Wavesのノイズ除去・音声修復ソフト「Clarity Vx」の特徴と評価

Wavesのノイズ除去・音声修復ソフト「Clarity Vx」の特徴と評価

Wavesのノイズ除去・音声修復ソフト「Clarity Vx」は、AI(ニューラルネットワーク)で声と背景ノイズを見分け、つまみ1つでノイズを減らすWavesのプラグインです。音楽の歌にも、動画・ポッドキャストの声にも使えます。

ノイズ除去・音声修復ソフトは、録音に入ってしまった雑音(エアコンの音・部屋の響き・ハム音など)を後から減らす道具です。

この記事では、ノイズ除去・音声修復ソフト13製品と比べて、目的に対してどれだけ優れているかを4つの項目で評価しています。根拠はメーカー公式の情報です。

※本記事はアフィリエイトプログラムを利用しています。価格・セールの情報は記事の確認日時点のもので、変動する場合があります。

Waves Clarity Vx
Waves / ノイズ除去・音声修復ソフト
Clarity Vx
BランクB(S・A・B・Cの4段階で上から3番目)
点数 2.6/5点(比べた13製品の平均は2.9点)
→ 全体を見る
仕様の最終確認日
2026/09/25
歌の録音のノイズ対策
背景ノイズ
音の分離
声の分離
手早さ
つまみ1つ
価格(店・確認日)
¥6,958(セール中、通常¥34,680) [PB・10月26日確認]
目次

結論

Clarity Vxは、ノイズ除去・音声修復ソフト13製品の中でランクBです。ランクはS・A・B・Cの4段階で、Bは上から3番目にあたります。項目ごとの点数(5点満点)を平均すると2.6点です(目的にとって大事な1項目は、2倍の重みをつけた平均です)。

注意したいこと

  • 歌の録音のノイズ対策(2点):対応している雑音の種類は限られます。

こんな方にオススメ:エアコンや車の音、周りの話し声などを、手早く減らしたい人。

Clarity Vxの主な特徴

つまみ1つで声とノイズのバランスを決める

Clarity Vxは、Wavesのノイズ除去プラグインで、声だけを聞き分けるように学習したAI(ニューラルネット)で、声と後ろの雑音を分けます。販売ページでは、エアコン、部屋のこもった低音、雨、車、飛行機、周りの話し声などの雑音を挙げています。大きなつまみ1つで、声と雑音のバランスを決められます。

リアルタイムで処理でき、書き出しを待たない

処理はリアルタイムで、音を書き出して待つ必要がありません。自動化(オートメーション)で、場面ごとに効き方を変えることもできます。上位版のClarity Vx Proと同じAIの仕組みを使っています。

雑音の種類に合わせて選べる3つのAI

雑音の性質に合わせて選べる2つの「Broad」と、パソコンの負担を2〜3倍軽くした会話向けの「ECO」の3つのAIがあります。ステレオの音には、左右を分けて分析するDoubleと広がりの調整も使えます。

こんな場面で役立ちます

  • 歌の録音の後ろに入った、エアコンや外の音を減らす
  • 動画やポッドキャストの声を、手早く聞き取りやすくする
  • パソコンの負担を抑えながら、会話の雑音を減らす(ECO)

項目ごとの評価

歌の録音のノイズ対策:2点/5点

自宅で歌を録ったときによく入る雑音(エアコンの音・部屋の響き・口の音など)に対応しているかを見ています。

エアコン・部屋の低い音・雨・車・周りの話し声などの背景ノイズを減らします。

「歌の録音のノイズ対策」を重視するなら、RX 12 Advanced、RX 12 Standard(5点)が向いています。

音の分離:3点/5点

声と伴奏、楽器ごとなど、混ざった音を分けられるかを見ています。

AIで声と背景ノイズを分けます。パートの分離などはありません。

手早さ:3点/5点

修復を早く進める仕組み(自動で問題を見つける・提案するなど)があるかを見ています。

声とノイズのバランスをつまみ1つで決められます。

配信・リアルタイム:3点/5点

配信や録音中に、声の雑音をリアルタイムで減らせるかを見ています。

リアルタイムで処理できます。

12345歌の録音のノイズ対策2点音の分離3点手早さ3点配信・リアルタイム3点
Clarity Vx13製品の平均
歌の録音のノイズ対策
2/5
見ている点自宅録音でよく入るノイズへの対応
この製品背景ノイズ
音の分離
3/5
見ている点声とオケ、パートごとに分ける機能
この製品声の分離
手早さ
3/5
見ている点修復を速く進める仕組み
この製品つまみ1つ
配信・リアルタイム
3/5
見ている点配信や録音中に、声のノイズをリアルタイムで減らせるか
この製品リアルタイム
点数の付け方(ノイズ除去・音声修復ソフト)
項目使う数値5点4点3点2点1点
歌の録音のノイズ対策自宅録音でよく入るノイズへの対応背景ノイズ・ハム・クリック・響きに加え、リップノイズ・息・歯擦音・吹かれまで対処できるそのうち大部分に対処できる背景ノイズ・ハム・クリック・部屋の響きなど基本に対処できる一部のみ—
音の分離声とオケ、パートごとに分ける機能声の抽出・パート分離・かぶり除去・場面の分離がそろうそのうち3つそのうち1〜2つ—分離の機能がない
手早さ修復を速く進める仕組み自動提案・スペクトル編集・まとめて処理に加え、空気感やEQを合わせる機能がある自動提案・スペクトル編集・まとめて処理自動で修復の設定を提案する機能がある自動の提案はなく、つまみなどを手で調整する—
配信・リアルタイム配信や録音中に、声のノイズをリアルタイムで減らせるかリアルタイムで使え、配信での利用が公式に書かれている声のノイズ除去を、遅れのない(ゼロレイテンシー)リアルタイムのプラグインで使えるプラグインとして使える(遅れの大きさの記載なし)録音後の編集が中心(処理の試聴だけリアルタイム)リアルタイムでは使えない

自宅で録った歌のノイズを減らすという目的に対して、どれだけ優れているかを項目ごとに1〜5点で決めています。点は上の表の条件に当てはめて付け、ランクを出す平均では「歌の録音のノイズ対策」を2倍の重さで数えています。根拠はメーカー公式の情報です。音質やCPU負荷は実際に測っていないため点数には含めず、専門誌のレビューを記事の中で参考として紹介しています。価格は点数に含めません。 「配信・リアルタイム」は、検索で多い「配信で使えるノイズ除去」に答えるための項目です。メーカーや販売店の説明で確認できない機能は、ないものとして点数を付けています。 表の「OBS(配信)」は、配信ソフトOBS Studioで使えるVST2形式が公式ページに書かれているか(○)です。OBSはVST3形式に対応していません。点数には含めていません。

Clarity Vxの画面・イメージ

Clarity Vx

Clarity Vxの対応環境と始め方

対応OSWindows 10以降/Mac(macOS 12〜15)
プラグインの形式VST・AAX(Windows)、VST・AU・AAX(Mac)
そのほかWavesのアカウントとインストール用アプリ(Waves Central)が必要。内容は販売店(Plugin Boutique)の製品ページで確認
OBS(配信)条件付きで使えます(Waves公式のStudioRack経由)

メーカー公式ページで2026年9月27日に確認しました。配信ソフトOBSでの使い方は「OBSでVST3プラグインを使うには?」で解説しています。

ほかのノイズ除去・音声修復ソフトとの比較

見出しを押すと並べ替えできます。スマホでは表を横にスクロールできます。

製品ランク平均点歌の録音のノイズ対策音の分離手早さ配信・リアルタイム無料OBS(配信)価格(店・確認日)
iZotopeRX 12 ElementsB 2.8基本のノイズなし自動提案Voice De-noise(遅れなし)—×(VST3のみ)¥17,216 [PB・10月26日確認]
iZotopeRX 12 StandardS 4.4リップ・息まで声の抽出・分離提案+スペクトル編集Voice De-noise(遅れなし)—×(VST3のみ)¥69,384 [PB・10月26日確認]
iZotopeRX 12 AdvancedS 4.8リップ・息まで場面の分離まで空気感・EQも合わせるVoice De-noise(遅れなし)—×(VST3のみ)¥243,279 [PB・10月26日確認]
SteinbergSpectraLayers Pro 13A 4.0響き・歯擦音も曲の全パート分離自動処理+一括録音後の編集が中心—×¥63,982 [PB・10月26日確認]
SteinbergSpectraLayers Elements 13C 2.4ノイズ・ハム・クリックボーカルの分離スペクトル編集録音後の編集が中心—×¥16,105 [PB・10月26日確認]
Acon DigitalRestoration Suite 2C 2.2ノイズ・ハム・クリックなし自動モードプラグイン(DeNoise など)—○¥17,250 [PB・10月26日確認]
Antinode AudioClearB 3.0ノイズ+響き声の分離つまみ3つ配信向けと明記—○$69 [公式・10月26日確認]
WavesClarity VxB 2.6背景ノイズ声の分離つまみ1つリアルタイム—△(Waves公式のStudioRack経由)¥6,958(セール中、通常¥34,680) [PB・10月26日確認]
WavesNS1B 2.6背景ノイズ声の分離フェーダー1本リアルタイム—△(Waves公式のStudioRack経由)記載なし
WavesWNSC 2.2背景ノイズ+響きなし設定を提案リアルタイム—△(Waves公式のStudioRack経由)記載なし
WavesClarity Vx ProB 2.6背景ノイズ+反射声の分離つまみ1つ+詳細リアルタイム—△(Waves公式のStudioRack経由)記載なし
WavesZ-NoiseC 2.2ノイズ・ハムなし自動追従モードプラグイン—△(Waves公式のStudioRack経由)記載なし
Bertom AudioDenoiser ClassicC 2.2ノイズなし手動の調整ゼロレイテンシー無料×(VST3のみ)記載なし

機能は2026年9月25日に各メーカーの公式サイトで確認。価格は購入ボタンの先の販売ページで確認してください。

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