Tyrell N6(タイレル エヌシックス)は、ドイツのu-heが無料で配っているシンセサイザーです。シンセサイザーとは、電気的に音を作り出す楽器で、ベース・リード・パッドなど、いろいろな音を作れます。このページでは、Tyrell N6の入手方法、できること、対応形式、使いどころを、メーカー公式の情報だけでまとめました。
※本記事はアフィリエイトプログラムを利用しています。無料かどうかと、機能・対応形式は、2026年10月16日ごろにメーカーの公式ページで確認した内容です。配布の条件は変わることがあるので、入手の前に公式ページでご確認ください。
入手の手順
- 下の「公式サイト(無料)」のリンクから、u-heの製品ページを開きます。
- ページの「Free」の欄にある「Download」ボタンから、お使いのOS(Windows・macOS・Linux)に合ったファイルを選んでダウンロードします。
- 公式ページには、無料のダウンロードで、シリアルナンバーでの認証は必要ないと書かれています。
- インストーラーを実行します。Windows版のインストーラーにはアンインストーラーも付いていると案内されています。
- DAW(録音・制作ソフト)でプラグインを再スキャンし、インストゥルメント(楽器)のトラックに読み込みます。
入手リンク:u-he公式サイト(無料)
公式ページによると、Windowsとmacで配布されている現行の版は「Tyrell N6 Beta 3.0.0」(2025年3月18日公開)です。ページには、見た目の刷新や新機能を加える前の「途中のベータ版」と説明されています。
Tyrell N6とは
公式ページによると、Tyrell N6は、パワフルで手ごろな価格を目指して作られた、コンパクトで多機能なシンセです。もとは、ドイツのAmazona(アマゾナ)が考えたハードウェアのシンセの構想で、その実現にu-heがシンセの中身(エンジン)を提供し、フリーウェアとして配布する形になった、という経緯が紹介されています。
画面の切り替えやメニューの深い階層がなく、すばやく楽しく音作りができることを重視した、必要なものだけを並べた構成です。
主な特徴(メーカー公表)
- バーチャルアナログの構成(メーカー公表):オシレーター(音の元になる波形を作る部分)が2つ、ノイズ、リングモジュレーター(2つの音を掛け合わせて金属的な音を作る部分)を備えます。
- LFOが2つ(メーカー公表):LFOは、音をゆらゆら揺らす仕掛けです。8種類の波形があり、DAWのテンポに同期させられます。
- ミキサーとフィルター(メーカー公表):音源のミキサーには、本物らしいオーバードライブとフィルターのフィードバックがあります。フィルターは、同社のDivaの初期のモデルに関連した「ツインフィルター」です。
- ADSRエンベロープ(メーカー公表):アナログ風のエンベロープ(音量や音色の時間変化の形)で、ループさせたり、LFOで始動させたりできます。
- スキン対応のUI(メーカー公表):見た目を替えられる画面です。
- プリセット580以上(メーカー公表):出荷時に580以上のプリセット(保存済みの音色)があり、新しいプリセットブラウザーで探せます。
2025年のベータ版での変更点(メーカー公表)
- CLAP形式に対応し、VST3の実装も改善されました。
- 最新のmacOS(Sequoia)とApple Siliconにネイティブ対応。
- 新しいプリセットブラウザー、簡単になったユーザーガイド、GUIの動作の改善。
- 音色ライブラリの見直しと、ドラッグ&ドロップでの音色セットの導入。
- GUIの表示倍率に50%と60%を追加。
- MTS-ESPによるマイクロチューニングに対応。
- BreathとExpressionの代わりに、好きなMIDI CCを割り当てられる機能。
対応形式と動作環境
- macOS:CLAP・AUv2・VST3・AAX(64ビット)
- Windows:VST3(32ビット/64ビット)、CLAP・AAX(64ビット)
- Linux:配布されています。ただしLinux版はベータ扱いで、サポートはコミュニティのフォーラムが中心と公式に説明されています。
- 動作環境:Mac OS X 10.7以降/Windows 7以降/Linux。RAMは1GB(それ以上を推奨)、1000×600以上の画面、空き容量30〜110MB。
- CPU:Windows・LinuxはIntel Nehalem以降またはAMD Bulldozer以降。MacはIntel Nehalem以降またはApple silicon M1以降。
- AAXはPro Tools 10.3.7以降が必要で、AAXとCLAPは64ビットのみです。macOSの32ビットは終了しています。
Tyrell N6は単体のソフトではなく、DAWなどのホストソフトが必要です。
こんな人におすすめ
- 無料で、はじめてのシンセを探している人。画面が1枚で分かりやすいので、シンセの基本を覚えるのによいかもしれません。
- ベース・リード・パッドなど、シンプルなアナログ風の音をさっと作りたい人。
- 580以上のプリセットから、まず音色を選んで始めたい人。
- CLAP形式に対応したDAWを使っている人。
使うコツ
ここからは、シンセサイザーに共通する一般的な使い方です。
- プリセットから入る:まず、プリセットを鳴らして、気に入った音色を見つけます。そのあとで、つまみを少しずつ動かすと、音の変化を覚えやすくなります。
- フィルターを動かす:フィルターは音の明るさを決める部分です。動かすと変化が分かりやすいので、最初に触るのに向いています。
- LFOで動きをつける:LFOをテンポに同期させると、曲のテンポに合った揺れを作れます。
- ひとつずつ変える:同時に複数のつまみを動かすと、何が効いたか分からなくなります。ひとつずつ変えて、聞き比べてみてください。
- EQやリバーブと組み合わせる:シンセの音は、あとからEQなどで整えると、ほかの楽器となじみやすくなるかもしれません。
入手時の注意
- 無料のプラグインは、必ずメーカーの公式サイトから入手してください。第三者の配布サイトのファイルは、古いものや、改変されたものが混ざっていることがあります。
- 現行の版は「ベータ」と書かれています。今後、見た目や機能が更新される予定と説明されています。
- 公式ページには、Windows・Linuxで更新する場合は、元の出荷時プリセットを先に取り除くようにという注意があります。以前の版を使っている方は、公式のリリースノートをご確認ください。
- お使いのDAWが読み込める形式(VST3・AU・CLAP・AAX)を確認してから入手してください。
よくある質問
Q. 本当に無料で使えますか?
公式ページに「Tyrell N6 is free」と書かれていて、無料のダウンロードで、シリアルナンバーで認証する必要はないと説明されています。
Q. 単体で使えますか?
いいえ。公式によると、ホストソフト(DAWなど)が必要です。
Q. 初心者でも使えますか?
必要なものだけを並べた構成なので、シンセの入門にも向いているかもしれません。メーカーも、パネルの切り替えやメニューの深い階層がなく、すばやい音作りができると説明しています。
関連記事
- 無料で使えるDTMプラグインまとめ
- シンセサイザーのおすすめ比較(有料も含めて、同じ基準のランクで比べられます)
無料の製品を探している方へ
このジャンルの、無料の製品を扱ったページです。


コメント