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Elgatoの「Wave:3 MK.2」を紹介します。メーカーと国内代理店の公式情報をもとに、何ができる製品か、どう使うか、どんな人に向くかをまとめました(点数評価は付けていません)。
Professional effects run right onboard, shaping your voice and stopping distortion in real time.
—— Elgato公式サイトより(原文)
Wave:3 MK.2はどんな製品?
Wave:3 MK.2は、Elgatoが作るUSB-C接続のコンデンサーマイクです。本体にDSP(デジタル信号処理を行うチップ)を載せた「Wave FXプロセッサー」を内蔵し、声の整え方を、パソコン側のソフトではなくマイク本体で行えるのが特徴です。公式は、配信者、ポッドキャスター、手軽にきれいな声を録りたい人向けと説明しています。
Wave FXの中核が、Clipguard 2.0(クリップガード)です。突然の大きな声や音で音が割れて歪むのを、ハードウェアの段階で防ぐ機能だと公式は説明しています。そこに本体のDSPエフェクト(EQやコンプレッサーなど)と、VSTエフェクトの挿入が続き、1本の連続した信号経路で処理されます。
操作面では、マイク前面の多機能ダイヤルがあります。押すごとに入力ゲイン、Voice Tune、ヘッドホン音量、モニターミックスを切り替えて回すことで調整でき、長押しでオートゲインを呼び出します。LEDリングで音量を確かめられ、タップでミュートができ、3.5 mmのヘッドホン端子で自分の声を遅れなく聞けます。
設定にはElgatoの無料アプリ「Wave Link」を使います。DSPの設定、VSTエフェクトの挿入、複数の音源のミックスなどができますが、ソフトなしでもそのまま使えるとFAQにあります。16 mmのコンデンサーカプセル、カーディオイド指向性、内蔵ポップフィルターを備え、スタンド付きで届きます。
Wave:3 MK.2の日本語クイックスタートガイドによると、マイク前面のLEDは、1つ目が入力ゲイン、上の3つの星型がVoice Tune、2つ目がヘッドホン音量、3つ目がモニターミックスを示します。ダイヤルは回して調整、押して項目を切り替え、5秒長押しでオートゲインです。
設置は、付属の卓上スタンドか、底面の1/4インチネジ穴を使ったマイクアームです(3/8インチと5/8インチのアダプター付き)。サイドアドレス型なので、マイクの前面を口に向け、10〜20 cmほど離して使います。
接続はUSBハブを通さず、パソコンに直接つなぐように案内されています。ソフトのWave Linkには最大5つのカスタムミックス、アプリごとの出力先の割り当て、AIによる雑音抑制のVoice Focusが含まれます。
Wave FXプロセッサー(本体DSP)
EQやコンプレッサーのような処理を、パソコンではなくマイク本体のDSPで行います。公式は、ヘッドホンで聞く音も遅れがなく、パソコンの負荷に左右されにくいと説明しています。
Clipguard 2.0
大声や急な音が入っても、音が割れて歪むのを防ぐための機能だとElgatoは説明しています。配信や実況で声の大きさが急に変わる場面で、録音のミスを減らす助けになるかもしれません。
VSTエフェクトの挿入(Wave Link)
Wave Linkを使うと、VSTエフェクトをマイクの信号に直接かけ、仮想デバイスを介さずに、どのアプリでも同じ処理後の声を使えます。ただし、スマホやタブレットではVSTは引き継がれません。
オートゲインと多機能ダイヤル
ダイヤルを5秒間押し続けてから普段の声で話すと、最適なゲインをオートゲインが探します。LEDリングが全部点いて緑になれば完了、赤なら再挑戦です。普段はダイヤルでゲインやヘッドホン音量などを切り替えます。
Voice Tune
Elgato独自の、コンプレッションと倍音を組み合わせた処理で、放送風の温かみを声に足すとされます。声に合わせて変化し、Wave Linkのスライダーまたはダイヤルで強さを調整できます。
ヘッドホン出力とポップフィルター
3.5 mmのヘッドホン端子で、遅れのないモニターができます。250 Ωまでのヘッドホンに対応し、インピーダンスが高いほど音量は下がります。ポップフィルター(吹かれ音を抑える部品)を内蔵しています。
Voice Focus
Wave Link内の機能で、残響と背景ノイズの低減レベルをスライダーで調整できます。AIによるノイズ抑制と公式は説明しています。
最大5つのカスタムミックス
Wave Linkで、配信、録音、モニター、通話などの用途ごとに最大5つのミックスを作れます。アプリを1クリックで任意のチャンネルに割り当て、入力をグループ化することもできます。
Stream Deck連携
Stream Deckを使う場合は、無料のWave Linkプラグインを入れるとマイクの操作をキーに割り当てられます。
LEDリングでレベル確認
前面のLEDリングが現在の状態と音量レベルを表示します。オートゲインが完了するとリングが緑になり、赤のときはやり直しです。
仕様
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| カプセル | 16 mm コンデンサー(内蔵JFET) |
| 指向性 | カーディオイド |
| 分解能 | 24-bit |
| サンプルレート | 48 kHz |
| 周波数特性 | 70〜20,000 Hz |
| 感度 | -20 dBFS(1 kHz、標準) |
| 最大SPL | 130 dB SPL(1 kHz、標準) |
| ダイナミックレンジ | 110 dB |
| 接続 | USB-C(USB 2.0 HS)、3.5 mmステレオヘッドホン端子 |
| 重さ | スタンドなし250 g/スタンド付き570 g |
| サイズ | スタンドなし46 × 85 × 167 mm/スタンド付き213 × Ø100 mm |
| 対応OS | Windows 11以降、macOS 14.2以降(Wave Linkは無料) |
| 設置 | 付属スタンド、または底面1/4インチネジ穴でマイクアーム(3/8インチ・5/8インチのアダプター付属) |
| 型式番号 | SKU 10MAO9901 |
| Wave Linkのミックス数 | 最大5 |
| ゲインの目安(手動時) | 20 dB前後 |
| マイクの向き | サイドアドレス(前面に向かって話す) |
入っているもの・動作環境
- Wave:3 MK.2本体
- 卓上スタンド
- USB-Cケーブル(250 cm)
- 5/8インチと3/8インチのアダプター
- 対応OS:Windows 11以降、macOS 14.2以降。ソフトはWave Link(無料ダウンロード)
- 別売:ショックマウント(Wave Shock Mount)、ポップフィルター、マイクアーム(Wave Mic Arm MK.2/LP)、延長ロッド
- 別売の推奨周辺品:Wave Mic Arm MK.2、Wave Mic Arm LP、Wave Desk Stand、Wave Extension Rods、Wave Pop Filter、Wave Shock Mount
使い方
- 付属のUSB-Cケーブルでマイクとパソコンをつなぎます。
- Elgatoのサイトから、無料のWave Linkをダウンロードして入れます(ソフトなしでも使えますが、DSPの調整にはWave Linkが必要です)。
- マイクの前面(多機能ダイヤルのある側)を口に向け、口から10〜20 cmほどに置きます。
- スタンドで机に置くか、マイクアーム(別売)に付けて固定します。
- ダイヤルを5秒押し続けてオートゲインを使い、普段の声で話してゲインを合わせます。
- ヘッドホンを3.5 mm端子につなぎ、遅れのないモニター音で自分の声を確かめます。
- Wave Linkでエフェクトタブを開き、DSPの設定やVSTエフェクトの挿入を調整します。
- 手動でゲインを設定するときは20 dB前後を目安にして、声や環境に合わせて調整します。
- オートゲインは、ダイヤルを5秒間押し続けて普段の声で話します。リングが緑に点灯すれば完了で、赤のときはもう一度行います。
- 口から約10〜20 cm離して使います。目安は、顔の前で手を「ストップ」の形にしたとき、親指が唇、小指がマイクに届く位置です。
- Elgato Marketplaceにログインして、VSTエフェクトをWave Linkに入れます。
- ヘッドホンを接続する前に、聴覚保護のため音量を適度なレベルにしておきます。
配信・ゲーム実況
突然の大声で割れにくいClipguard 2.0と、タップミュート、LEDリングは、配信中の操作に合うかもしれません。公式も配信者を第一の対象に挙げています。
ポッドキャスト・ラジオ風の語り
Voice Tuneは放送風の温かみを足す処理とされます。ナレーションやトークの声を整えたいときに、試してみる価値があるかもしれません。
宅録のナレーション・仮歌
ヘッドホン端子から遅れのない音を聞きながら録れるため、ナレーションや歌の仮録りにも使えるかもしれません。USB接続なので、オーディオインターフェースが無くても始められます。
スマホ・タブレットでの収録
UAC2に対応した端末なら、スマホやタブレットにもつなげるとFAQにあります。本体のDSP効果は引き継がれますが、VSTは引き継がれません。
配信や通話でマイクの設定を手元で変える
ダイヤルでゲインやヘッドホン音量を調整できるので、配信中に画面を切り替えずに設定を変えたいときに便利かもしれません。
複数の音源をミックスするポッドキャスト
Wave Linkで最大5つのミックスを使い分けられるので、ゲスト音声やBGMと分けて録りたいポッドキャストに向くかもしれません。
マイクアームを使う机
底面の1/4インチネジ穴でマイクアームに付けられるため、机のスペースを空けたい環境に合うかもしれません。
こんな人におすすめ
- 配信やポッドキャストの声を、USBだけで整えたい人に向くかもしれません。
- マイク本体のDSPやVSTを、アプリで調整したい人に向くかもしれません。
- 自宅で歌や語りを録るときに、ミュートやモニターを手元で操作したい人に向くかもしれません。
- オーディオインターフェースを持たずに、手軽に始めたい人に向くかもしれません。
使う前に知っておきたい点
- 対応OSはWindows 11以降、macOS 14.2以降です。DSPの設定とVSTの挿入にはWave Link(無料)が必要です。
- ショックマウントは付属しません(別売のWave Shock Mountがあります)。
- サンプルレートは48 kHz、分解能は24-bitです。
- スマホ・タブレットではVSTエフェクトは引き継がれず、設定を変えるにはパソコンのWave Linkにつなぎ直します。
- 価格は公式ストア(米国)の表示で、期限付きの掲載です。地域や時期で変わる場合があります。
- Wave Linkのフル機能(DSP設定、VST挿入、ミックス)を使うには、WindowsまたはmacOSのパソコンが必要です。
- USBハブ経由ではなく、パソコンに直接つなぐのが公式の推奨です。
- Clipguardはオン/オフのみの切り替えです。
- 2026年3月27日に国内で発売されたと販売店の発表にあります。国内の価格・保証は購入先で確認してください。
似た製品との違い
どちらがよいかは決めず、公式ページの数字を並べています。
Audio-Technica AT2020USB-X
Wave:3 MK.2は48 kHz/24-bit、最大SPL 130 dB、本体DSPとVST挿入があり、$169.99です(Elgato公式)。AT2020USB-Xは24-bit/96 kHzまで、USB-C、ヘッドホン出力とミックスコントロール、タッチ式ミュートがあり、$169.00です(Audio-Technica公式)。
Wave:3(初代)
Elgatoは、Wave:3 MK.2で追加された点を、本体で動くDSPエフェクトとClipguard 2.0のWave FXプロセッサー、VST挿入の対応、音量を示すLEDリング、オートゲインとVoice Tuneと説明しています(Elgato公式FAQ)。
価格
$169.99(Elgato公式サイト、2026-10-27確認)。地域やキャンペーンで変わることがあるため、購入前に公式ページで確かめてください。
出典:elgato.com audio-technica.com(2026-10-27確認)

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