Metric Halo「MH Thump v4」とは?特徴・使い方・おすすめの人

※本記事はアフィリエイトプログラムを利用している場合があります。価格は確認日時点のもので、変動する場合があります。

Metric Haloの「MH Thump v4」を紹介します。メーカーと国内代理店の公式情報をもとに、何ができる製品か、どう使うか、どんな人に向くかをまとめました(点数評価は付けていません)。

Thump is a unique audio processor that allows you to synthesize low frequency audio to add low end to a track or generate another sound entirely.

—— Metric Halo公式サイトより(原文)

目次

MH Thump v4はどんな製品?

MH Thump v4は、低周波の音を合成してトラックのローエンドを補強する、Metric Haloのオーディオプロセッサーです。メーカー公式ページでは「サブウーファーを震わせる」ローエンドシンセサイザーと紹介され、メーリングリストへの登録で無料でダウンロードできます。

入力された音のピッチとダイナミクスを解析し、その情報で内蔵のオシレーターを動かします。そのため、元のトラックに合わせて低い音を足す使い方と、ドローンのような新しい音を作る使い方の両方が想定されています。

2基の独立したエンベロープ駆動オシレーターを備え、ピッチと音量の変化の形を細かく決められます。Wet/Dryコントロールで原音と合成音の混ぜ具合を調整でき、メーターで状態を確認しながら作業できます。

公式の用途例は、キックやタム、スネアの下の帯域を足す、パーカッションに厚みを足す、TR-808のようなドラムシンセの音を再現する、通常のドラムからティンパニのような響きを作る、などです。v4ではVST3対応が加わり、macOSとWindowsの主要なホストで使えます。

入力を解析して発音するオシレーター

入力音のピッチと強弱を読み取り、その情報でオシレーターを動かします。キックなどの打音に合わせて低音が鳴る仕組みなので、元のリズムに沿って低域を足したいときに役立つかもしれません。

2基の独立したオシレーター

エンベロープで制御されるオシレーターを2基搭載。2つを重ねて、アタックの鋭い音と下の太い音を別々に作るといった組み立て方ができるかもしれません。

ピッチと振幅のエンベロープ

ピッチの変化と音量の変化をそれぞれ細かく設定できます。ドラムシンセ風の落ち込む低音や、短いサブ音など、形を決めて作り込みたいときに使えます。

Wet/Dryでの混ぜ具合

原音と合成した低音のバランスをWet/Dryで調整します。元のトラックの音を残したまま足す使い方も、合成音を主役にする使い方もできます。

メーターとプリセット

詳細なメーターと、すぐ試せるプリセットが付属します(公式ページでは12個と案内)。最初はプリセットから始め、そこから調整するのが分かりやすいかもしれません。

UIのサイズ調整とプリセット管理

画面サイズを変えられ、グラフ表示を開閉できます。MH Preset Managerでプリセットを共有できます。

仕様

項目内容
種類ローエンド・シンセサイザー/プロセッサー
オシレーター2基(エンベロープ駆動)
フォーマットAU(Mac)・VST・VST3・AAX Native
macOSmacOS 10.10以降(Intel/Apple Silicon、AU・VST2/3・AAX、64ビット)
WindowsWindows 7以降(Intelプロセッサー、VST・AAX、64ビット)
ライセンス不要(無料)

入っているもの・動作環境

  • MH Thump v4プラグイン本体(AU・VST・VST3・AAX Native)
  • プリセット(公式ページでは12個)
  • MH Preset Manager

使い方

  1. メーカー公式ページでメーリングリストに登録し、個別のダウンロードリンクを受け取ります。
  2. ダウンロードしたインストーラーを実行します。
  3. DAWでプラグインを再スキャンします。
  4. キックやタムなど、低音を足したいトラックにMH Thumpをインサートします。
  5. プリセットを読み込んで、音の方向性を確認します。
  6. ピッチと振幅のエンベロープを調整して、低音の長さと落ち方を決めます。
  7. Wet/Dryで原音との混ぜ具合を整えます。
  8. モニタースピーカーまたはヘッドフォンで低域の効き方を確かめます。

キックの補強

打ち込みやサンプルのキックに、さらに低い帯域を足したいときに試せるかもしれません。入力に反応して鳴るので、キックのタイミングに沿った低音を作れる可能性があります。

808風のサブ音づくり

公式がTR-808のようなドラムシンセの再現を用途に挙げています。ピッチの落ち込みを設定して、短いサブ音を作る使い方が考えられます。

生ドラムの低域補強

タムやスネアの下に低い成分を足し、重さを出したい場面に向くかもしれません。ティンパニのような響きを作る使い方も公式で紹介されています。

ドローンやサウンドデザイン

入力に反応する低音を使って、持続する低い音を作る用途に向くかもしれません。配信やゲーム音の効果音づくりにも応用できる可能性があります。

こんな人におすすめ

  • 打ち込みやサンプルのキックに低域を足したい人かもしれません
  • 無料でローエンド用のシンセ系プラグインを試したい人に向くかもしれません
  • 808風のサブ音を自分で作りたい人に向くかもしれません
  • モニタースピーカーやヘッドフォンで低域を確認できる環境の人に向くかもしれません

使う前に知っておきたい点

  • 極めて低い周波数を生成するため、ノートPCやスマートフォンのスピーカーでは効果がほとんど聞こえません。モニタースピーカーや良いヘッドフォンが必要です(メーカー注意書き)。
  • ダウンロードにはメーカーのメーリングリストへの登録が必要です。ライセンス認証は不要です。
  • 他のv4プラグインと違い無料です。
  • v4でVST3(macOS・Windows、Apple Silicon対応)が加わり、Cubase・Nuendoなど主要なVSTホストで使えます。
  • v4共通の機能として、アンドゥ・リドゥ、A/Bスナップショットとスナップショットブレンド、ヘッダーバーの共通コントロール、プラグイン間での設定コピー&ペーストが加わりました。

似た製品との違い

どちらがよいかは決めず、公式ページの数字を並べています。

MH TransientControl v4

Thump v4は2基のオシレーターで低音を合成する無料のプロセッサーです。TransientControl v4は既存の音のアタックとサステインを調整するプロセッサーで、メーカー価格は179ドルです。足す側と整える側という違いがあります。

価格

価格は、公式ページでご確認ください。

メーカー公式では無料で、メーリングリストへの登録でダウンロードリンクが届きます。

Metric Haloの製品ページでMH Thump v4を見る

出典:minet.jp mhsecure.com(2026-10-27確認)

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