。価格は点数に含めていません。

12345静かさ2点感度4点大音量への強さ非公表(採点なし)機能4点軽さ1点
P12032機種の平均
静かさ
2/5
見ている点自己ノイズ
この製品19 dB(A)
感度
4/5
見ている点感度
この製品24 mV/Pa
大音量への強さ
非公表
見ている点最大SPL(PADなし)
機能
4/5
見ている点PAD・ローカット・指向性切替
この製品2つ
軽さ
1/5
見ている点重さ
この製品453 g
点数の付け方(マイク)
項目使う数値5点4点3点2点1点
静かさ自己ノイズ dB(A)≤7≤12≤16≤20>20
感度感度 mV/Pa≥25≥20≥15≥10<10
大音量への強さ最大SPL dB(PADなし)≥148≥144≥140≥135<135
機能3つのうちいくつあるか3つ2つ1つ—なし
軽さ重さ g≤300≤350≤400≤450>450

メーカー公表の本体スペックだけで採点します。価格と付属品は点数に含めません。非公表の項目は採点せず、残りの項目の平均でランクを出します。自己ノイズを公表せずS/N比だけの機種は「94−S/N比」で換算しています。

P120の対応環境と始め方

つなぎ方XLR端子(3ピン)。オーディオインターフェースやミキサーのマイク入力につなぎます(USBでパソコンに直接はつなげません)
電源ファントム電源が必要です
付属品スタンドアダプター(XLRケーブルは付属しません)

メーカー公式ページで2026年9月27日に確認しました。

ほかのマイクとのスペック比較

見出しを押すと並べ替えできます。スマホでは表を横にスクロールできます。

製品ランク平均点自己ノイズdB(A)感度mV/Pa最大SPLdB重さgショックマウントPADローカット価格(店・確認日)
Audio-TechnicaAT2020B 2.62014.1144345———¥13,200 [楽天・10月19日確認]
Audio-TechnicaAT2035A 3.81222.4148403●●●¥19,800 [楽天・10月19日確認]
AKGP120B 2.81924非公表453—●●¥10,450 [楽天・10月19日確認]
BehringerC-1C 2.3非公表22.4136450———¥9,900 [楽天・10月19日確認]
RØDENT1 5th GenA 4.0425142308●—●¥44,000 [楽天・10月19日確認]
sE ElectronicsX1 AB 3.01620130390—●●¥20,900 [楽天・10月19日確認]
MXL990C 1.62015130544●——¥18,322 [楽天・9月25日確認]
Austrian AudioOC16A 3.41411148335●—●¥36,300 [楽天・10月19日確認]
Audio-TechnicaAT4040A 4.01225.1145360●●●¥39,600 [楽天・10月19日確認]
Audio-TechnicaAT2050B 3.0177.9149412●●●¥28,600 [楽天・10月19日確認]
NeumannTLM 102B 3.21211144210———¥112,860 [楽天・10月19日確認]
sE ElectronicsX1 SA 3.6930140445—●●¥26,400 [楽天・10月19日確認]
NeumannTLM 103B 2.8723138450———¥201,960 [楽天・10月19日確認]
sE ElectronicssE2200B 2.8824125611●●●¥49,368 [楽天・10月19日確認]
RODENT1 SignatureA 3.6425142313●——¥23,980 [楽天・10月19日確認]
Audio-TechnicaAT4050B 3.21715.8149510●●●¥84,700 [楽天・10月19日確認]
Audio-TechnicaAT4033aA 3.61725.1145380●●●¥49,500 [楽天・10月19日確認]
AKGC214A 3.61320136280●●●¥49,326 [楽天・10月19日確認]
AKGC414 XLIIS 4.4623140300●●●¥138,976 [楽天・10月19日確認]
AKGC414 XLSS 4.4623140300●●●¥128,000 [楽天・10月19日確認]
AKGP220B 3.01620非公表514●●●¥17,800 [楽天・10月19日確認]
Audio-TechnicaAT5040B 3.0556.2142582●——¥352,000 [楽天・10月19日確認]
Audio-TechnicaAT4047/SVA 3.6917.7149410●●●¥96,800 [楽天・10月19日確認]
RODENT2-AA 3.6716147860●●●非公表
LEWITTLCT 440 PUREA 3.6727.4140310●——¥44,000 [楽天・10月19日確認]
LEWITTLCT 240 PROB 2.61916.7142310———¥18,920 [楽天・10月19日確認]
LEWITTLCT 540 SA 3.8441136371●●●¥132,000 [楽天・10月19日確認]
Aston MicrophonesAston OriginB 2.81823.7127非公表—●●非公表
Austrian AudioOC18A 3.8913148335—●●¥99,000 [楽天・10月19日確認]
Austrian AudioOC818A 3.8913148360—●●¥198,000 [楽天・10月19日確認]
SennheiserMK 4B 2.81025140485———¥58,454 [楽天・10月19日確認]
NeumannTLM 107B 3.21011141445—●●¥236,610 [楽天・10月19日確認]

仕様はメーカー公表値。AT2035の自己ノイズはS/N比からの換算、最大SPLはPADなしの値で、AKG P120・P220はPADなしの値が非公表です。AT5040の感度は公表のdB値からの換算です。Aston Originは質量が非公表です。USBマイクは「USBマイクのおすすめ比較」で別に比べています。

買う前に確認したいこと

  • ファンタム電源(+48V)が必要です。 XLR接続のコンデンサーマイクなので、ファンタム電源(コンデンサーマイクを動かすための電気)を出せるオーディオインターフェースやミキサーにつなぎます。
  • 付属品を確認してください。 メーカー公表の付属品は「スタンドアダプター」です。ここにないもの(ショックマウント・ポップガード・ケーブルなど)は別に用意します。
  • PAD・ローカットのスイッチがあります。 大きな音で音が割れそうなときや、低い音のノイズ(エアコンの音など)を減らしたいときに、本体で調整できます。

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