Ignite Amps「PTEq-X」とは?特徴・使い方・おすすめの人

※本記事はアフィリエイトプログラムを利用している場合があります。価格は確認日時点のもので、変動する場合があります。

Ignite Ampsの「PTEq-X」を紹介します。メーカーと国内代理店の公式情報をもとに、何ができる製品か、どう使うか、どんな人に向くかをまとめました(点数評価は付けていません)。

PTEq-X is a digital emulation of 3 famous vintage passive program equalizers.

—— Ignite Amps公式サイトより(原文)

目次

PTEq-Xはどんな製品?

PTEq-Xは、Ignite Ampsが出している無料のEQ(イコライザー)プラグインです。公式は、有名な3機種のビンテージのパッシブ式プログラムEQをデジタルで再現したもの、と紹介しています。

元の機材の特性を再現したうえで、回路の改良と機能の追加が行われています。レコーディング、ミキシング、マスタリングで使うスタジオ用のEQとして作られている、と説明されています。

3つのEQモジュールを持ち、高域では、アナログらしい曲線の応答になります。真空管の段はIgnite Ampsの第3世代トライオード・モデリングで、4種類の真空管をモデル化しています。PEQ1Aモデルには追加で選べる周波数があり、MQ5とHL3Cモデルはフィルター周波数の精度が改善されています。

形式はVST、VST3、AUで、WindowsとmacOSのダウンロードがあります。モノとステレオ、64ビット倍精度、全パラメーターのオートメーション、バンクの読み書きができるプリセット管理に対応します。公式サイトでは無料で、寄付も受け付けています。

公式サイトでは、PTEq-Xの配布は専用の製品ページではなく、Ignite Ampsのトップページ上のバージョン1.1.1のダウンロードリンクとして案内されています。WindowsとmacOSそれぞれにzipファイルが用意されており、使うOSに合わせて選ぶ形です。

公式の説明では、元の機材の特性に合わせることを目標にしつつ、回路面の改良と機能の追加が加えられています。レコーディング時の整音から、ミックス、マスタリングまで、スタジオ作業の幅広い場面を想定したEQという位置づけです。

3つのビンテージEQモジュール

3機種の有名なパッシブ式EQを、PEQ1A、MQ5、HL3Cという3つのモジュールで再現しています。曲によって、それぞれの特性を使い分けたいときに役立つかもしれません。

真空管段のモデリング

Ignite Ampsの第3世代トライオード・モデリングで、4種類の真空管の段を再現します。EQとは別に切り替えられます。

オンオフできるモジュール

EQ部と真空管段を個別にオンオフでき、CPU負荷を調整できます。トラック数の多いセッションで使うときに便利です。

リニアフェーズ・オーバーサンプリング

エイリアシング(折り返しノイズ)を減らすための、切り替えできるオーバーサンプリングです。精度を優先したいときに使います。

PEQ1Aの追加周波数と精度の改善

PEQ1Aモデルは元の設計より選べる周波数が増え、MQ5とHL3Cはフィルター周波数の精度が高まっています。

モノ/ステレオと64ビット倍精度

モノとステレオの両方で処理でき、64ビット倍精度で動きます。全パラメーターがオートメーションに対応し、プリセットはバンク形式で保存・読み込みできます。

高域での「アナログ的な曲線」

公式は、3つのEQモジュールが最も高い周波数帯でもアナログらしい曲線の応答になると説明しています。デジタルEQで高域の形が気になる人は、この点を聞き比べてみるとよいかもしれません。

全体の入力・出力レベル

プラグイン全体に入力と出力のレベル調整があります。EQで足した分のレベルを出力側で戻し、前後の音量差を抑えて比べたいときに使えるかもしれません。

全パラメーターのオートメーション

すべての操作がDAWのオートメーションに対応します。曲の展開に合わせてEQの設定を動かす使い方もできます。

独自のプリセット管理

プリセットはプラグイン独自の仕組みで管理され、バンクファイルの読み込みと書き出しに対応します。制作環境をまたいで設定を持ち運びたいときの手がかりになります。

仕様

項目内容
バージョンv1.1.1
形式VST/VST3/AU
対応OSWindows/macOS
価格無料(寄付可)
処理モノ/ステレオ、64ビット倍精度
真空管モデリング4種類(第3世代トライオード)
EQモジュールPEQ1A/MQ5/HL3C
配布形態zipファイル(Windows用・macOS用を別々に配布)
オーバーサンプリングリニアフェーズ方式を切り替えで使用
レベル調整全体の入力/出力

入っているもの・動作環境

  • VST/VST3/AUのダウンロード(Windows・macOS)
  • プリセット管理(バンクファイルの読み込み・書き出し)
  • バージョン1.1.1のzip(Windows版・macOS版を別々にダウンロード)

使い方

  1. Ignite Ampsの公式サイトから、使うOS用のPTEq-Xをダウンロードします。
  2. インストールして、DAWでプラグインを再スキャンします。
  3. EQをかけたいトラックのインサートに読み込みます。
  4. まずPEQ1A、MQ5、HL3Cのモジュールのどれを使うか選びます。
  5. 必要な帯域を調整し、入力と出力のレベルを合わせます。
  6. 真空管段をオンにして、色づけの変化を確認します。
  7. CPU負荷が高いときは、使わないモジュールをオフにします。
  8. よく使う設定は、プリセットとして保存します。

ボーカルのミックス

声の帯域を、パッシブEQ風のカーブで整えたいときに試せるかもしれません。

ドラム・ベース・シンセの整音

低域や高域を持ち上げたいトラックで、使い分けを試せるかもしれません。

マスターの仕上げ

公式はマスタリング用途も挙げています。軽く効かせる使い方が考えられます。

ビンテージEQの入門

高価な製品を買う前に、パッシブEQ系の操作を無料で試す入門に向くかもしれません。

ボーカルやドラムの色づけ

トラックにインサートして、モジュールと真空管段のオンオフを切り替えながら聞き比べると、好みの質感を探る手がかりになるかもしれません。

マスターバスでの仕上げ

公式はマスタリング用途も挙げています。ステレオ処理と64ビット倍精度に対応するので、全体のバランスを軽く整える場面で試せるかもしれません。

こんな人におすすめ

  • パッシブ式EQの操作を、無料で試したい人
  • ミックスにアナログ風の色づけを加えたい人
  • CPU負荷を調整しながら使いたい人
  • プリセットを保存して使い回したい人

使う前に知っておきたい点

  • 今回は、Ignite Ampsのトップページから読んだため、操作つまみの全リストや対応OSの詳しい条件は確認できていません。
  • 公式は寄付を受け付けていますが、利用は無料です。
  • リニアフェーズ・オーバーサンプリングは処理を増やすため、CPU負荷が上がる場合があります。
  • 入れる前に、お使いのDAWで試すのが確実です。
  • 配布はzipファイルです。解凍してから、使うプラグイン形式(VST/VST3/AU)のファイルをDAWが読む場所に置く手順になります。

価格

無料で使えます(Ignite Amps公式サイト、2026-10-27確認)。

Ignite Ampsの製品ページでPTEq-Xを見る

出典:igniteamps.com(2026-10-27確認)

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次