Metric Halo「MH Sonic EQ v4」とは?特徴・使い方・おすすめの人

※本記事はアフィリエイトプログラムを利用している場合があります。価格は確認日時点のもので、変動する場合があります。

Metric Haloの「MH Sonic EQ v4」を紹介します。メーカーと国内代理店の公式情報をもとに、何ができる製品か、どう使うか、どんな人に向くかをまとめました(点数評価は付けていません)。

Sonic EQ is the Original Digital Mastering EQ. Now available for your 64-bit DAW for the first time!

—— Metric Halo公式サイトより(原文)

目次

MH Sonic EQ v4はどんな製品?

MH Sonic EQ v4は、Metric Haloが手がける6バンドのフルパラメトリックEQです。もとはLucasfilmのSoundDroidプロジェクトでDr. James A. Moorerが開発したEQで、のちにSonic Solutionsのマスタリング用DAWに広げられ、64ビットのDAWで使えるプラグインになりました。

2007年にはMetric Haloが設計したSonic Studio 30xインターフェース向けに作り直されており、今のプラグインはその系譜を受け継いでいます。低ノイズの64ビット・ステートスペース構造に、オリジナルのSonic EQ係数を組み合わせた作りです。

全バンドで2次から8次のフィルターが選べ、最大48dB/オクターブの急峻なスロープを使えます。帯域内外のリップル(うねり)を細かく調整できるので、狙った帯域だけを周囲への影響を抑えて整えたい場面に向く構成です。

用途はマスタリングに限らず、レコーディング、リミックス、ポストプロダクション、ライブサウンド、音声の復元(フォレンジックや古い音源の修復)まで広く挙げられています。RIAAエンコード/デコードやDC除去など、レコード盤の取り込みに使える専用の機能も備えます。

6バンド・フルパラメトリック

6つのバンドすべてを周波数・ゲイン・幅で調整できます。ステートスペース構造のEQなので、マスタリングの細かい調整からトラックの整理まで同じ画面で行えます。

最大48dB/オクターブのスロープ

全バンドが8次フィルターまで対応し、急峻に帯域を切り分けられます。不要な帯域だけを狙って整えたいときに、隣の帯域への影響を小さくしやすい設計です。

最大16倍のオーバーサンプリング

処理時のオーバーサンプリングを最大16倍までユーザーが選べます。仕上げの品質を優先する場面と、軽さを優先する場面で切り替えられるかもしれません。

RIAA・ディエンファシス専用バンド

RIAAエンコード/デコードとデジタルのディエンファシス用バンド、DC除去などのフィルターを搭載。アナログレコードや初期のデジタル音源を取り込む作業で使えます。

SpectraFooの解析とメーター

SpectraFooのスペクトラム解析とレベルメーター、スケール可能なゲインリダクションメーターを内蔵しています。カーブを動かしながら周波数分布をその場で確認できます。

プリセットとUIサイズ調整

豊富なプリセットが収録され、UIのサイズも変えられます。クロスプラットフォームのプリセット管理機能(MH Preset Manager)で、WindowsとMacの間でも設定を共有できます。

仕様

項目内容
バンド数6バンド(フルパラメトリック)
フィルター次数2次〜8次(最大48dB/オクターブ)
オーバーサンプリング最大16倍
フォーマットAU・VST2・VST3・AAX Native
macOSmacOS 10.10以降(Intel/Apple Silicon、AU・VST2/3・AAX、64ビット)
WindowsWindows 7以降(Intelプロセッサー、VST・AAX、64ビット)
ライセンスライセンス管理にiLok.comアカウントが必要(iLokドングルは任意、iLok Cloudも可)。1ライセンスで両OSに対応、アカウントへ2回までアクティベート可能

入っているもの・動作環境

  • MH Sonic EQ v4プラグイン本体(AU・VST2・VST3・AAX Native)
  • 豊富なプリセット
  • MH Preset Manager
  • SpectraFoo解析とレベルメーター(プラグインに内蔵)
  • 30日間のフル機能体験版あり(メーカー公式)

使い方

  1. iLok.comのアカウントを用意し、購入後にライセンスを自分のアカウントへ登録します。
  2. インストーラーでプラグインを入れ、DAWでプラグインを再スキャンします。
  3. EQを使いたいトラックまたはバスにMH Sonic EQ v4をインサートします。
  4. まずプリセットを読み込み、どのような曲線になるかを確認します。
  5. 再生しながらSpectraFooの表示を見て、整えたい帯域のバンドを動かします。
  6. 必要に応じてフィルターの次数(スロープ)とオーバーサンプリングを選びます。
  7. A/Bスナップショットで調整前後を切り替え、効き具合を確かめます。
  8. 気に入った設定はMH Preset Managerで保存して、別の曲でも呼び出します。

マスタリング

ミックスの仕上げで、特定の帯域だけを少し整えたい場面に向くかもしれません。高次スロープとリップル調整が、周囲の帯域を保ったまま作業する助けになる可能性があります。

ポストプロダクション・ナレーション

録音した声や効果音の不要な帯域を切り分ける用途に使えるかもしれません。急峻なスロープで、声に必要な帯域を残しつつ整理しやすくなります。

レコード盤・古い音源の取り込み

RIAAデコードやDC除去、ディエンファシスのバンドがあるので、アナログ盤や初期デジタル音源をデータ化する作業で出番があるかもしれません。

宅録のトラック整理

ボーカルや楽器の低域・高域を整え、曲の中で居場所を作る用途に向くかもしれません。解析表示を見ながら調整できます。

こんな人におすすめ

  • マスタリングや仕上げで、帯域を精密に整えたい人かもしれません
  • 音声の復元やレコード盤の取り込みをする人に向くかもしれません
  • スペクトラム表示を見ながらEQを操作したい人に向くかもしれません
  • Metric Haloのv4プラグイン群を揃えたい人に向くかもしれません

使う前に知っておきたい点

  • ライセンス認証にiLok.comのアカウントが必要です(iLokドングルは任意)。
  • 対応はmacOS 10.10以降とWindows 7以降の64ビット環境です。
  • 同社のProduction Bundleにも含まれており、まとめて買う方法もメーカーが案内しています。
  • v4でVST3(macOS・Windows、Apple Silicon対応)が加わり、Cubase・Nuendoなど主要なVSTホストで使えます。
  • v4共通の機能として、アンドゥ・リドゥ、A/Bスナップショットとスナップショットブレンド、ヘッダーバーの共通コントロール、プラグイン間での設定コピー&ペーストが加わりました。

似た製品との違い

どちらがよいかは決めず、公式ページの数字を並べています。

MH TransientControl v4

Sonic EQは6バンド・最大48dB/オクターブのEQで、メーカー公式の価格は199ドル。TransientControl v4は音のアタック・サステイン・リリースの3つのゲインを調整するプロセッサーで、価格は179ドルです。周波数で整えるか、時間的な形で整えるかという違いがあります。

価格

$199(Metric Halo公式サイト、2026-10-27確認)。地域やキャンペーンで変わることがあるため、購入前に公式ページで確かめてください。

Metric Haloの製品ページでMH Sonic EQ v4を見る

出典:minet.jp mhsecure.com(2026-10-27確認)

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