Kiloheartsのシンセ「Phase Plant」は、アナログ型の波形・ウェーブテーブル(形の違う波形を切り替えて音を作る方式)・サンプル・グラニュラー・ノイズを音源に使え、FMやモジュレーション(音を時間とともに変化させること)の組み合わせを自由に作れるシンセです。ウェーブテーブルの編集画面と、Kilohearts Essentialsのエフェクトが付いています。
シンセ(シンセサイザー)は、電子的に音を作る楽器です。曲のメロディーや伴奏、効果音などに使います。
この記事では、シンセ13製品と比べて、目的に対してどれだけ優れているかを3つの項目で評価しています。根拠はメーカー公式の情報です。
※本記事はアフィリエイトプログラムを利用しています。価格・セールの情報は記事の確認日時点のもので、変動する場合があります。

- 仕様の最終確認日
- 2026/09/25
- すぐ使える音色
- 数の記載なし
- 音作りの幅
- 5種類+FM
- 音作りの助け
- マクロつまみ8個
- 価格(店・確認日)
- ¥34,680 [PB・10月26日確認]
結論
Phase Plantは、シンセ13製品の中でランクBです。ランクはS・A・B・Cの4段階で、Bは上から3番目にあたります。項目ごとの点数(5点満点)を平均すると3.0点です(目的にとって大事な1項目は、2倍の重みをつけた平均です)。
得意なこと
- 音作りの幅(5点):いろいろな方式で音を作れて、幅広い音色に対応します。
注意したいこと
- すぐ使える音色(2点):最初から入っている音色は少なめで、自分で作る前提です。
こんな方にオススメ:音作りの仕組みを自分で組み立てたい人。
Phase Plantの主な特徴
音源を積み重ねて作るモジュラー型
Phase Plantでは、アナログ型の波形・ウェーブテーブル・サンプル・グラニュラー・ノイズの5種類の音源を、必要な数だけ足して音を作ります。音源の欄には最大32個のモジュールを置けます。小さなシンセから複雑な音まで、同じ画面で組み立てられるのが特長です。
8個のマクロつまみ
画面上部の8個の大きなつまみは、音色の作者がよく使うパラメーターを割り当てておくマクロです。1つのつまみで複数のパラメーターを動かせます。プリセットを使うときは、まずこのつまみを動かすと、音色の大事な部分を手早く変えられます。
エフェクトを中に組み込めるSnapins
付属のKilohearts Essentialsのエフェクトを、Snapinとして3つのレーンに並べ、Phase Plantの中で使えます。エフェクトまで含めてプリセットに保存できるので、音色ごとにほかのプラグインを用意しなくて済みます。音源どうしで音量・周波数・位相を変え合うFMも使えます。
公式動画:Kilohearts公式YouTubeチャンネル「Introducing Phase Plant’s new Granular Generator」(英語) YouTubeで見る
こんな場面で役立ちます
- サンプルとシンセの音を重ねて、1つの音色にまとめる
- エフェクトまで入った音色を作り、プリセットとして保存する
- マクロつまみで、プリセットの音を曲に合わせて調整する
項目ごとの評価
すぐ使える音色:2点/5点
最初から入っている音色(プリセット)の数を見ています。
最初から入っている音色は少なめで、自分で作る前提です。
「すぐ使える音色」を重視するなら、Omnisphere 3、Nexus 5(5点)が向いています。
音作りの幅:5点/5点
音の作り方(音源方式)の種類がいくつ使えるかを見ています。
アナログ型の波形・ウェーブテーブル・サンプル・グラニュラー・ノイズの5種類の音源を組み合わせられ、FMもできます。
音作りの助け:3点/5点
詳しくなくても音を変えられる機能(大きなつまみ・ランダムなど)があるかを見ています。
パッチの主な部分をまとめて動かせる8個のマクロつまみがあります。
点数の付け方(シンセ)
| 項目 | 使う数値 | 5点 | 4点 | 3点 | 2点 | 1点 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| すぐ使える音色 | 公式ページに書かれたプリセット(音色)の数 | 数千以上 | 700以上 | 400以上 | 400未満、または数の記載なし | — |
| 音作りの幅 | 使える音源方式(音の作り方)の種類 | 5種類以上 | 3〜4種類 | 1〜2種類で、配線やモジュレーションの自由度が高い | アナログ型など1方式 | — |
| 音作りの助け | 詳しくなくても音を変えられる機能 | 音色を自動で変化させる機能と、まとめて調整するつまみの両方 | 片方と、別の補助機能 | どちらか一方、または簡単操作の画面 | 公式ページに記載なし | — |
自作曲や歌ってみたのオケに合う音を、宅録ですばやく用意するという目的に対して、どれだけ優れているかを項目ごとに1〜5点で決めています。点は上の表の条件に当てはめて付け、ランクを出す平均では「すぐ使える音色」を2倍の重さで数えています。根拠はメーカー公式の情報で、プリセットの数は公式ページに書かれている数です(書かれていない製品は低めの点になります)。音質やCPU負荷は実際に測っていないため点数には含めず、専門誌のレビューを記事の中で参考として紹介しています。価格は点数に含めません。メーカーや販売店の説明で確認できない機能は、ないものとして点数を付けています。
Phase Plantの対応環境と始め方
| 対応OS | Windows/Mac(Apple Silicon対応) |
|---|---|
| プラグインの形式 | VST2・VST3・AU・AAX |
| 体験版 | 10日間の体験版あり |
メーカー公式ページで2026年9月27日に確認しました。
ほかのシンセとの比較
見出しを押すと並べ替えできます。スマホでは表を横にスクロールできます。
| 製品 | ランク平均点 | すぐ使える音色 | 音作りの幅 | 音作りの助け | 無料 | 価格(店・確認日) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| SpectrasonicsOmnisphere 3 | S 5.0 | 数千・18ライブラリ | 5方式以上 | 変化版の生成+自動調整 | — | $499 [公式・10月26日確認] |
| ArturiaPigments | S 4.3 | 1700以上 | 6方式 | マクロ4個+Play View | — | $199 [公式・10月26日確認] |
| Native InstrumentsMassive X | A 4.0 | 780 | ウェーブテーブル+自由な配線 | Morpher・Randomize+マクロ | — | ¥34,680 [PB・10月26日確認] |
| Xfer RecordsSerum 2 | A 3.8 | 626以上 | 5種類のオシレーター | マクロ8個+Hybridize | — | $249 [公式・10月26日確認] |
| u-heDiva | B 3.0 | 1200以上 | アナログ型(5モデル) | 細かく作り込む型 | — | ¥31,200 [PB・10月26日確認] |
| KiloheartsPhase Plant | B 3.0 | 数の記載なし | 5種類+FM | マクロつまみ8個 | — | ¥34,680 [PB・10月26日確認] |
| FabFilterTwin 3 | C 2.5 | 数の記載なし | アナログ型 | 分かりやすい画面+一括つまみ | — | ¥25,970 [PB・10月26日確認] |
| Vital AudioVital | C 2.5 | 75(無料版) | ウェーブテーブル+変形 | 文字から音を作る | 無料 | 記載なし |
| reFXNexus 5 | S 4.8 | 5,454 | 8種類 | マクロ4個+主なつまみの画面 | — | $179(セール中、通常$249) [公式・10月26日確認] |
| LennarDigitalSylenth1 | B 3.0 | 2500以上 | アナログ型(1方式) | アルペジエーター | — | 約$155.81 [公式・10月26日確認] |
| u-heHive 2 | A 3.5 | 2400以上 | 標準波形+ウェーブテーブル | XYパッド4個+パネルプリセット | — | 約$167.02 [公式・10月26日確認] |
| UVIFalcon | S 4.3 | 1,700 | 28種類のオシレーター | マクロ+プリセットごとの画面 | — | $149(セール中、通常$299) [公式・10月26日確認] |
| Reveal SoundSpire | A 3.8 | 1,000以上 | 複数のオシレーターモード+自由な配線 | RS AI+マクロ4個 | — | 記載なし |
機能は2026年9月25日に各メーカーの公式サイトで確認。価格は購入ボタンの先の販売ページで確認してください。
あわせて読みたい
- シンセ 比較一覧
- Omnisphere 3の特徴と評価(同じシンセ・ランクS)
- Nexus 5の特徴と評価(同じシンセ・ランクS)
- Pigmentsの特徴と評価(同じシンセ・ランクS)
- SoundBountyの評価の付け方


コメント