Audio-TechnicaのAT2050は、XLR接続のコンデンサーマイクです。
コンデンサーマイクは、小さな音まで細かく録れるマイクです。歌やナレーションの録音でよく使われます。
この記事では、メーカーが公表しているスペックだけで5つの項目を採点し、国内で買えるほかのマイク32機種と比べたランクを出しています。
※本記事はアフィリエイトプログラムを利用しています。価格は購入ボタンの先の販売ページで確認してください。
- 仕様の最終確認日
- 2026/10/19
- 自己ノイズ
- 17dB(A)
- 感度
- 7.9mV/Pa
- 重さ
- 412g
- 最大SPL
- 149dB
- 価格(店・確認日)
- ¥28,600 [楽天・10月19日確認]
結論
AT2050は、マイク32機種の中でランクBです。ランクはS・A・B・Cの4段階で、Bは上から3番目にあたります。項目ごとの点数(5点満点)を平均すると3.0点です。
得意なこと
- 大音量への強さ(149dB・5点):大きな声や楽器を近くで録っても、音割れしにくいです。
- 機能(5点):本体のスイッチで、録る音に合わせた調整ができます。
注意したいこと
- 静かさ(17dB(A)・2点):マイク自体の雑音はやや多めで、静かな曲では気になることがあります。
- 感度(7.9mV/Pa・1点):感度は低めで、オーディオインターフェースのつまみを大きく上げる必要があります。
- 軽さ(412g・2点):重めなので、しっかりしたマイクスタンドが必要です。
こんな方にオススメ:スペックから見ると、大きな声や楽器を近くで録る人、PADやローカットなど、本体のスイッチで録音を調整したい人に向いています。
AT2050の主な特徴
3つの指向性を切り替えられる
単一指向性(正面の音を拾う)、無指向性(周りの音をまんべんなく拾う)、双指向性(前と後ろの音を拾う)の3つをスイッチで切り替えられます。1本で、ひとりの歌、机を囲んだ会話、向かい合った2人の録音などに使い分けられます。
ローカットとパッド
80Hzのローカットと−10dBのパッドのスイッチがあります。パッドを入れると最大159dB SPLまで対応し、大きな音の楽器にも使えます。
ダブルウェーブダイアフラムとショックマウント
膜にはハニカム形状の凹凸を付けたダブルウェーブダイアフラム(特許)を使い、公式ページでは高感度・高S/N(雑音の少なさ)を実現したと説明されています。専用ショックマウント AT8458a とポーチが付属します。
公式動画:オーディオテクニカ公式YouTubeチャンネル「サイドアドレスマイクロホン【AT2050】オーディオテクニカ」 YouTubeで見る
こんな場面で役立ちます
- ひとりの歌と、複数人での会話やポッドキャストを1本でこなしたいとき
- 部屋の響きも含めて録りたい楽器の録音
- 大きな音の楽器を近くで録るとき
項目ごとの評価
静かさ:2点/5点
マイク自体が出す「サー」という小さな雑音(自己ノイズ)の少なさを見ています。数字が小さいほど静かです。
AT2050は「17dB(A)」で、比べた機種の中では評価が控えめです。マイク自体の雑音はやや多めで、静かな曲では気になることがあります。
感度:1点/5点
同じ声でどれだけ大きな信号になるか(感度)を見ています。数字が大きいほど、小さな声でも音量を取りやすいです。
AT2050は「7.9mV/Pa」で、比べた機種の中では評価が控えめです。感度は低めで、オーディオインターフェースのつまみを大きく上げる必要があります。
大音量への強さ:5点/5点
どれだけ大きな音まで音割れせずに録れるか(最大SPL)を見ています。
AT2050は「149dB」で、比べた機種の中で評価が高いほうです。大きな声や楽器を近くで録っても、音割れしにくいです。
機能:5点/5点
PAD(大きな音を小さくする)・ローカット(低い雑音を減らす)・指向性の切り替えのスイッチがいくつあるかを見ています。
AT2050は比べた機種の中で評価が高いほうです。本体のスイッチで、録る音に合わせた調整ができます。
軽さ:2点/5点
マイクの重さを見ています。軽いほどマイクスタンドへの負担が少なくなります。
AT2050は「412g」で、比べた機種の中では評価が控えめです。重めなので、しっかりしたマイクスタンドが必要です。
下の図の灰色の印(五角形では点線)は、比較した32機種の平均です。価格は点数に含めていません。
点数の付け方(マイク)
| 項目 | 使う数値 | 5点 | 4点 | 3点 | 2点 | 1点 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 静かさ | 自己ノイズ dB(A) | ≤7 | ≤12 | ≤16 | ≤20 | >20 |
| 感度 | 感度 mV/Pa | ≥25 | ≥20 | ≥15 | ≥10 | <10 |
| 大音量への強さ | 最大SPL dB(PADなし) | ≥148 | ≥144 | ≥140 | ≥135 | <135 |
| 機能 | 3つのうちいくつあるか | 3つ | 2つ | 1つ | — | なし |
| 軽さ | 重さ g | ≤300 | ≤350 | ≤400 | ≤450 | >450 |
メーカー公表の本体スペックだけで採点します。価格と付属品は点数に含めません。非公表の項目は採点せず、残りの項目の平均でランクを出します。自己ノイズを公表せずS/N比だけの機種は「94−S/N比」で換算しています。
AT2050の対応環境と始め方
| つなぎ方 | XLR端子(3ピン)。オーディオインターフェースやミキサーのマイク入力につなぎます(USBでパソコンに直接はつなげません) |
|---|---|
| 電源 | ファントム電源(11〜52V、4.7mA)が必要です |
| 付属品 | ショックマウント AT8458a、変換ネジ、ポーチ(XLRケーブルは付属しません) |
メーカー公式ページで2026年9月27日に確認しました。
ほかのマイクとのスペック比較
見出しを押すと並べ替えできます。スマホでは表を横にスクロールできます。
| 製品 | ランク平均点 | 自己ノイズdB(A) | 感度mV/Pa | 最大SPLdB | 重さg | ショックマウント | PAD | ローカット | 価格(店・確認日) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Audio-TechnicaAT2020 | B 2.6 | 20 | 14.1 | 144 | 345 | — | — | — | ¥13,200 [楽天・10月19日確認] |
| Audio-TechnicaAT2035 | A 3.8 | 12 | 22.4 | 148 | 403 | ● | ● | ● | ¥19,800 [楽天・10月19日確認] |
| AKGP120 | B 2.8 | 19 | 24 | 非公表 | 453 | — | ● | ● | ¥10,450 [楽天・10月19日確認] |
| BehringerC-1 | C 2.3 | 非公表 | 22.4 | 136 | 450 | — | — | — | ¥9,900 [楽天・10月19日確認] |
| RØDENT1 5th Gen | A 4.0 | 4 | 25 | 142 | 308 | ● | — | ● | ¥44,000 [楽天・10月19日確認] |
| sE ElectronicsX1 A | B 3.0 | 16 | 20 | 130 | 390 | — | ● | ● | ¥20,900 [楽天・10月19日確認] |
| MXL990 | C 1.6 | 20 | 15 | 130 | 544 | ● | — | — | ¥18,322 [楽天・9月25日確認] |
| Austrian AudioOC16 | A 3.4 | 14 | 11 | 148 | 335 | ● | — | ● | ¥36,300 [楽天・10月19日確認] |
| Audio-TechnicaAT4040 | A 4.0 | 12 | 25.1 | 145 | 360 | ● | ● | ● | ¥39,600 [楽天・10月19日確認] |
| Audio-TechnicaAT2050 | B 3.0 | 17 | 7.9 | 149 | 412 | ● | ● | ● | ¥28,600 [楽天・10月19日確認] |
| NeumannTLM 102 | B 3.2 | 12 | 11 | 144 | 210 | — | — | — | ¥112,860 [楽天・10月19日確認] |
| sE ElectronicsX1 S | A 3.6 | 9 | 30 | 140 | 445 | — | ● | ● | ¥26,400 [楽天・10月19日確認] |
| NeumannTLM 103 | B 2.8 | 7 | 23 | 138 | 450 | — | — | — | ¥201,960 [楽天・10月19日確認] |
| sE ElectronicssE2200 | B 2.8 | 8 | 24 | 125 | 611 | ● | ● | ● | ¥49,368 [楽天・10月19日確認] |
| RODENT1 Signature | A 3.6 | 4 | 25 | 142 | 313 | ● | — | — | ¥23,980 [楽天・10月19日確認] |
| Audio-TechnicaAT4050 | B 3.2 | 17 | 15.8 | 149 | 510 | ● | ● | ● | ¥84,700 [楽天・10月19日確認] |
| Audio-TechnicaAT4033a | A 3.6 | 17 | 25.1 | 145 | 380 | ● | ● | ● | ¥49,500 [楽天・10月19日確認] |
| AKGC214 | A 3.6 | 13 | 20 | 136 | 280 | ● | ● | ● | ¥49,326 [楽天・10月19日確認] |
| AKGC414 XLII | S 4.4 | 6 | 23 | 140 | 300 | ● | ● | ● | ¥138,976 [楽天・10月19日確認] |
| AKGC414 XLS | S 4.4 | 6 | 23 | 140 | 300 | ● | ● | ● | ¥128,000 [楽天・10月19日確認] |
| AKGP220 | B 3.0 | 16 | 20 | 非公表 | 514 | ● | ● | ● | ¥17,800 [楽天・10月19日確認] |
| Audio-TechnicaAT5040 | B 3.0 | 5 | 56.2 | 142 | 582 | ● | — | — | ¥352,000 [楽天・10月19日確認] |
| Audio-TechnicaAT4047/SV | A 3.6 | 9 | 17.7 | 149 | 410 | ● | ● | ● | ¥96,800 [楽天・10月19日確認] |
| RODENT2-A | A 3.6 | 7 | 16 | 147 | 860 | ● | ● | ● | 非公表 |
| LEWITTLCT 440 PURE | A 3.6 | 7 | 27.4 | 140 | 310 | ● | — | — | ¥44,000 [楽天・10月19日確認] |
| LEWITTLCT 240 PRO | B 2.6 | 19 | 16.7 | 142 | 310 | — | — | — | ¥18,920 [楽天・10月19日確認] |
| LEWITTLCT 540 S | A 3.8 | 4 | 41 | 136 | 371 | ● | ● | ● | ¥132,000 [楽天・10月19日確認] |
| Aston MicrophonesAston Origin | B 2.8 | 18 | 23.7 | 127 | 非公表 | — | ● | ● | 非公表 |
| Austrian AudioOC18 | A 3.8 | 9 | 13 | 148 | 335 | — | ● | ● | ¥99,000 [楽天・10月19日確認] |
| Austrian AudioOC818 | A 3.8 | 9 | 13 | 148 | 360 | — | ● | ● | ¥198,000 [楽天・10月19日確認] |
| SennheiserMK 4 | B 2.8 | 10 | 25 | 140 | 485 | — | — | — | ¥58,454 [楽天・10月19日確認] |
| NeumannTLM 107 | B 3.2 | 10 | 11 | 141 | 445 | — | ● | ● | ¥236,610 [楽天・10月19日確認] |
仕様はメーカー公表値。AT2035の自己ノイズはS/N比からの換算、最大SPLはPADなしの値で、AKG P120・P220はPADなしの値が非公表です。AT5040の感度は公表のdB値からの換算です。Aston Originは質量が非公表です。USBマイクは「USBマイクのおすすめ比較」で別に比べています。
買う前に確認したいこと
- ファンタム電源(+48V)が必要です。 XLR接続のコンデンサーマイクなので、ファンタム電源(コンデンサーマイクを動かすための電気)を出せるオーディオインターフェースやミキサーにつなぎます。
- PAD・ローカットのスイッチがあります。 大きな音で音が割れそうなときや、低い音のノイズ(エアコンの音など)を減らしたいときに、本体で調整できます。


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