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Resonant Cavityの「Voloco Producer」を紹介します。メーカーと国内代理店の公式情報をもとに、何ができる製品か、どう使うか、どんな人に向くかをまとめました(点数評価は付けていません)。
Voloco Producer gives you full control over the signature Voloco sound. Use to record in your DAW of choice and create your own FX.
—— Resonant Cavity公式サイトより(原文)
Voloco Producerはどんな製品?
Voloco Producerは、スマホアプリ「Voloco」を作るResonant Cavityが出している、パソコン向けのボーカル加工プラグインです。アプリで使われているボーカル処理エンジンをDAW上で操作でき、公式の言葉では「Volocoのサウンドを自分で作り込める」製品です。VST3・AAX・AU・スタンドアロンの形式で使えます。
中心になるのは3つのモジュールです。Resynthesizerはピッチ補正と音源のミックス、倍音の増減で声の質感を作り、Harmonyは編集可能なハーモニーのグリッドでコーラスのような重ねを作り、Sequencerはステップ・シーケンサーでリズミカルなハーモニーやアルペジオ風の質感を作ります。
マニュアルによると、1つのプリセットに数千のパラメーターがあり、つまみを隠したり制限したりしていません。そのため設定は複雑ですが、アプリ由来の数十個のファクトリープリセットや、複雑なモジュール用の「Fast Actions」というサブプリセットから始められます。
料金は買い切りではなくサブスクリプションで、月額と年額があり、14日間の無料体験が用意されています。なお、モバイルアプリ版のVolocoは別製品で、公式サイトではどちらも案内されています。
Resynthesizer
声の核を作るモジュールで、ピッチ補正の強さや、複数の音源のミックスを決め、個々の倍音の量や周波数を変えて独特の音色を作ります。ピッチを自然寄りにも、デジタル寄りにも振れます。
Harmony
編集できるハーモニーのグリッドで、オクターブを重ねたり、スケール上の音ごとにハモりの音程を指定したりします。ポップスやジャズ風のハーモニーも、実験的な重ね方も作れると公式は説明しています。
Sequencer
クラシックなステップ・シーケンサーで、鼻歌のような単純な入力から、アルペジオ風の質感を作れます。速度はDAWのテンポに連動させることも、自由な速度にすることもできます。声部は最大8つです。
ペダル(エフェクト群)
波形整形(Waveshaping)、リングモジュレーション、シーケンス・ゲート、LFOピッチシフター、コーラスなどがバスごとに用意されています。声を楽器や効果音のように変えたい時の素材になります。
コンプレッサー・ディエッサー・EQ・ディレイ・リバーブ・リミッター
仕上げ用のコンプレッサー、ディエッサー、EQ、ディレイ、リバーブ、リミッターが内蔵されています。ボーカル加工と基本的な整えを1つのプラグイン内で済ませやすい構成です。
ファクトリープリセット
50以上の無料のボーカルプリセットがサブスクに含まれ、今後のアップデートで追加されるプリセットも使えます。自分でプリセットを作ることもできます。
仕様
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 形式 | VST3・AAX・AU・スタンドアロン |
| 対応OS | macOS 11以降(Intel/Apple Silicon、64bit)、Windows 10以降(Intel/AMD、64bit) |
| 入力 | モノフォニック(一度に1音)を想定 |
| 声部数 | 1インスタンスあたり最大8 |
| 料金体系 | サブスクリプション(月額/年額、14日間の無料体験あり) |
入っているもの・動作環境
- サブスク期間中のプラグイン利用(VST3/AAX/AU/スタンドアロン)
- 50以上の無料のボーカルプリセット
- 今後のアップデート(新しいプリセットや処理機能)
- 技術サポート
使い方
- Volocoのサイトから無料体験を始め、アカウントを作ります。
- お使いのOSに合うインストーラーをダウンロードして入れます。
- DAWでボーカルトラックにVoloco Producerを挿します。
- 上部バーで曲のキーとスケールを合わせます。
- まずファクトリープリセットから、近い雰囲気のものを選びます。
- 声部数(Num. Voices)を決め、HarmonyやSequencerで重ねを調整します。
- Compressor・De-esser・EQ・Reverbなどで仕上げを整えます。
- 気に入った設定はプリセットとして保存します。
オートチューン風・ボコーダー風の声作り
ピッチ補正の強さや倍音を動かして、自然なものから機械的なものまでの声を作れるかもしれません。
ハーモニーやコーラスの重ね
ハーモニーのグリッドを使い、1本の歌からコーラスのような重なりを作る用途が考えられます。
シーケンサーで作るリズミカルな声
鼻歌のような単純な入力を、アルペジオ風のテクスチャーに変える使い方が考えられます。
自作のボーカルFX作り
プリセットを土台に、波形整形やリングモジュレーションを足して自分用の声のエフェクトを作る使い方かもしれません。
こんな人におすすめ
- DAWでVolocoのようなボーカル加工をしたい人
- ハーモニーやボコーダー風の声を細かく作り込みたい人
- プリセットを自作して使い回したい人
- サブスクで14日間試してから決めたい人
使う前に知っておきたい点
- 入力は1音ずつのモノフォニックを想定しています。ギターのコードや曲全体を入れるとピッチ補正やハーモニーが乱れると、マニュアルに書かれています。
- 曲のキーが途中で変わる場合、自動では追従しません。パートごとに書き出して処理するか、複数インスタンスを使う方法がマニュアルで案内されています。
- マニュアルは、パラメーターが多く設定は複雑で、ガードレールを設けていないと述べています。
- 月額と年額のサブスクで、買い切りではありません。
価格
価格は、公式ページでご確認ください。
月額14.99ドル、または年額99.99ドル(通常179.99ドル)のサブスクで、14日間の無料体験があります。サブスク中は50以上のプリセットと今後のアップデートが使えます。
Resonant Cavityの製品ページでVoloco Producerを見る
出典:voloco.com(2026-10-27確認)

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