3Dio「Free Space Pro II」とは?特徴・使い方・おすすめの人

※本記事はアフィリエイトプログラムを利用している場合があります。価格は確認日時点のもので、変動する場合があります。

3Dioの「Free Space Pro II」を紹介します。メーカーと国内代理店の公式情報をもとに、何ができる製品か、どう使うか、どんな人に向くかをまとめました(点数評価は付けていません)。

The FS Pro II features two matched DPA 4060 CORE+ hi-sensitivity capsules mounted inside each ear canal

—— 3Dio公式サイトより(原文)

目次

Free Space Pro IIはどんな製品?

Free Space Pro II は、人間の耳の形をしたシリコン製の耳型の中にマイクカプセルを1つずつ収めた、バイノーラルマイクです。耳の中で拾うような立体的な音場を、ヘッドホンで聴き返す前提で録音するための道具で、3Dioのラインアップの中で上位のモデルとして案内されています。

カプセルにはDPAの4060 CORE+(高感度タイプ)が左右にそろえて使われています。公式は、スタジオ、コンテンツ制作、映像制作、フィールド録音、サウンドデザインなどでの利用を想定していると説明しています。ASMRの録音に使いたい人にとっても候補になるかもしれません。

出力は耳ごとに1本ずつのバランスXLRと、3.5mmステレオ出力の2系統です。XLRはファンタム電源で、3.5mm出力は本体内の9V電池で動かします。録音機材やオーディオインターフェースに合わせて接続方法を選べるのが特徴です。

同じ3Dioの Free Space や Free Space XLR と見た目の構成は似ていますが、カプセルの種類や感度、最大音圧などの数字が公式ページ上で異なります。どのモデルを選ぶかは、予算と使う録音機材に合わせて、公式の仕様表を見比べながら考えるとよさそうです。

Free Space Pro IIは、耳道に見立てた部分にDPA 4060の高感度カプセルを左右1つずつ収めたバイノーラルマイクです。公式は録音スタジオ、コンテンツ制作、映像制作、フィールド録音、サウンドデザインなどを想定用途に挙げています。

XLR出力はオーディオインターフェースやレコーダー、ミキサーからのファンタム電源で動きます。この場合は電池を入れていなくても、また電池が減っていても動作する、と公式に書かれています。

DPA 4060 CORE+ カプセル

左右の耳の奥に、そろえたDPA 4060 CORE+ 高感度カプセルが入っています。小型のプリポーラライズド・コンデンサーで、無指向性です。耳に近い位置で拾う音を、そのまま左右に分けて録りたい時に向いているかもしれません。

耳ごとのバランスXLR出力

左右それぞれに3ピンのバランスXLR出力があります。ケーブルを長く引き回す現場や、マイクプリを備えたインターフェースにつなぐ時に使えます。ファンタム電源(5〜50V、48Vで本来の性能)で動きます。

3.5mmステレオ出力と電池駆動

3.5mmのステレオ出力は、本体内の9Vアルカリ電池で動きます。公式は連続300時間以上としています。ポータブルレコーダーやカメラにつないで、持ち歩いて録る場面で役立つかもしれません。

低域カットスイッチ

160Hzを折れ点とする低域のロールオフスイッチがあります。公式によると、これは3.5mm出力のみで働きます。風や机の振動、部屋の低い音が気になる時に切り替えられます。

取り付け方法

底面に外せる5/8インチのスタンドアダプターがあり、1/4インチ-20のメネジも付いています。マイクスタンド、三脚、ホットシュー用アダプター、グリップなどに取り付けられます。

シリコン製の耳とハードケース

人の耳の形をしたシリコンの耳が付属します。ハードシェルのキャリングケースも同梱されるため、現場への持ち運びに使いやすい構成です。

ファンタム電源は電池と無関係

XLR出力は電池の有無に関わらずファンタム電源で動作します。電池が使われるのは3.5mm出力のときだけで、電源スイッチをONにする必要があります。

スタンドや三脚へ取り付け

底面に1/4インチ-20のメネジがあり、三脚、ホットシューアダプター、グリップハンドルにつけられます。5/8インチのスタンド用アダプターも最初から取り付けられています。

ヘッドホンで聴く前提

耳の形をしたパーツが方向の手がかりを作るため、ヘッドホンで再生すると定位が伝わる設計です。

仕様

項目内容
指向性無指向性
カプセルDPA 4060 高感度(プリポーラライズド・コンデンサー)
周波数特性20Hz〜20kHz(8〜20kHzで約3dBのソフトな持ち上げ)
感度20mV/Pa(-34dB re 1V/Pa)±3dB(1kHz)
最大音圧134dB SPL(ピーク、クリップ前)
ダイナミックレンジ一般値111dB
S/N比71dB(A)(94dB SPL、1kHz基準)
出力インピーダンス30〜40Ω
出力3ピンXLR×2(バランス)、3.5mmステレオ×1
電源ファンタム電源5〜50V、または9Vアルカリ電池(電池は3.5mm出力のみ)
電池寿命300時間以上(3.5mm出力)
寸法190×110×110mm
重量755g
カプセル直径5.4 mm
動作温度-40〜45℃
相対湿度90%まで
電源電圧最小5V、最大50V(フル性能は48V±4V)
THD(耳なしのマイク単体)129 dB SPL RMS/132 dB SPL ピーク

入っているもの・動作環境

  • 1.5m 3.5mm TRS – 2本の1/4インチ分岐ケーブル
  • ハードシェルのキャリングケース
  • 1/4インチ-20 – 5/8インチ-27 マイクスタンド用アダプター
  • 印刷版の取扱説明書
  • シリコン製の耳

使い方

  1. マイクをスタンドや三脚に取り付けます。底面の5/8インチアダプターか、1/4インチ-20のネジを使います。
  2. XLRで使う場合は、左右のXLR出力をインターフェースのマイク入力2チャンネルにつなぎます。
  3. インターフェース側でファンタム電源(48V)をオンにします。
  4. 3.5mm出力で使う場合は、付属の分岐ケーブルでレコーダーなどの左右の入力につなぎます。
  5. 3.5mm出力を使う時は、本体の9V電池を入れ、電源スイッチをオンにします。
  6. 風や机の振動が気になる時は、低域カットスイッチを入れます(3.5mm出力のみ有効)。
  7. 録音レベルは、実際に声や環境音を入れて、クリップしない範囲に調整します。
  8. 録った音はヘッドホンで確認します。

ASMR・囁き声の録音

耳の位置にカプセルがあるため、左右の定位を使った立体的な録音に合うかもしれません。耳元で話しかけるような作品づくりの候補になります。

フィールド録音・環境音

電池で動く3.5mm出力と、持ち運びに向く構成から、屋外の環境音の収録にも使えるかもしれません。

映像制作・VR用のサウンド

公式が映像制作者やサウンドデザイナーを想定しています。VR向けの音素材づくりで、立体的な音を録りたい時の選択肢になるかもしれません。

スタジオでの録音

バランスXLRで接続できるため、マイクプリを備えたスタジオ環境にも組み込みやすいかもしれません。

こんな人におすすめ

  • ASMRや立体音響の作品を作りたい人
  • XLRとポータブル録音の両方で使いたい人
  • 映像やVR向けの音素材を録る人
  • バイノーラル録音に力を入れた機材を探している人

使う前に知っておきたい点

  • XLR出力にはファンタム電源が必要です。電池で動くのは3.5mm出力のみです。
  • 低域カットスイッチは3.5mm出力のみで働きます。
  • 公式の海外販売の注記:国によっては輸入関税やVATがかかる場合があります。
  • ヘッドホンで聴いて初めて立体感が伝わる種類のマイクなので、スピーカー再生向けの用途とは別に考えます。
  • オプションとして、風防(ウインドマフ)、マウントブラケット、グリップハンドル、ケーブルが公式サイトに別項目で並んでいます。

似た製品との違い

どちらがよいかは決めず、公式ページの数字を並べています。

3Dio Free Space XLR

Free Space Pro II の感度は20mV/Pa(-34dB re 1V/Pa)、最大音圧134dB SPL、周波数特性20Hz〜20kHzです。Free Space XLR は感度-28dB±3dB、最大音圧122dB、周波数特性60Hz〜20kHzと公式に記載されています。重量はどちらも755gです。

価格

$2,199(3Dio公式サイト、2026-10-27確認)。地域やキャンペーンで変わることがあるため、購入前に公式ページで確かめてください。

3Dioの製品ページでFree Space Pro IIを見る

出典:3diosound.com(2026-10-27確認)

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次