MIDIキーボードの選び方|鍵数・鍵盤タッチ・付属ソフトで選ぶ8機種

MIDIキーボードの選び方|鍵数・鍵盤タッチ・付属ソフトで選ぶ8機種

DAWでの打ち込みに欠かせないMIDIキーボードは、鍵数や鍵盤タッチ、パッドの有無、付属ソフトによって使い勝手も価格も大きく変わります。この記事では、2026年10月19日時点で楽天市場で買える定番8機種を、ミニ鍵盤からフルサイズまで価格つきで比較しながら、選ぶポイントを整理します。

※本記事はアフィリエイトプログラムを利用しています。価格は記事の確認日時点のもので、変動する場合があります。

音源のしくみの図
図:SoundBounty

目次

MIDIキーボードを選ぶ4つのポイント

1. 鍵数は「置き場所」と「弾くフレーズ」で決める

MIDIキーボードは25鍵・49鍵・61鍵あたりが主流です。25鍵は持ち運びやすく机の上でも場所を取りませんが、片手で1オクターブ強しかカバーできないため、両手でコードを弾く、オクターブをまたぐフレーズを弾くといった用途では49鍵以上が扱いやすくなります。デスクトップPCの横に据え置くなら61鍵まで選択肢に入れても良いでしょう。今回紹介する8機種は25鍵(AKAI MPK mini MK3、Arturia MiniLab 3、Novation Launchkey Mini 25 MK4)、49鍵(ローランドA-49、Arturia KeyLab Essential 49 mk3、Novation Launchkey 49 MK4)、61鍵(KORG microKEY2-61、M-Audio Keystation 61 MK3)に分かれています。

2. 鍵盤タッチ:ミニ鍵盤とフルサイズの違い

25鍵クラスの多くは「ミニ鍵盤」と呼ばれる、通常のピアノ鍵盤より奥行きの短い鍵盤を採用しています。省スペースな一方、ピアノに慣れている人は指幅の感覚が変わる点に注意が必要です。49鍵・61鍵クラスは標準サイズの鍵盤(セミウェイト、非ウェイトのシンセタイプが中心)を採用しているモデルが多く、指の運びはピアノに近くなります。いずれも今回紹介する機種は打楽器のような重いハンマーアクションではなく、シンセサイザー寄りの軽いタッチです。

3. パッド・ノブ・フェーダーの有無

AKAI MPK mini MK3やArturia MiniLab 3、Novation LaunchkeyシリーズにはMPC風のドラムパッドやノブが付いており、ビートメイキングや音源のパラメータ操作に使えます。一方、KORG microKEY2-61やM-Audio Keystation 61 MK3はシンプルな鍵盤のみの構成で、その分コンパクトかつ手頃な価格に抑えられています。パッド操作の予定がなければ、鍵盤だけのモデルで十分です。

4. 付属ソフトとDAW連携

MIDIキーボードの多くは、DAWの簡易版やソフト音源が付属します。付属ソフトの価値は機種によって差が大きく、Arturia MiniLab 3はソフトシンセ「Analog Lab Intro」やスタインウェイのピアノ音源、Ableton Live Liteなどをまとめて付属しています。Novation LaunchkeyシリーズはAbleton LiveとCubaseの付属版に加え、Klevgrandなど20種類以上のプラグインが付属し、さらに自社のDAW(Ableton Live、Cubase)と連携してトランスポート操作やミキサー操作をハード側から行えるのが特徴です。Arturia KeyLab Essential 49 mk3も同様に、主要DAW向けのコマンド機能と、2,000種類以上のプリセットを持つ「Analog Lab V」を備えています。使うDAWが決まっている場合は、連携機能より鍵盤の弾きやすさで選んでも問題ありません。

8機種の比較表

価格は2026年10月19日に楽天市場で確認した、新品で型番が一致する出品のうちいちばん安い価格(税込・送料は店舗により異なる)です。「楽天市場で新品の出品を確認できず」の製品は、価格を載せていません。

モデル楽天市場の価格(2026/10/19確認)特徴向いている人
AKAI MPK mini MK3楽天市場で新品の出品を確認できず25鍵ミニ、MPCスタイルのパッド8個、ノブ8個。AKAIのソフトMPC3と、Native InstrumentsのKomplete Select(3種類から1つ)が付属ビートメイキングを安く始めたい人
Arturia MiniLab 3[Black]16,555円(楽天市場)25鍵ミニ、2列×8のRGBパッド、エンコーダー8・スライダー4。Analog Lab Intro(500以上の音色)、Ableton Live Lite、スタインウェイのピアノ音源、Loopcloud(2か月)、Melodicsが付属ソフトシンセをまとめて揃えたい入門者
Novation Launchkey Mini 25 MK417,200円(楽天市場)25鍵ミニ、パッド搭載。Ableton Live・Cubaseの付属版、Novation Play、Klevgrandなど20種類以上のプラグイン、Melodicsのレッスンが付属Ableton・Cubaseとコンパクトに連携したい人
KORG microKEY2-6119,800円(楽天市場)61鍵の超薄型ミニ鍵盤(Natural Touch)、パッドなし。KORG Collection M1 LeやAbleton Live 11 Liteなどの「KORG Software Bundle」が付属鍵数を増やしつつ持ち運びも重視したい人
M-Audio Keystation 61 MK318,780円(楽天市場)61鍵セミウェイトのフルサイズ、パッドなし、USBバスパワーフルサイズの弾き心地で61鍵欲しい人
ローランド A-49-BK23,230円(楽天市場)49鍵、タッチ式のD-BEAMコントローラーを搭載。Ableton Live Lite付属Rolandらしい演奏補助機能を使いたい人
Arturia KeyLab Essential 49 mk3[Black]24,084円(楽天市場)49鍵、パッド・ノブ・フェーダー・2.5型ディスプレイ搭載。Ableton/Logic/FL Studio/Cubase/Bitwig向けDAWコマンド、Analog Lab(2,000以上の音色)とAbleton Live Liteが付属DAWをハード側から本格的に操作したい人
Novation Launchkey 49 MK435,800円(楽天市場)49鍵、パッド搭載、DAW連携機能。Ableton Live・Cubaseの付属版、Klevgrandなど20種類以上のプラグイン、Melodicsのレッスンが付属フルサイズでAbleton・Cubaseを本格連携したい人

各製品の販売ページ

用途別の選び方

省スペース・持ち運び重視なら25鍵ミニ

ノートPCと一緒に持ち運ぶ、机の上に置きっぱなしにしたくない、という人には25鍵のミニ鍵盤が向いています。AKAI MPK mini MK3はパッドとノブを備えたビートメイキング向けの25鍵です(9/27時点では楽天市場で新品の出品が見つからなかったため、価格は載せていません)。Arturia MiniLab 3は楽天市場で12,300円(10/19確認)と、価格が分かった7機種の中でいちばん手頃で、ソフトシンセやサンプルが手厚く付属しており、「制作環境をまとめて揃える」ことを重視する人に向きます。Novation Launchkey Mini 25 MK4はAbleton LiveやCubaseとの連携を重視するなら候補になります。

弾き心地・鍵数を重視するならフルサイズ49〜61鍵

コードを両手で弾く、鍵盤楽器としての操作感を重視するなら49鍵以上が扱いやすいでしょう。パッドやノブが不要でとにかく鍵数と価格のバランスを取りたいなら、KORG microKEY2-61(61鍵、楽天市場で19,800円)やM-Audio Keystation 61 MK3(61鍵セミウェイト、楽天市場で18,780円。いずれも10/19確認)が候補です。ローランドA-49はD-BEAMコントローラーというRoland独自の演奏補助機能を備えた49鍵モデルです。

DAWとの連携・付属ソフトの充実度で選ぶ

パッドやノブを使ってDAWのミキサーやトランスポートを操作したい、付属ソフトの価値も重視したいという人は、Arturia KeyLab Essential 49 mk3やNovation Launchkey 49 MK4が候補です。どちらも49鍵にパッド・ノブを備え、複数のDAWに対応したコマンド機能を持ちます。価格は他の49鍵モデルより上がりますが、ソフト音源やDAW連携機能を含めた総合力で選ぶ人向けです。

よくある質問

Q. MIDIキーボードだけで音は鳴らせますか?

MIDIキーボード単体では音は出ません。パソコンにインストールしたDAWやソフト音源(プラグイン)と組み合わせて、演奏情報(MIDI信号)を送る役割を担います。多くの機種に付属するDAWの簡易版やソフト音源を使えば、追加購入なしで音を鳴らし始められます。

Q. ミニ鍵盤だと上達の妨げになりますか?

打ち込み中心の制作であれば、ミニ鍵盤でも大きな問題はないとされています。ただし本格的にピアノ演奏の練習も兼ねたい場合は、鍵盤の奥行きや重さがピアノに近いフルサイズ・セミウェイトのモデルのほうが、指の感覚のズレが少なくなります。

Q. パッドは必要ですか?

ドラムやビートを打ち込む予定がなければ、パッドがなくても制作は可能です。今回紹介したKORG microKEY2-61やM-Audio Keystation 61 MK3のように、パッドを省いた分コンパクト・低価格にまとめたモデルも選択肢になります。

Q. USB以外の接続(Bluetoothなど)はありますか?

今回紹介した8機種はいずれもUSB接続が基本です。KORGのmicroKEYシリーズにはBluetooth接続に対応した「microKEY Air」という別ラインナップもあるため、ケーブルなしで使いたい場合はメーカーの製品ページで対応状況を確認してください。

まとめ

MIDIキーボード選びは、まず「置き場所と弾くフレーズ」で鍵数(25/49/61鍵)を決め、次に「パッドやノブが必要か」「付属ソフトやDAW連携をどこまで重視するか」で絞り込むのが失敗しにくい順番です。手軽に始めたいならAKAI MPK mini MK3やArturia MiniLab 3、鍵数を優先するならKORG microKEY2-61やKeystation 61 MK3、DAW連携まで含めて本格的に選ぶならKeyLab Essential 49 mk3やLaunchkey 49 MK4が候補になります。価格は変動するため、購入前に各ショップの最新価格を確認してください。

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