Soundtoysのディレイプラグイン「EchoBoy」は、Echoplex・Space Echo・Memory Man・DM-2など30種類のエコーのスタイルを収録したディレイです。Dual・Ping-Pong・Rhythm Echoのモード、サチュレーション(アナログ機材を通したような、うっすらとした歪み)・テープの揺れ・ディフュージョンの調整があります。
ディレイは、やまびこのように音を遅らせて繰り返す道具です。歌やギターに広がりやリズム感を足すのに使います。
この記事では、ディレイプラグイン10製品と比べて、目的に対してどれだけ優れているかを3つの項目で評価しています。根拠はメーカー公式の情報です。
※本記事はアフィリエイトプログラムを利用しています。価格・セールの情報は記事の確認日時点のもので、変動する場合があります。

- 仕様の最終確認日
- 2026/09/25
- 音の質感
- 30スタイル
- リズム・広がり
- リズム編集+ピンポン
- なじませやすさ
- フィルター+サチュレーション
- 価格(店・確認日)
- ¥34,680 [PB・10月26日確認]
結論
EchoBoyは、ディレイプラグイン10製品の中でランクSです。ランクはS・A・B・Cの4段階で、Sはいちばん上にあたります。項目ごとの点数(5点満点)を平均すると4.8点です(目的にとって大事な1項目は、2倍の重みをつけた平均です)。
得意なこと
- 音の質感(5点):温かいテープ風からクリアな音まで、繰り返す音の質感を選べます。
- リズム・広がり(5点):左右に跳ねる音や複雑なリズムの繰り返しを作れます。
- なじませやすさ(4点):繰り返す音をフィルターなどで整えて、歌の邪魔をしないように調整できます。
こんな方にオススメ:ボーカルやギターに、ビンテージ機材らしい色付けのあるディレイを使いたい人。
EchoBoyの主な特徴
30種類のエコーのスタイル
EchoBoyには、Echoplex・Space Echo・Memory Man・DM-2など、昔の名機を元にした30種類のスタイルがあります。Ampexのテープレコーダーを元にしたStudio Tapeは、ボーカルを温かくする使い方が紹介されています。スタイルを選ぶだけで、機材ごとの違う質感の繰り返しを使えます。
Groove・Feel・Accentで揺らぎを付ける
テンポに合わせた繰り返しに、走り気味・もたり気味のずれや、シャッフル・スウィングを付けられます。メーカーは、ここまで細かくグルーヴを調整できるディレイはEchoBoyだけだと説明しています。曲のノリに合わせて、機械的すぎない繰り返しにできます。
4つのモードとRhythm Echo
Single・Dual・Ping-Pong・Rhythm Echoの4つのモードがあります。Rhythm Echoでは最大16回の繰り返しのタイミングを自由に決められ、テープエコーに16個の再生ヘッドがあるような使い方ができます。Shapeで、繰り返しの音量の変わり方も決められます。
Style Editorで質感を作り込む
Style Editorを開くと、サチュレーション(歪み)の量と種類、テープの揺れ、にじみ(ディフュージョン)を調整できます。Low CutとHigh Cutで、繰り返す音の低音や高音も削れます。自分だけの質感を作って保存することもできます。
公式動画:soundtoys公式YouTubeチャンネル「Soundtoys EchoBoy Rhythm Mode: Warp」(英語) YouTubeで見る
こんな場面で役立ちます
- ボーカルにStudio Tapeで、温かく目立ちすぎない繰り返しを足す
- Ping-Pongで、ギターの繰り返しを左右に広げる
- Grooveを使い、ハネた曲のノリに繰り返しを合わせる
項目ごとの評価
音の質感:5点/5点
テープやアナログ機材のような温かい音など、繰り返す音の質感を選べるかを見ています。
Echoplex・Space Echoなど30種類のエコーのスタイルから選べます。
リズム・広がり:5点/5点
左右に跳ねる、何回も違う間隔で繰り返すなど、リズムや広がりを作れるかを見ています。
Rhythm Echoモードでタップのリズムを作れ、DualとPing-Pongのモードもあります。
なじませやすさ:4点/5点
繰り返す音が歌の邪魔にならないように調整できるか(歌っている間は小さくするなど)を見ています。
ディレイ音のLow Cut・High Cutと、サチュレーション・テープの揺れ・ディフュージョンを調整できます。
点数の付け方(ディレイプラグイン)
| 項目 | 使う数値 | 5点 | 4点 | 3点 | 2点 | 1点 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 音の質感 | ボーカルになじむ温かさ・色付けの選択肢 | 多くのビンテージ機材のスタイルから選べる | テープ風の音に加え、ほかの色付けも選べる | テープ風かビンテージ風のどちらか | クリアなデジタルの音のみ | — |
| リズム・広がり | ピンポン・複数タップ・テンポ同期など | 複数タップのリズム編集とピンポン、またはそれ以上がそろう | 複数タップとピンポン | ピンポンかテンポ同期のどちらか | — | 公式ページに記載がない |
| なじませやすさ | 歌の邪魔をしないための調整 | ダッキングとディレイ音のフィルターがある | フィルターとサチュレーションなど、調整が2つ以上 | 調整が1つ | — | 公式ページに記載がない |
ボーカルに奥行きや余韻を足すという目的に対して、どれだけ優れているかを項目ごとに1〜5点で決めています。点は上の表の条件に当てはめて付け、ランクを出す平均では「音の質感」を2倍の重さで数えています。根拠はメーカー公式の情報です。音質やCPU負荷は実際に測っていないため点数には含めず、専門誌のレビューを記事の中で参考として紹介しています。価格は点数に含めません。メーカーや販売店の説明で確認できない機能は、ないものとして点数を付けています。 表の「OBS(配信)」は、配信ソフトOBS Studioで使えるVST2形式が公式ページに書かれているか(○)です。OBSはVST3形式に対応していません。点数には含めていません。
EchoBoyの画面・イメージ


EchoBoyの対応環境と始め方
| 対応OS | Windows 10以降/Mac(macOS 10.15以降)。ARMのWindowsは非対応 |
|---|---|
| プラグインの形式 | VST2・VST3・AU・AAX |
| そのほか | 認証のときにインターネット接続が必要 |
| 体験版 | 30日間の体験版あり |
| OBS(配信) | そのまま使えます(VST2の記載あり) |
メーカー公式ページで2026年9月27日に確認しました。配信ソフトOBSでの使い方は「OBSでVST3プラグインを使うには?」で解説しています。
ほかのディレイプラグインとの比較
見出しを押すと並べ替えできます。スマホでは表を横にスクロールできます。
| 製品 | ランク平均点 | 音の質感 | リズム・広がり | なじませやすさ | 無料 | OBS(配信) | 価格(店・確認日) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FabFilterTimeless 3 | S 4.5 | テープ+5つの効果 | 16タップ+ピンポン | ダッキング+フィルター | — | ○ | ¥25,970 [PB・10月26日確認] |
| SoundtoysEchoBoy | S 4.8 | 30スタイル | リズム編集+ピンポン | フィルター+サチュレーション | — | ○ | ¥34,680 [PB・10月26日確認] |
| MeldaProductionMDelay | A 4.0 | テープ+モダン | 2タップ+ピンポン | フィルター+歪み | 無料 | ○ | 記載なし |
| Native InstrumentsREPLIKA | A 3.8 | モダン+ビンテージ | ピンポン+テンポ同期 | フィルター+サチュレーション | 無料 | ○ | 記載なし |
| EventideUltraTap | B 3.3 | クリア | 64タップ | Tone+Slurm | — | ○ | ¥16,500 [PB・10月26日確認] |
| Valhalla DSPValhallaDelay | S 4.5 | 17モード | 4タップ+ピンポン | ダッキング等 | — | ○ | $50 [公式・10月26日確認] |
| ArturiaDelay TAPE-201 | A 4.0 | テープ+リバーブ | 3ヘッド+ピンポン | EQ+LFO+サチュレーション | — | 未確認 | $79 [公式・10月26日確認] |
| ArturiaDelay MEMORY-BRIGADE | B 3.3 | BBD(アナログ) | ピンポン+テンポ同期 | EQ+エンベロープ+LFO | — | 未確認 | 約$54.92 [公式・10月26日確認] |
| WavesH-Delay | A 3.8 | アナログ4種+デジタル | テンポ同期 | フィルター+モジュレーション | — | △(Waves公式のStudioRack経由) | 記載なし |
| SoundtoysPrimalTap | B 3.0 | ビンテージのデジタル | 2系統+テンポ同期 | VCOの揺れ | — | ○ | $99 [公式・10月26日確認] |
機能は2026年9月25日に各メーカーの公式サイトで確認。価格は購入ボタンの先の販売ページで確認してください。
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