Neumannのコンデンサーマイク「TLM 102」の特徴と評価

Neumannのコンデンサーマイク「TLM 102」の特徴と評価

NeumannのTLM 102は、XLR接続のコンデンサーマイクです。

コンデンサーマイクは、小さな音まで細かく録れるマイクです。歌やナレーションの録音でよく使われます。

この記事では、メーカーが公表しているスペックだけで5つの項目を採点し、国内で買えるほかのマイク32機種と比べたランクを出しています。

※本記事はアフィリエイトプログラムを利用しています。価格は購入ボタンの先の販売ページで確認してください。

Neumann / マイク
TLM 102
BランクB(S・A・B・Cの4段階で上から3番目)
点数 3.2/5点(比べた32機種の平均は3.3点)
→ 全体を見る
仕様の最終確認日
2026/10/19
自己ノイズ
12dB(A)
感度
11mV/Pa
重さ
210g
最大SPL
144dB
価格(店・確認日)
¥112,860 [楽天・10月19日確認]
目次

結論

TLM 102は、マイク32機種の中でランクBです。ランクはS・A・B・Cの4段階で、Bは上から3番目にあたります。項目ごとの点数(5点満点)を平均すると3.2点です。

得意なこと

  • 静かさ(12dB(A)・4点):マイク自体の雑音が少なく、ささやき声や静かな曲もきれいに録れます。
  • 大音量への強さ(144dB・4点):大きな声や楽器を近くで録っても、音割れしにくいです。
  • 軽さ(210g・5点):軽く、マイクスタンドへの負担が少ないです。

注意したいこと

  • 感度(11mV/Pa・2点):感度は低めで、オーディオインターフェースのつまみを大きく上げる必要があります。
  • 機能(なし・1点):本体のスイッチはないか少なく、調整はオーディオインターフェースやパソコン側で行います。

こんな方にオススメ:スペックから見ると、小さな声やささやき声まで静かに録りたい人、大きな声や楽器を近くで録る人、マイクスタンドへの負担を軽くしたい人に向いています。

TLM 102の主な特徴

ノイマンでいちばん手に届きやすい大口径マイク

ドイツのマイクメーカー、ノイマンの大口径コンデンサーマイクの中でいちばん手頃なモデルで、ドイツで設計・製造されています。重さは約210g、長さは116mmと、小さく軽いモデルです。

低い自己ノイズと大音量への強さ

自己ノイズは12dB-Aで、メーカーは「とても静かな部屋の環境音よりずっと低い」と説明しています。最大144dB SPLまでひずまずに録れ、トランスを使わない回路で低音も力強いとされています。

ポップスクリーン内蔵と、高音の少しの持ち上がり

マイクの頭の中にポップスクリーン(息の吹かれを抑える網)が組み込まれています。音の特徴は中音域がまっすぐで、10kHzあたりが少し持ち上がっていて、なめらかな高音になるとされています。

公式動画:Georg Neumann GmbH公式YouTubeチャンネル「The Neumann TLM 102」(英語) YouTubeで見る

こんな場面で役立ちます

  • 歌ってみたやナレーションで、ノイズを抑えて録りたいとき
  • アコースティックギター・エレキギターのアンプ・ドラムなど楽器の録音
  • 机の上のマイクアームで、軽いマイクを使いたいとき

項目ごとの評価

静かさ:4点/5点

マイク自体が出す「サー」という小さな雑音(自己ノイズ)の少なさを見ています。数字が小さいほど静かです。

TLM 102は「12dB(A)」で、比べた機種の中で評価が高いほうです。マイク自体の雑音が少なく、ささやき声や静かな曲もきれいに録れます。

感度:2点/5点

同じ声でどれだけ大きな信号になるか(感度)を見ています。数字が大きいほど、小さな声でも音量を取りやすいです。

TLM 102は「11mV/Pa」で、比べた機種の中では評価が控えめです。感度は低めで、オーディオインターフェースのつまみを大きく上げる必要があります。

大音量への強さ:4点/5点

どれだけ大きな音まで音割れせずに録れるか(最大SPL)を見ています。

TLM 102は「144dB」で、比べた機種の中で評価が高いほうです。大きな声や楽器を近くで録っても、音割れしにくいです。

機能:1点/5点

PAD(大きな音を小さくする)・ローカット(低い雑音を減らす)・指向性(マイクがどの向きの音を拾うか)の切り替えのスイッチがいくつあるかを見ています。

TLM 102は「なし」で、比べた機種の中では評価が控えめです。本体のスイッチはないか少なく、調整はオーディオインターフェースやパソコン側で行います。

軽さ:5点/5点

マイクの重さを見ています。軽いほどマイクスタンドへの負担が少なくなります。

TLM 102は「210g」で、比べた機種の中で評価が高いほうです。軽く、マイクスタンドへの負担が少ないです。

下の図の灰色の印(五角形では点線)は、比較した32機種の平均です。価格は点数に含めていません。

12345静かさ4点感度2点大音量への強さ4点機能1点軽さ5点
TLM 10232機種の平均
静かさ
4/5
見ている点自己ノイズ
この製品12 dB(A)
感度
2/5
見ている点感度
この製品11 mV/Pa
大音量への強さ
4/5
見ている点最大SPL(PADなし)
この製品144 dB
機能
1/5
見ている点PAD・ローカット・指向性切替
この製品なし
軽さ
5/5
見ている点重さ
この製品210 g
点数の付け方(マイク)
項目使う数値5点4点3点2点1点
静かさ自己ノイズ dB(A)≤7≤12≤16≤20>20
感度感度 mV/Pa≥25≥20≥15≥10<10
大音量への強さ最大SPL dB(PADなし)≥148≥144≥140≥135<135
機能3つのうちいくつあるか3つ2つ1つ—なし
軽さ重さ g≤300≤350≤400≤450>450

メーカー公表の本体スペックだけで採点します。価格と付属品は点数に含めません。非公表の項目は採点せず、残りの項目の平均でランクを出します。自己ノイズを公表せずS/N比だけの機種は「94−S/N比」で換算しています。

TLM 102の対応環境と始め方

つなぎ方XLR端子(3ピン)。オーディオインターフェースやミキサーのマイク入力につなぎます(USBでパソコンに直接はつなげません)
電源ファントム電源(48V、3.5mA)が必要です
付属品スイベルマウント SG 2(Studio Setはショックマウント EA 4)。XLRケーブルは付属しません

メーカー公式ページで2026年9月27日に確認しました。

ほかのマイクとのスペック比較

見出しを押すと並べ替えできます。スマホでは表を横にスクロールできます。

製品ランク平均点自己ノイズdB(A)感度mV/Pa最大SPLdB重さgショックマウントPADローカット価格(店・確認日)
Audio-TechnicaAT2020B 2.62014.1144345———¥13,200 [楽天・10月19日確認]
Audio-TechnicaAT2035A 3.81222.4148403●●●¥19,800 [楽天・10月19日確認]
AKGP120B 2.81924非公表453—●●¥10,450 [楽天・10月19日確認]
BehringerC-1C 2.3非公表22.4136450———¥9,900 [楽天・10月19日確認]
RØDENT1 5th GenA 4.0425142308●—●¥44,000 [楽天・10月19日確認]
sE ElectronicsX1 AB 3.01620130390—●●¥20,900 [楽天・10月19日確認]
MXL990C 1.62015130544●——¥18,322 [楽天・9月25日確認]
Austrian AudioOC16A 3.41411148335●—●¥36,300 [楽天・10月19日確認]
Audio-TechnicaAT4040A 4.01225.1145360●●●¥39,600 [楽天・10月19日確認]
Audio-TechnicaAT2050B 3.0177.9149412●●●¥28,600 [楽天・10月19日確認]
NeumannTLM 102B 3.21211144210———¥112,860 [楽天・10月19日確認]
sE ElectronicsX1 SA 3.6930140445—●●¥26,400 [楽天・10月19日確認]
NeumannTLM 103B 2.8723138450———¥201,960 [楽天・10月19日確認]
sE ElectronicssE2200B 2.8824125611●●●¥49,368 [楽天・10月19日確認]
RODENT1 SignatureA 3.6425142313●——¥23,980 [楽天・10月19日確認]
Audio-TechnicaAT4050B 3.21715.8149510●●●¥84,700 [楽天・10月19日確認]
Audio-TechnicaAT4033aA 3.61725.1145380●●●¥49,500 [楽天・10月19日確認]
AKGC214A 3.61320136280●●●¥49,326 [楽天・10月19日確認]
AKGC414 XLIIS 4.4623140300●●●¥138,976 [楽天・10月19日確認]
AKGC414 XLSS 4.4623140300●●●¥128,000 [楽天・10月19日確認]
AKGP220B 3.01620非公表514●●●¥17,800 [楽天・10月19日確認]
Audio-TechnicaAT5040B 3.0556.2142582●——¥352,000 [楽天・10月19日確認]
Audio-TechnicaAT4047/SVA 3.6917.7149410●●●¥96,800 [楽天・10月19日確認]
RODENT2-AA 3.6716147860●●●非公表
LEWITTLCT 440 PUREA 3.6727.4140310●——¥44,000 [楽天・10月19日確認]
LEWITTLCT 240 PROB 2.61916.7142310———¥18,920 [楽天・10月19日確認]
LEWITTLCT 540 SA 3.8441136371●●●¥132,000 [楽天・10月19日確認]
Aston MicrophonesAston OriginB 2.81823.7127非公表—●●非公表
Austrian AudioOC18A 3.8913148335—●●¥99,000 [楽天・10月19日確認]
Austrian AudioOC818A 3.8913148360—●●¥198,000 [楽天・10月19日確認]
SennheiserMK 4B 2.81025140485———¥58,454 [楽天・10月19日確認]
NeumannTLM 107B 3.21011141445—●●¥236,610 [楽天・10月19日確認]

仕様はメーカー公表値。AT2035の自己ノイズはS/N比からの換算、最大SPLはPADなしの値で、AKG P120・P220はPADなしの値が非公表です。AT5040の感度は公表のdB値からの換算です。Aston Originは質量が非公表です。USBマイクは「USBマイクのおすすめ比較」で別に比べています。

買う前に確認したいこと

  • ファンタム電源(+48V)が必要です。 XLR接続のコンデンサーマイクなので、ファンタム電源(コンデンサーマイクを動かすための電気)を出せるオーディオインターフェースやミキサーにつなぎます。
  • PAD・ローカットのスイッチはありません。 必要なときは、オーディオインターフェースやDAW(音楽を作るソフト)の機能で代わりに調整します。

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