RØDEのコンデンサーマイク「NT1 5th Gen」の特徴と評価

RØDEのコンデンサーマイク「NT1 5th Gen」の特徴と評価

RØDEのNT1 5th Genは、カーディオイド(正面の音を中心に拾う指向性)の、USB接続のコンデンサーマイクです。

コンデンサーマイクは、小さな音まで細かく録れるマイクです。歌やナレーションの録音でよく使われます。

この記事では、メーカーが公表しているスペックだけで5つの項目を採点し、国内で買えるほかのマイク32機種と比べたランクを出しています。

※本記事はアフィリエイトプログラムを利用しています。価格は購入ボタンの先の販売ページで確認してください。

RØDE / マイク
NT1 5th Gen
AランクA(S・A・B・Cの4段階で上から2番目)
点数 4.0/5点(比べた32機種の平均は3.3点)
→ 全体を見る
仕様の最終確認日
2026/10/19
自己ノイズ
4dB(A)
感度
25mV/Pa
重さ
308g
最大SPL
142dB
価格(店・確認日)
¥44,000 [楽天・10月19日確認]
目次

結論

NT1 5th Genは、マイク32機種の中でランクAです。ランクはS・A・B・Cの4段階で、Aは上から2番目にあたります。項目ごとの点数(5点満点)を平均すると4.0点です。

得意なこと

  • 静かさ(4dB(A)・5点):マイク自体の雑音が少なく、ささやき声や静かな曲もきれいに録れます。
  • 感度(25mV/Pa・5点):小さめの声でも、しっかりした音量で録れます。
  • 軽さ(308g・4点):軽く、マイクスタンドへの負担が少ないです。

こんな方にオススメ:スペックから見ると、小さな声やささやき声まで静かに録りたい人、声量が小さめでも、しっかりした音量で録りたい人、マイクスタンドへの負担を軽くしたい人に向いています。

NT1 5th Genの主な特徴

XLRとUSBの両方でつなげる

RØDE独自の「Dual Connect」で、XLRでオーディオインターフェースやミキサーにつなぐことも、USBでパソコンに直接つなぐこともできます。マイクの中にオーディオインターフェースの機能が入っていて、USBでは最大192kHzで録音できます。

音割れの心配を減らす32bitフロート録音

USBでつないだときは32bitフロート(とても大きな音から小さな音まで、あとから音量を直せる記録方式)で録音できます。録音前の音量合わせで失敗しにくいのが特長です。ただしXLRでは使えず、対応していない録音ソフトもあります。

アプリで使える音作りの機能

USBでは、無料アプリ(RØDE Central・RØDE Connect)から、コンプレッサー(音量の差を整える機能)、ハイパスフィルター(低い雑音を削る機能)、ノイズゲート(小さな雑音を消す機能)、APHEXのAural Exciter・Big Bottomを使えます。データシートによると、これらの処理はサンプリング周波数48kHzのときだけ使えます。

ショックマウント・ポップフィルター・ケーブルが付属

ショックマウント SM6(ポップフィルター付き)、XLRケーブル、USBケーブルが付属し、メーカーは「箱の中のもので録音を始められる」としています。本体にヘッドホン端子はないので、USBで使うときはパソコンのヘッドホン端子などで音を聞きます。

公式動画:RØDE公式YouTubeチャンネル「The Ultimate Studio Microphone: Features and Specifications of the NT1 5th Generation」(英語) YouTubeで見る

こんな場面で役立ちます

  • 最初はUSBでパソコンに直接つなぎ、あとでオーディオインターフェースに切り替えたいとき
  • 叫ぶような大声からささやき声まで、音量差の大きい歌やセリフを録るとき
  • ひとりで配信やポッドキャストをするとき

項目ごとの評価

静かさ:5点/5点

マイク自体が出す「サー」という小さな雑音(自己ノイズ)の少なさを見ています。数字が小さいほど静かです。

NT1 5th Genは「4dB(A)」で、比べた機種の中で評価が高いほうです。マイク自体の雑音が少なく、ささやき声や静かな曲もきれいに録れます。

感度:5点/5点

同じ声でどれだけ大きな信号になるか(感度)を見ています。数字が大きいほど、小さな声でも音量を取りやすいです。

NT1 5th Genは「25mV/Pa」で、比べた機種の中で評価が高いほうです。小さめの声でも、しっかりした音量で録れます。

大音量への強さ:3点/5点

どれだけ大きな音まで音割れせずに録れるか(最大SPL)を見ています。

NT1 5th Genは「142dB」で、比べた機種の中では標準的な評価です。

機能:3点/5点

PAD(大きな音を小さくする)・ローカット(低い雑音を減らす)・指向性(マイクがどの向きの音を拾うか)の切り替えのスイッチがいくつあるかを見ています。

NT1 5th Genは比べた機種の中では標準的な評価です。

軽さ:4点/5点

マイクの重さを見ています。軽いほどマイクスタンドへの負担が少なくなります。

NT1 5th Genは「308g」で、比べた機種の中で評価が高いほうです。軽く、マイクスタンドへの負担が少ないです。

下の図の灰色の印(五角形では点線)は、比較した32機種の平均です。価格は点数に含めていません。

12345静かさ5点感度5点大音量への強さ3点機能3点軽さ4点
NT1 5th Gen32機種の平均
静かさ
5/5
見ている点自己ノイズ
この製品4 dB(A)
感度
5/5
見ている点感度
この製品25 mV/Pa
大音量への強さ
3/5
見ている点最大SPL(PADなし)
この製品142 dB
機能
3/5
見ている点PAD・ローカット・指向性切替
この製品1つ
軽さ
4/5
見ている点重さ
この製品308 g
点数の付け方(マイク)
項目使う数値5点4点3点2点1点
静かさ自己ノイズ dB(A)≤7≤12≤16≤20>20
感度感度 mV/Pa≥25≥20≥15≥10<10
大音量への強さ最大SPL dB(PADなし)≥148≥144≥140≥135<135
機能3つのうちいくつあるか3つ2つ1つ—なし
軽さ重さ g≤300≤350≤400≤450>450

メーカー公表の本体スペックだけで採点します。価格と付属品は点数に含めません。非公表の項目は採点せず、残りの項目の平均でランクを出します。自己ノイズを公表せずS/N比だけの機種は「94−S/N比」で換算しています。

NT1 5th Genの対応環境と始め方

つなぎ方XLR端子(オーディオインターフェースやミキサーへ)とUSB-C(パソコンへ直接)の両方
電源XLRで使うときはファントム電源(48V)が必要です。USBで使うときはUSBの電源(5V)で動きます
付属品ショックマウント SM6(ポップフィルター付き)、XLRケーブル(6m)、USB-Cケーブル SC29(3m)、ダストカバー
そのほかUSBで使うときの対応OSはWindows 10以降・macOS 10.15以降(データシート)。設定アプリは RØDE Central・RØDE Connect など。Windows用のASIOドライバーあり(USBで最大8本まで同時に録音)

メーカー公式ページで2026年9月27日に確認しました。

ほかのマイクとのスペック比較

見出しを押すと並べ替えできます。スマホでは表を横にスクロールできます。

製品ランク平均点自己ノイズdB(A)感度mV/Pa最大SPLdB重さgショックマウントPADローカット価格(店・確認日)
Audio-TechnicaAT2020B 2.62014.1144345———¥13,200 [楽天・10月19日確認]
Audio-TechnicaAT2035A 3.81222.4148403●●●¥19,800 [楽天・10月19日確認]
AKGP120B 2.81924非公表453—●●¥10,450 [楽天・10月19日確認]
BehringerC-1C 2.3非公表22.4136450———¥9,900 [楽天・10月19日確認]
RØDENT1 5th GenA 4.0425142308●—●¥44,000 [楽天・10月19日確認]
sE ElectronicsX1 AB 3.01620130390—●●¥20,900 [楽天・10月19日確認]
MXL990C 1.62015130544●——¥18,322 [楽天・9月25日確認]
Austrian AudioOC16A 3.41411148335●—●¥36,300 [楽天・10月19日確認]
Audio-TechnicaAT4040A 4.01225.1145360●●●¥39,600 [楽天・10月19日確認]
Audio-TechnicaAT2050B 3.0177.9149412●●●¥28,600 [楽天・10月19日確認]
NeumannTLM 102B 3.21211144210———¥112,860 [楽天・10月19日確認]
sE ElectronicsX1 SA 3.6930140445—●●¥26,400 [楽天・10月19日確認]
NeumannTLM 103B 2.8723138450———¥201,960 [楽天・10月19日確認]
sE ElectronicssE2200B 2.8824125611●●●¥49,368 [楽天・10月19日確認]
RODENT1 SignatureA 3.6425142313●——¥23,980 [楽天・10月19日確認]
Audio-TechnicaAT4050B 3.21715.8149510●●●¥84,700 [楽天・10月19日確認]
Audio-TechnicaAT4033aA 3.61725.1145380●●●¥49,500 [楽天・10月19日確認]
AKGC214A 3.61320136280●●●¥49,326 [楽天・10月19日確認]
AKGC414 XLIIS 4.4623140300●●●¥138,976 [楽天・10月19日確認]
AKGC414 XLSS 4.4623140300●●●¥128,000 [楽天・10月19日確認]
AKGP220B 3.01620非公表514●●●¥17,800 [楽天・10月19日確認]
Audio-TechnicaAT5040B 3.0556.2142582●——¥352,000 [楽天・10月19日確認]
Audio-TechnicaAT4047/SVA 3.6917.7149410●●●¥96,800 [楽天・10月19日確認]
RODENT2-AA 3.6716147860●●●非公表
LEWITTLCT 440 PUREA 3.6727.4140310●——¥44,000 [楽天・10月19日確認]
LEWITTLCT 240 PROB 2.61916.7142310———¥18,920 [楽天・10月19日確認]
LEWITTLCT 540 SA 3.8441136371●●●¥132,000 [楽天・10月19日確認]
Aston MicrophonesAston OriginB 2.81823.7127非公表—●●非公表
Austrian AudioOC18A 3.8913148335—●●¥99,000 [楽天・10月19日確認]
Austrian AudioOC818A 3.8913148360—●●¥198,000 [楽天・10月19日確認]
SennheiserMK 4B 2.81025140485———¥58,454 [楽天・10月19日確認]
NeumannTLM 107B 3.21011141445—●●¥236,610 [楽天・10月19日確認]

仕様はメーカー公表値。AT2035の自己ノイズはS/N比からの換算、最大SPLはPADなしの値で、AKG P120・P220はPADなしの値が非公表です。AT5040の感度は公表のdB値からの換算です。Aston Originは質量が非公表です。USBマイクは「USBマイクのおすすめ比較」で別に比べています。

買う前に確認したいこと

  • パソコンに直接USBでつなげます。 オーディオインターフェースがなくても録音を始められます。
  • 付属品を確認してください。 メーカー公表の付属品は「SM6ショックマウント&ポップフィルター、USB-Cケーブル(3m)、XLRケーブル(6m)、ダストカバー」です。ここにないもの(ショックマウント・ポップガード・ケーブルなど)は別に用意します。
  • ローカットのスイッチがあります。 大きな音で音が割れそうなときや、低い音のノイズ(エアコンの音など)を減らしたいときに、本体で調整できます。
  • PADのスイッチはありません。 必要なときは、オーディオインターフェースやDAW(音楽を作るソフト)の機能で代わりに調整します。

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