ValhallaSupermassiveの特徴と評価|リバーブプラグイン12製品と比べた強み・弱み

ValhallaSupermassiveの特徴と評価|リバーブプラグイン12製品と比べた強み・弱み

Valhalla DSPのリバーブプラグイン「ValhallaSupermassive」は、巨大なリバーブや、だんだん増えるエコーを作るための無料のプラグインです。22種類のリバーブ/エコーのモードがあり、WARPやDENSITYで、エコーから濃密なリバーブまで連続して変えられます。

リバーブは、部屋やホールで鳴っているような響きを音に付ける道具です。歌に広がりを出して、伴奏になじませるのに使います。

この記事では、リバーブプラグイン12製品と比べて、目的に対してどれだけ優れているかを3つの項目で評価しています。根拠はメーカー公式の情報です。

※本記事はアフィリエイトプログラムを利用しています。価格・セールの情報は記事の確認日時点のもので、変動する場合があります。

Valhalla DSP / リバーブプラグイン
ValhallaSupermassive
CランクC(S・A・B・Cの4段階でいちばん下)
点数 2.5/5点(比べた12製品の平均は3.6点)
→ 全体を見る
価格
無料
仕様の最終確認日
2026/09/25
ボーカル向きの響き
広がり重視の22モード
なじませやすさ
High Cut・Low Cut
手早さ
モードを選ぶ
価格(店・確認日)
記載なし

リバーブとディレイの違いの図
図:SoundBounty

目次

結論

ValhallaSupermassiveは、リバーブプラグイン12製品の中でランクCです。ランクはS・A・B・Cの4段階で、Cはいちばん下にあたります。項目ごとの点数(5点満点)を平均すると2.5点です(目的にとって大事な1項目は、2倍の重みをつけた平均です)。

注意したいこと

  • ボーカル向きの響き(2点):歌で定番の響きは少なく、特殊な響き向けです。

こんな方にオススメ:無料で、広大な空間や幻想的な残響を試したい人。

ValhallaSupermassiveの主な特徴

22種類のリバーブ/エコー

MODEを切り替えると、速く立ち上がる短い響きから、ゆっくり立ち上がって何分も続く響きまで、性格の違う22種類のアルゴリズムを選べます。Gemini・Pleiades・Siriusなど、星や星座の名前が付いています。メーカーは、Pleiadesを自然で透明感のある響き、Siriusをクリアな響きだと説明しています。

WARPとDENSITYでエコーからリバーブへ

WARPは遅れの長さの広がり具合を、DENSITYはエコーの細かさを決めます。WARPを低くするとエコーが目立ち、高くするとリバーブらしくなります。同じモードでも2つのつまみで、規則的なやまびこから濃い残響まで連続して変えられます。

モジュレーションとテンポ同期

MOD Rate・Depthで残響に揺れを足せます。DELAYはミリ秒のほか、音符・付点・3連符の長さでテンポに合わせられます。

無料で使える

メーカーは「条件なしの無料」と説明しています。WindowsとMacの両方で使え、VST2.4・VST3・AAX(MacはAUも)に対応します。

こんな場面で役立ちます

  • サビの終わりに、DENSITYの低い大きな残響を足して余韻を作る
  • Pleiadesで、控えめな透明感のある響きを足す
  • シンセやギターに、何秒も続く幻想的な響きを足す

項目ごとの評価

ボーカル向きの響き:2点/5点

歌でよく使う響き(プレート・ホール・ルーム)がそろっているかを見ています。

部屋・ホール・プレートという名前のモードはありません。メーカーが「標準的」と説明するGeminiや、「自然で透明感のある響き」と説明するPleiadesなどの、控えめなモードもあります。

「ボーカル向きの響き」を重視するなら、Pro-R 2、smart:reverb 2(5点)が向いています。

なじませやすさ:3点/5点

響きが歌の邪魔にならないように、伴奏や声になじませる調整ができるかを見ています。

出力の高音・低音を削るEQ(High Cut・Low Cut)と、DELAYをテンポに合わせる設定があります。

手早さ:3点/5点

狙った響きに早くたどり着ける仕組み(自動の設定や、距離感など音の感じで操作できるつまみ)があるかを見ています。

22のモードから選び、MIX・WARP・DENSITYなどで整えます。

12345ボーカル向きの響き2点なじませやすさ3点手早さ3点
ValhallaSupermassive12製品の平均
ボーカル向きの響き
2/5
見ている点ボーカルで定番の響き(プレート・ホール・ルーム)をそろえているか
この製品広がり重視の22モード
なじませやすさ
3/5
見ている点オケや声になじませるための調整
この製品High Cut・Low Cut
手早さ
3/5
見ている点狙った響きに速くたどり着けるか
この製品モードを選ぶ
点数の付け方(リバーブプラグイン)
項目使う数値5点4点3点2点1点
ボーカル向きの響きボーカルで定番の響き(プレート・ホール・ルーム)をそろえているかプレートを含む定番の響きを3種類以上選べるプレートを含む2種類以上、またはプレート専門で複数のモデルがあるプレート以外の定番の響きを2種類以上定番の響きを1種類特殊効果が中心
なじませやすさオケや声になじませるための調整ダッキング・周波数ごとの残響の長さ・残響のEQがそろうそのうち2つ、または音に合わせて自動で整える機能があるプリディレイやEQなど調整が1〜2つ—公式ページに記載がない
手早さ狙った響きに速くたどり着けるかAIが音に合わせて響きを自動で作る距離感など、分かりやすいつまみや操作で決められるモードを切り替えて選ぶだけで使える標準的な操作—

ボーカルに自然な広がりを足してオケになじませるという目的に対して、どれだけ優れているかを項目ごとに1〜5点で決めています。点は上の表の条件に当てはめて付け、ランクを出す平均では「ボーカル向きの響き」を2倍の重さで数えています。根拠はメーカー公式の情報です。音質やCPU負荷は実際に測っていないため点数には含めず、専門誌のレビューを記事の中で参考として紹介しています。価格は点数に含めません。メーカーや販売店の説明で確認できない機能は、ないものとして点数を付けています。 表の「OBS(配信)」は、配信ソフトOBS Studioで使えるVST2形式が公式ページに書かれているか(○)です。OBSはVST3形式に対応していません。点数には含めていません。

ValhallaSupermassiveの対応環境と始め方

対応OSWindows 7・8・10・11(64ビット)/Mac(Intel・Apple Silicon)
プラグインの形式VST2.4・VST3・AAX(MacはAUも)
体験版無料(メーカーのダウンロードページ)
価格無料
OBS(配信)そのまま使えます(VST2の記載あり)

メーカー公式ページで2026年10月17日に確認しました。配信ソフトOBSでの使い方は「OBSでVST3プラグインを使うには?」で解説しています。

ほかのリバーブプラグインとの比較

見出しを押すと並べ替えできます。スマホでは表を横にスクロールできます。

製品ランク平均点ボーカル向きの響きなじませやすさ手早さ無料OBS(配信)価格(店・確認日)
FabFilterPro-R 2S 4.8ルーム〜プレートダッキング+残響EQ分かりやすいつまみ—○¥34,680 [PB・10月26日確認]
soniblesmart:reverb 2S 4.84種類を行き来自動+ダッキングAIで自動—○¥22,480 [PB・10月26日確認]
EventideBlackholeC 1.8特殊効果プリディレイ+EQ標準—○¥8,380(セール中、通常¥16,500) [PB・10月26日確認]
EventideSP2016 ReverbS 4.3ルーム・ホール・プレートプリディレイ+EQPositionで距離—○¥16,500 [PB・10月26日確認]
Native InstrumentsRAUMB 3.0ルーム+ホールプリディレイ+フィルター3モードから選ぶ無料○記載なし
MeldaProductionMReverbA 3.5ホール+ルーム帯域ごとの減衰+EQ位置をドラッグ—○¥7,490 [PB・10月26日確認]
SoundtoysSuperPlateA 3.8プレート5機種ダッキング+EQ5機種から選ぶ—○¥25,970 [PB・10月26日確認]
Valhalla DSPVintageVerbA 4.022種類の響きダンピングモードを選ぶ—○$50 [公式・10月26日確認]
Valhalla DSPValhallaRoomA 3.8ルーム・ホール・チェンバー帯域別の減衰+カットモードを選ぶ—○$50 [公式・10月26日確認]
Valhalla DSPValhallaPlateA 3.5プレート専門12モードEQ+プリディレイモードを選ぶ—○$50 [公式・10月26日確認]
Valhalla DSPValhallaSupermassiveC 2.5広がり重視の22モードHigh Cut・Low Cutモードを選ぶ無料○記載なし
ArturiaRev PLATE-140A 3.5EMT 140など3種のプレートプリフィルター+EQプレートを選ぶ—未確認$79 [公式・10月26日確認]

機能は2026年9月25日に各メーカーの公式サイトで確認。価格は購入ボタンの先の販売ページで確認してください。

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