Denoiser Classicの特徴と評価|ノイズ除去・音声修復ソフト13製品と比べた強み・弱み

Denoiser Classicの特徴と評価|ノイズ除去・音声修復ソフト13製品と比べた強み・弱み

Bertom Audioのノイズ除去・音声修復ソフト「Denoiser Classic」は、遅れのないノイズ除去のプラグインです。FFT(周波数に分けて処理する方式)を使わない従来型の操作で、CPU負荷は低く、声に限らず音楽にも使えるとメーカーは説明しています。支払う金額を自分で決める方式で、0円でも入手できます。

ノイズ除去・音声修復ソフトは、録音に入ってしまった雑音(エアコンの音・部屋の響き・ハム音など)を後から減らす道具です。

この記事では、ノイズ除去・音声修復ソフト13製品と比べて、目的に対してどれだけ優れているかを4つの項目で評価しています。根拠はメーカー公式の情報です。

※本記事はアフィリエイトプログラムを利用しています。価格・セールの情報は記事の確認日時点のもので、変動する場合があります。

Bertom Audio / ノイズ除去・音声修復ソフト
Denoiser Classic
CランクC(S・A・B・Cの4段階でいちばん下)
点数 2.2/5点(比べた13製品の平均は2.9点)
→ 全体を見る
価格
無料
仕様の最終確認日
2026/09/25
歌の録音のノイズ対策
ノイズ
音の分離
なし
手早さ
手動の調整
価格(店・確認日)
記載なし

ノイズ除去ソフトでできることの図
図:SoundBounty

目次

結論

Denoiser Classicは、ノイズ除去・音声修復ソフト13製品の中でランクCです。ランクはS・A・B・Cの4段階で、Cはいちばん下にあたります。項目ごとの点数(5点満点)を平均すると2.2点です(目的にとって大事な1項目は、2倍の重みをつけた平均です)。

得意なこと

  • 配信・リアルタイム(4点):配信や録音をしながら、その場で雑音を減らせます。

注意したいこと

  • 歌の録音のノイズ対策(2点):対応している雑音の種類は限られます。
  • 音の分離(1点):混ざった音を分ける機能はありません。
  • 手早さ(2点):直し方は自分で選んで進める必要があります。

こんな方にオススメ:無料で、ノイズ除去をまず試したい人。ライブや配信でも、遅れの少ないノイズ除去を使いたい人。

Denoiser Classicの主な特徴

遅れがなく、CPU負荷が低いノイズ除去

Denoiser Classicは、音楽・動画の仕上げ・ライブに使えると説明されている、ゼロレイテンシーのノイズ除去プラグインです。FFTを使わない従来型の処理で、それにともなう不自然な音(アーティファクト)が出にくく、CPU負荷も低いとメーカーは説明しています。声だけに限らず使え、すべてのパラメーターをオートメーションできます。

支払う金額を決める方式

「Pay What You Want」方式で、0円でも入手できます。有料の上位製品としてDenoiser Proも用意されています。

公式動画:Bertom Audio公式YouTubeチャンネル「Bertom Denoiser Classic v3 – Free noise reduction plug-in」(英語) YouTubeで見る

こんな場面で役立ちます

  • 無料で、ノイズ除去を試してみる
  • 録音中の声やギターに、遅れなくノイズ除去をかける

項目ごとの評価

歌の録音のノイズ対策:2点/5点

自宅で歌を録ったときによく入る雑音(エアコンの音・部屋の響き・口の音など)に対応しているかを見ています。

ノイズを減らす処理です。

「歌の録音のノイズ対策」を重視するなら、RX 12 Advanced、RX 12 Standard(5点)が向いています。

音の分離:1点/5点

声と伴奏、楽器ごとなど、混ざった音を分けられるかを見ています。

パートの分離などの機能はありません。

「音の分離」を重視するなら、RX 12 Advanced、SpectraLayers Pro 13(5点)が向いています。

手早さ:2点/5点

修復を早く進める仕組み(自動で問題を見つける・提案するなど)があるかを見ています。

従来型の操作で、ノイズの量などを自分で調整します。

「手早さ」を重視するなら、RX 12 Advanced、SpectraLayers Pro 13(5点)が向いています。

配信・リアルタイム:4点/5点

配信や録音中に、声の雑音をリアルタイムで減らせるかを見ています。

ゼロレイテンシーのプラグインで、ライブにも使えるとメーカーは説明しています。配信向けと明記されているわけではありません。

12345歌の録音のノイズ対策2点音の分離1点手早さ2点配信・リアルタイム4点
Denoiser Classic13製品の平均
歌の録音のノイズ対策
2/5
見ている点自宅録音でよく入るノイズへの対応
この製品ノイズ
音の分離
1/5
見ている点声とオケ、パートごとに分ける機能
この製品なし
手早さ
2/5
見ている点修復を速く進める仕組み
この製品手動の調整
配信・リアルタイム
4/5
見ている点配信や録音中に、声のノイズをリアルタイムで減らせるか
この製品ゼロレイテンシー
点数の付け方(ノイズ除去・音声修復ソフト)
項目使う数値5点4点3点2点1点
歌の録音のノイズ対策自宅録音でよく入るノイズへの対応背景ノイズ・ハム・クリック・響きに加え、リップノイズ・息・歯擦音・吹かれまで対処できるそのうち大部分に対処できる背景ノイズ・ハム・クリック・部屋の響きなど基本に対処できる一部のみ—
音の分離声とオケ、パートごとに分ける機能声の抽出・パート分離・かぶり除去・場面の分離がそろうそのうち3つそのうち1〜2つ—分離の機能がない
手早さ修復を速く進める仕組み自動提案・スペクトル編集・まとめて処理に加え、空気感やEQを合わせる機能がある自動提案・スペクトル編集・まとめて処理自動で修復の設定を提案する機能がある自動の提案はなく、つまみなどを手で調整する—
配信・リアルタイム配信や録音中に、声のノイズをリアルタイムで減らせるかリアルタイムで使え、配信での利用が公式に書かれている声のノイズ除去を、遅れのない(ゼロレイテンシー)リアルタイムのプラグインで使えるプラグインとして使える(遅れの大きさの記載なし)録音後の編集が中心(処理の試聴だけリアルタイム)リアルタイムでは使えない

自宅で録った歌のノイズを減らすという目的に対して、どれだけ優れているかを項目ごとに1〜5点で決めています。点は上の表の条件に当てはめて付け、ランクを出す平均では「歌の録音のノイズ対策」を2倍の重さで数えています。根拠はメーカー公式の情報です。音質やCPU負荷は実際に測っていないため点数には含めず、専門誌のレビューを記事の中で参考として紹介しています。価格は点数に含めません。 「配信・リアルタイム」は、検索で多い「配信で使えるノイズ除去」に答えるための項目です。メーカーや販売店の説明で確認できない機能は、ないものとして点数を付けています。 表の「OBS(配信)」は、配信ソフトOBS Studioで使えるVST2形式が公式ページに書かれているか(○)です。OBSはVST3形式に対応していません。点数には含めていません。

Denoiser Classicの対応環境と始め方

対応OSWindows 7以降/macOS 10.13以降(Apple シリコン対応)/Linux
プラグインの形式Windows:VST3・AAX/Mac:VST3・AU・AAX/Linux:VST3
そのほか単体アプリではない。無料でも入手できる
価格無料
OBS(配信)そのままでは使えません(VST3のみ)。中継のプラグインを使えば読み込めます

メーカー公式ページで2026年10月17日に確認しました。配信ソフトOBSでの使い方は「OBSでVST3プラグインを使うには?」で解説しています。

ほかのノイズ除去・音声修復ソフトとの比較

見出しを押すと並べ替えできます。スマホでは表を横にスクロールできます。

製品ランク平均点歌の録音のノイズ対策音の分離手早さ配信・リアルタイム無料OBS(配信)価格(店・確認日)
iZotopeRX 12 ElementsB 2.8基本のノイズなし自動提案Voice De-noise(遅れなし)—×(VST3のみ)¥17,216 [PB・10月26日確認]
iZotopeRX 12 StandardS 4.4リップ・息まで声の抽出・分離提案+スペクトル編集Voice De-noise(遅れなし)—×(VST3のみ)¥69,384 [PB・10月26日確認]
iZotopeRX 12 AdvancedS 4.8リップ・息まで場面の分離まで空気感・EQも合わせるVoice De-noise(遅れなし)—×(VST3のみ)¥243,279 [PB・10月26日確認]
SteinbergSpectraLayers Pro 13A 4.0響き・歯擦音も曲の全パート分離自動処理+一括録音後の編集が中心—×¥63,982 [PB・10月26日確認]
SteinbergSpectraLayers Elements 13C 2.4ノイズ・ハム・クリックボーカルの分離スペクトル編集録音後の編集が中心—×¥16,105 [PB・10月26日確認]
Acon DigitalRestoration Suite 2C 2.2ノイズ・ハム・クリックなし自動モードプラグイン(DeNoise など)—○¥17,250 [PB・10月26日確認]
Antinode AudioClearB 3.0ノイズ+響き声の分離つまみ3つ配信向けと明記—○$69 [公式・10月26日確認]
WavesClarity VxB 2.6背景ノイズ声の分離つまみ1つリアルタイム—△(Waves公式のStudioRack経由)¥6,958(セール中、通常¥34,680) [PB・10月26日確認]
WavesNS1B 2.6背景ノイズ声の分離フェーダー1本リアルタイム—△(Waves公式のStudioRack経由)記載なし
WavesWNSC 2.2背景ノイズ+響きなし設定を提案リアルタイム—△(Waves公式のStudioRack経由)記載なし
WavesClarity Vx ProB 2.6背景ノイズ+反射声の分離つまみ1つ+詳細リアルタイム—△(Waves公式のStudioRack経由)記載なし
WavesZ-NoiseC 2.2ノイズ・ハムなし自動追従モードプラグイン—△(Waves公式のStudioRack経由)記載なし
Bertom AudioDenoiser ClassicC 2.2ノイズなし手動の調整ゼロレイテンシー無料×(VST3のみ)記載なし

機能は2026年9月25日に各メーカーの公式サイトで確認。価格は購入ボタンの先の販売ページで確認してください。

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