Cloud Microphones「Cloudlifter CL-1」とは?特徴・使い方・おすすめの人

※本記事はアフィリエイトプログラムを利用している場合があります。価格は確認日時点のもので、変動する場合があります。

Cloud Microphonesの「Cloudlifter CL-1」を紹介します。メーカーと国内代理店の公式情報をもとに、何ができる製品か、どう使うか、どんな人に向くかをまとめました(点数評価は付けていません)。

The Cloudlifter CL-1 Mic Activator utilizes patented Class-A discrete JFET amplifier circuitry to provide up to +25dB of ultra-clean gain for any passive microphone.

—— Cloud Microphones公式サイトより(原文)

目次

Cloudlifter CL-1はどんな製品?

Cloudlifter CL-1は、アメリカのCloud Microphonesが作る1チャンネルのマイク用ゲイン補助器(公式名「Mic Activator」)です。マイクとマイクプリアンプ(またはオーディオインターフェース)の間にXLRケーブルでつなぎ、パッシブマイクの小さな信号に最大+25 dBのゲインを足します。

ダイナミックマイクやリボンマイクは出力が小さく、インターフェースのゲインをかなり上げないと十分な音量になりません。メーカーは、プリアンプのゲインの上のほうを使うとノイズや音の変化が出やすいと説明し、その手前でCloudlifterがゲインを足すことで、プリアンプを余裕のある位置で使えるようにするという考え方です。

回路はClass-AのディスクリートJFET構成で、メーカーは特許技術と説明しています。電源は別のACアダプターではなく、インターフェース側のファンタム電源(+48 V)をそのまま使います。ファンタム電源はマイクには流さない設計で、ファンタム電源に弱いリボンマイクや真空管マイクを守れるとCloudは述べています。

筐体は頑丈なスチール製で、アリゾナ州のナバホ・ネーションとツーソンで作られていると公式ページにあります。登録すると限定的な生涯保証が付きます。小さな箱ですが、ポッドキャスト、配信、ナレーション、フォーリー、ボーカルなど、出力の小さいマイクを使う場面を広くカバーする位置づけです。

公式ページが挙げている対応マイクの範囲は広めです。ダイナミックマイクではShure SM7B/SM57/SM58、EV RE20、Sennheiser MD 421 IIなど。真空管マイクはNeumann U47/U67、AKG C12 VR、Telefunkenの各モデル。リボンマイクはRoyer、beyerdynamic、Cloud 44 MidnightやJRS-34などです。

このほか公式は、電池で動くマイク(ショットガンやエレクトレットコンデンサー)、ワイヤレスマイクの受信機、パッシブDIボックスも、入力側につないで使えると説明しています。真空管マイクを専用の電源ユニットで鳴らすときも、その電源をCloudlifterの入力に直接つないで使えます。

用途の例として公式は、ポッドキャスト、ボイスオーバー、ライブ配信、フォーリー(効果音録り)、自然音の録音を挙げています。静かな音源や出力の小さいマイクで、プリアンプのゲインを上げすぎずにマイク本来の個性を保ちたい場面、という考え方です。

最大+25 dBのクリーンなゲイン

パッシブマイクに最大+25 dBのゲインを足します。出力の小さいマイクをインターフェースだけで鳴らすときより、インターフェースのゲイン位置を下げられる可能性があります。

Class-AのディスクリートJFET回路

メーカーはコンデンサーや抵抗などの音に影響しうる部品を信号経路に使わない構成で、特許技術だと説明しています。プリアンプとファンタム電源の部品を使って回路が完成する、という独特の仕組みです。

ファンタム電源で動作

ACアダプターや電池は不要で、標準の+48 Vファンタム電源で動きます。インターフェースのファンタム電源ボタンをオンにする必要があります。

マイクへファンタム電源を流さない

ファンタム電源は通さないので、リボンマイクや真空管マイクにファンタム電源が届きません。一方、ファンタム電源が必要なコンデンサーマイクは、この箱では動かないので注意が要ります。

入力インピーダンス3 kΩ

公式は、入力インピーダンス3 kΩをダイナミック、真空管、リボンマイクに向くと説明しています。マイク側の負荷が変わるので、マイクの個性への影響はマイクごとに確かめるとよいでしょう。

頑丈なスチール筐体と保証

スチール製の持ち運びしやすいサイズです。公式ページでは、登録をすると限定的な生涯保証が付くとされています。置き場所に困らない小型なので、ラックにもデスクにも置けます。

幅広い接続相手

ダイナミック、リボン、真空管マイクのほか、電池式マイク、ワイヤレス受信機、パッシブDIボックスの出力もつなげると公式ページにあります。マイク以外の小さな信号にも使える場合があります。

真空管マイクの電源を直接つなぐ

真空管マイクを専用電源で動かす場合、その電源をCloudlifterの入力につなげます。CL-1自体はファンタム電源をマイクに流さない設計です。

アメリカ製と購入後のサポート

公式ストアには、未使用品の30日間返品(EU向けは14日間)が案内されています。製品登録をすると限定的な生涯保証も付きます。

仕様

項目内容
ゲイン最大 +25 dB
チャンネル数1
電源プリアンプ/インターフェースからの +48 V ファンタム電源
入力インピーダンス3 kΩ
マイクへのファンタム電源通さない
筐体スチール製
製造アメリカ(ナバホ・ネーションとアリゾナ州ツーソン)
保証登録すると限定的な生涯保証
入力側の相手ダイナミック、リボン、真空管、電池式マイク、ワイヤレス受信機、パッシブDI
接続XLR入力1・XLR出力1(1チャンネル)

入っているもの・動作環境

  • 本体1台(公式ページに同梱品の一覧は無し)
  • XLRケーブルは別に用意する(マイクとの間、プリアンプとの間で2本)
  • 公式の対応マイク表に挙がっているマイクの例:Shure SM57/SM58/SM7B、EV RE20、Rode PodMic、Sennheiser MD 421、Royer R-121などのダイナミック・リボン系
  • 対応する例:SM7B/SM57/SM58/RE20/MD 421 II(ダイナミック)、U47/U67/C12 VR(真空管)、Royer系・Cloud 44(リボン)

使い方

  1. マイクのXLRケーブルを、Cloudlifterの入力側(マイクをつなぐ側)につなぎます。
  2. Cloudlifterの出力側と、インターフェースやプリアンプのマイク入力を、もう1本のXLRケーブルでつなぎます。
  3. インターフェースのゲインをいちばん下げておきます。
  4. インターフェース側で+48 Vファンタム電源をオンにします。Cloudlifterはこの電源で動きます。
  5. マイクに向かって、実際に録る大きさで声や音を出します。
  6. インターフェースのゲインを、普段より低めの位置から少しずつ上げ、入力レベルが適正になるところで止めます。
  7. ファンタム電源が必要なコンデンサーマイクはこの箱経由では動きません。つなぐのは、パッシブのダイナミックマイクやリボンマイクなどにします。
  8. ワイヤレスの受信機をつなぐときは、受信機の出力をCloudlifterの入力につなぎます。
  9. パッシブDIボックスをつなぐときは、DIの出力をCloudlifterの入力につなぎます。
  10. 電池式マイクは、Cloudlifterの入力に直接つなぎます。

ポッドキャスト・ナレーション

出力の小さいダイナミックマイクで、小さめの声量のまま録りたいときに、インターフェースのゲインを上げすぎずに済むかもしれません。公式もポッドキャストやボイスオーバーを用途に挙げています。

配信・ゲーム実況・リモート会議

公式の推奨用途にはライブ配信、ゲーム、リモート会議が入っています。ゲインが足りないダイナミックマイクを、長く使う場面で役立つかもしれません。

リボンマイクでの録音

リボンマイクは出力が小さいことが多く、ファンタム電源にも弱いとされます。ファンタム電源を通さないこの箱と組み合わせる使い方が合うかもしれません。

フォーリーや静かな音源

足音や環境音のようなフォーリー、自然の録音、繊細な楽器など、小さな音を扱う場面にも公式がおすすめしています。パッシブDIの出力段につなぐ使い方もあります。

ポッドキャストやナレーションの録音

ダイナミックマイクをオーディオインターフェースで使い、ゲインが足りないと感じる人が試してみる使い方かもしれません。公式もポッドキャストとボイスオーバーを用途に挙げています。

リボンマイクの接続

ファンタム電源をマイクに流さない設計なので、ファンタム電源に弱いとされるリボンマイクとの組み合わせが想定されているかもしれません。公式もリボンと真空管に対応としています。

フォーリーや自然音の録音

静かな音源を録るとき、出力の小さいマイクのゲインを補う使い方かもしれません。公式はフォーリーと自然音録音も用途に挙げています。

こんな人におすすめ

  • SM58やSM7Bなどのダイナミックマイクを使っていて、インターフェースのゲインが足りないと感じる人に向くかもしれません。
  • リボンマイクを使っていて、ファンタム電源を直接かけたくない人に向くかもしれません。
  • ポッドキャストや配信で、小さめの声量でも安定して録りたい人に向くかもしれません。
  • フォーリーや環境音など、小さな音を扱う録音をする人に向くかもしれません。

使う前に知っておきたい点

  • ファンタム電源(+48 V)を出せるインターフェースやプリアンプが必要です。電源がないと動きません。
  • マイクにはファンタム電源が届かないので、ファンタム電源が必要なコンデンサーマイクにはこの1台では使えません。
  • ゲインは最大+25 dBの固定量です。ツマミでの可変ではなく、足りない分はインターフェース側で調整します。
  • メーカー公式ストアには、2台セットのバンドル(CL-125 Bundle)など別の構成も出ています。
  • 本ページの内容は公式の説明に基づきます。効果の感じ方はマイクとインターフェースの組み合わせで変わります。
  • ファンタム電源を必要とするコンデンサーマイクを使う場合は、CL-1がファンタム電源を通さないため、別に+48 Vの電源を用意する必要があります。
  • 公式ストアの配送・返品条件(返品は未使用品が対象)は購入先によって異なります。国内店で買う場合は、その店の条件を確認してください。

似た製品との違い

どちらがよいかは決めず、公式ページの数字を並べています。

Cloudlifter CL-2

CL-1は1チャンネル、CL-2は2チャンネル(独立)です。どちらも最大+25 dBのゲインです(Cloud公式)。

Shure SM7dB

Cloudlifter CL-1は外付けで、手持ちのパッシブマイクにつなぎます。SM7dBはマイク本体にプリアンプを内蔵し、+18 dBまたは+28 dBの選択式でバイパススイッチ付きです。SM7dBのプリアンプはCloudからライセンスされた技術を使うと、Shureが説明しています。

価格

$129(Cloud Microphones公式サイト、2026-10-27確認)。地域やキャンペーンで変わることがあるため、購入前に公式ページで確かめてください。

Cloud Microphonesの製品ページでCloudlifter CL-1を見る

出典:cloudmicrophones.com shure.com(2026-10-27確認)

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