AKGのコンデンサーマイク「C414 XLII」の特徴と評価

AKGのコンデンサーマイク「C414 XLII」の特徴と評価

AKGのC414 XLIIは、9種類の指向特性を切り替えの、XLR接続のコンデンサーマイクです。

コンデンサーマイクは、小さな音まで細かく録れるマイクです。歌やナレーションの録音でよく使われます。

この記事では、メーカーが公表しているスペックだけで5つの項目を採点し、国内で買えるほかのマイク32機種と比べたランクを出しています。

※本記事はアフィリエイトプログラムを利用しています。価格は購入ボタンの先の販売ページで確認してください。

AKG / マイク
C414 XLII
SランクS(S・A・B・Cの4段階でいちばん上)
点数 4.4/5点(比べた32機種の平均は3.3点)
→ 全体を見る
仕様の最終確認日
2026/10/19
自己ノイズ
6dB(A)
感度
23mV/Pa
重さ
300g
最大SPL
140dB
価格(店・確認日)
¥138,976 [楽天・10月19日確認]

ダイナミックマイクとコンデンサーマイクの違いの図
図:SoundBounty

目次

結論

C414 XLIIは、マイク32機種の中でランクSです。ランクはS・A・B・Cの4段階で、Sはいちばん上にあたります。項目ごとの点数(5点満点)を平均すると4.4点です。

得意なこと

  • 静かさ(6dB(A)・5点):マイク自体の雑音が少なく、ささやき声や静かな曲もきれいに録れます。
  • 感度(23mV/Pa・4点):小さめの声でも、しっかりした音量で録れます。
  • 機能(5点):本体のスイッチで、録る音に合わせた調整ができます。
  • 軽さ(300g・5点):軽く、マイクスタンドへの負担が少ないです。

こんな方にオススメ:スペックから見ると、小さな声やささやき声まで静かに録りたい人、声量が小さめでも、しっかりした音量で録りたい人、PADやローカットなど、本体のスイッチで録音を調整したい人に向いています。

C414 XLIIの主な特徴

9種類から選べる指向特性

録る音に合わせて、9種類の指向特性(どの方向の音を拾うか)から選べます。ロックモードで、本体のスイッチを操作できないようにすることもできます。

ローカットとプリアッテネーションを3段階ずつ

ローカットは40Hz・80Hz(12dB/オクターブ)と160Hz(6dB/オクターブ)、プリアッテネーション(入力を弱める機能)は−6dB・−12dB・−18dBから選べます。最大SPLは、0dBで140dB、−18dBでは158dBです。

C12の音の特徴を受け継ぐ、C414 B-TL IIの後継

公式カットシートでは、名機C12に通じる音の特徴をもち、ボーカルや独奏楽器をミックスの中で前に出しやすいモデルと紹介されています。ケース、ポップフィルター、ウインドスクリーン、スパイダー式ショックマウントが付属します。

こんな場面で役立ちます

  • ボーカルやナレーションの録音
  • ドラムのオーバーヘッドなど、楽器の録音
  • いろいろな指向特性を試して録り方を比べたいとき

項目ごとの評価

静かさ:5点/5点

マイク自体が出す「サー」という小さな雑音(自己ノイズ)の少なさを見ています。数字が小さいほど静かです。

C414 XLIIは「6dB(A)」で、比べた機種の中で評価が高いほうです。マイク自体の雑音が少なく、ささやき声や静かな曲もきれいに録れます。

感度:4点/5点

同じ声でどれだけ大きな信号になるか(感度)を見ています。数字が大きいほど、小さな声でも音量を取りやすいです。

C414 XLIIは「23mV/Pa」で、比べた機種の中で評価が高いほうです。小さめの声でも、しっかりした音量で録れます。

大音量への強さ:3点/5点

どれだけ大きな音まで音割れせずに録れるか(最大SPL)を見ています。

C414 XLIIは「140dB」で、比べた機種の中では標準的な評価です。

機能:5点/5点

PAD(大きな音を小さくする)・ローカット(低い雑音を減らす)・指向性(マイクがどの向きの音を拾うか)の切り替えのスイッチがいくつあるかを見ています。

C414 XLIIは比べた機種の中で評価が高いほうです。本体のスイッチで、録る音に合わせた調整ができます。

軽さ:5点/5点

マイクの重さを見ています。軽いほどマイクスタンドへの負担が少なくなります。

C414 XLIIは「300g」で、比べた機種の中で評価が高いほうです。軽く、マイクスタンドへの負担が少ないです。

下の図の灰色の印(五角形では点線)は、比較した32機種の平均です。価格は点数に含めていません。

12345静かさ5点感度4点大音量への強さ3点機能5点軽さ5点
C414 XLII32機種の平均
静かさ
5/5
見ている点自己ノイズ
この製品6 dB(A)
感度
4/5
見ている点感度
この製品23 mV/Pa
大音量への強さ
3/5
見ている点最大SPL(PADなし)
この製品140 dB
機能
5/5
見ている点PAD・ローカット・指向性切替
この製品3つ
軽さ
5/5
見ている点重さ
この製品300 g
点数の付け方(マイク)
項目使う数値5点4点3点2点1点
静かさ自己ノイズ dB(A)≤7≤12≤16≤20>20
感度感度 mV/Pa≥25≥20≥15≥10<10
大音量への強さ最大SPL dB(PADなし)≥148≥144≥140≥135<135
機能3つのうちいくつあるか3つ2つ1つ—なし
軽さ重さ g≤300≤350≤400≤450>450

メーカー公表の本体スペックだけで採点します。価格と付属品は点数に含めません。非公表の項目は採点せず、残りの項目の平均でランクを出します。自己ノイズを公表せずS/N比だけの機種は「94−S/N比」で換算しています。

C414 XLIIの対応環境と始め方

つなぎ方XLR端子(3ピン)。オーディオインターフェースやミキサーのマイク入力につなぎます(USBでパソコンに直接はつなげません)
電源ファントム電源(48V、約4.5mA)が必要です
付属品キャリングケース、ポップフィルター、ウインドスクリーン、スパイダー式ショックマウント(XLRケーブルは付属しません)

メーカー公式ページで2026年10月18日に確認しました。

ほかのマイクとのスペック比較

見出しを押すと並べ替えできます。スマホでは表を横にスクロールできます。

製品ランク平均点自己ノイズdB(A)感度mV/Pa最大SPLdB重さgショックマウントPADローカット価格(店・確認日)
Audio-TechnicaAT2020B 2.62014.1144345———¥13,200 [楽天・10月19日確認]
Audio-TechnicaAT2035A 3.81222.4148403●●●¥19,800 [楽天・10月19日確認]
AKGP120B 2.81924非公表453—●●¥10,450 [楽天・10月19日確認]
BehringerC-1C 2.3非公表22.4136450———¥9,900 [楽天・10月19日確認]
RØDENT1 5th GenA 4.0425142308●—●¥44,000 [楽天・10月19日確認]
sE ElectronicsX1 AB 3.01620130390—●●¥20,900 [楽天・10月19日確認]
MXL990C 1.62015130544●——¥18,322 [楽天・9月25日確認]
Austrian AudioOC16A 3.41411148335●—●¥36,300 [楽天・10月19日確認]
Audio-TechnicaAT4040A 4.01225.1145360●●●¥39,600 [楽天・10月19日確認]
Audio-TechnicaAT2050B 3.0177.9149412●●●¥28,600 [楽天・10月19日確認]
NeumannTLM 102B 3.21211144210———¥112,860 [楽天・10月19日確認]
sE ElectronicsX1 SA 3.6930140445—●●¥26,400 [楽天・10月19日確認]
NeumannTLM 103B 2.8723138450———¥201,960 [楽天・10月19日確認]
sE ElectronicssE2200B 2.8824125611●●●¥49,368 [楽天・10月19日確認]
RODENT1 SignatureA 3.6425142313●——¥23,980 [楽天・10月19日確認]
Audio-TechnicaAT4050B 3.21715.8149510●●●¥84,700 [楽天・10月19日確認]
Audio-TechnicaAT4033aA 3.61725.1145380●●●¥49,500 [楽天・10月19日確認]
AKGC214A 3.61320136280●●●¥49,326 [楽天・10月19日確認]
AKGC414 XLIIS 4.4623140300●●●¥138,976 [楽天・10月19日確認]
AKGC414 XLSS 4.4623140300●●●¥128,000 [楽天・10月19日確認]
AKGP220B 3.01620非公表514●●●¥17,800 [楽天・10月19日確認]
Audio-TechnicaAT5040B 3.0556.2142582●——¥352,000 [楽天・10月19日確認]
Audio-TechnicaAT4047/SVA 3.6917.7149410●●●¥96,800 [楽天・10月19日確認]
RODENT2-AA 3.6716147860●●●非公表
LEWITTLCT 440 PUREA 3.6727.4140310●——¥44,000 [楽天・10月19日確認]
LEWITTLCT 240 PROB 2.61916.7142310———¥18,920 [楽天・10月19日確認]
LEWITTLCT 540 SA 3.8441136371●●●¥132,000 [楽天・10月19日確認]
Aston MicrophonesAston OriginB 2.81823.7127非公表—●●非公表
Austrian AudioOC18A 3.8913148335—●●¥99,000 [楽天・10月19日確認]
Austrian AudioOC818A 3.8913148360—●●¥198,000 [楽天・10月19日確認]
SennheiserMK 4B 2.81025140485———¥58,454 [楽天・10月19日確認]
NeumannTLM 107B 3.21011141445—●●¥236,610 [楽天・10月19日確認]

仕様はメーカー公表値。AT2035の自己ノイズはS/N比からの換算、最大SPLはPADなしの値で、AKG P120・P220はPADなしの値が非公表です。AT5040の感度は公表のdB値からの換算です。Aston Originは質量が非公表です。USBマイクは「USBマイクのおすすめ比較」で別に比べています。

買う前に確認したいこと

  • ファンタム電源(+48V)が必要です。 XLR接続のコンデンサーマイクなので、ファンタム電源(コンデンサーマイクを動かすための電気)を出せるオーディオインターフェースやミキサーにつなぎます。
  • 付属品を確認してください。 メーカー公表の付属品は「キャリングケース、ポップフィルター、ウインドスクリーン、スパイダー式ショックマウント」です。ここにないもの(ショックマウント・ポップガード・ケーブルなど)は別に用意します。
  • PAD・ローカットのスイッチがあります。 大きな音で音が割れそうなときや、低い音のノイズ(エアコンの音など)を減らしたいときに、本体で調整できます。

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