シンセのおすすめ13選|宅録・DTM向けに目的別で比較【2026年】

シンセ(ソフトシンセ)は、電子的に音を作る楽器のプラグインです。自作曲や歌ってみたのオケに、パッドやベース、リードなどの音を足すときに使います。

宅録で大事なのは、曲に合う音を早く見つけられることです。このページでは、すぐ使える音色の多さを一番重く見て比べています。

この一覧は、シンセ13製品をすぐ使える音色・音作りの幅・音作りの助けの3項目で比べたものです。点は「目的に対してどれだけ優れているか」を項目ごとの条件に当てはめて決めていて、根拠はメーカー公式の情報です。価格は点数に含めていません。

※本ページはアフィリエイトプログラムを利用しています。価格は確認日時点のもので、変動する場合があります。

目的別のおすすめ

  • とにかく多くの音色から選びたいなら:Omnisphere 3(ランクS)— 数千の音色と、音色の変化版を自動で作る機能があります。
  • 1台でいろいろな音作りをしたいなら:Pigments(ランクS)— 6種類の音源方式と1700以上のプリセットがあり、無料版で試せます。
  • つまみを少し動かすだけで音を変えたいなら:Massive X(ランクA)— Playページのランダム化や16個のマクロで、手早く音を変えられます。
  • まずは無料で始めたいなら:Vital(ランクC)— 無料版でもシンセの機能はすべて使えます。

ランクのティアリスト

ランクは、メーカー公式の機能・仕様をもとにした評価で、音質の優劣ではありません。同じ段の中は、点数の高い順です。根拠は評価の付け方にあります。

評価項目ごとのティア表

総合のランクが同じでも、項目ごとに強みは違います。表の見出しを押すと、その項目のランクが高い順に並べ替えられるので、ほしい機能で選ぶときに使ってください。

製品総合すぐ使える音色公式ページに書かれたプリセット(音色)の数音作りの幅使える音源方式(音の作り方)の種類音作りの助け詳しくなくても音を変えられる機能
SpectrasonicsOmnisphere 3S5.0S数千・18ライブラリS5方式以上S変化版の生成+自動調整
reFXNexus 5S4.8S5,454S8種類Aマクロ4個+主なつまみの画面
ArturiaPigmentsS4.3A1700以上S6方式Aマクロ4個+Play View
UVIFalconS4.3A1,700S28種類のオシレーターAマクロ+プリセットごとの画面
Native InstrumentsMassive XA4.0A780Bウェーブテーブル+自由な配線SMorpher・Randomize+マクロ
Xfer RecordsSerum 2A3.8B626以上S5種類のオシレーターAマクロ8個+Hybridize
Reveal SoundSpireA3.8A1,000以上B複数のオシレーターモード+自由な配線ARS AI+マクロ4個
u-heHive 2A3.5A2400以上B標準波形+ウェーブテーブルBXYパッド4個+パネルプリセット
u-heDivaB3.0A1200以上Cアナログ型(5モデル)C細かく作り込む型
KiloheartsPhase PlantB3.0C数の記載なしS5種類+FMBマクロつまみ8個
LennarDigitalSylenth1B3.0A2500以上Cアナログ型(1方式)Cアルペジエーター
FabFilterTwin 3C2.5C数の記載なしCアナログ型A分かりやすい画面+一括つまみ
Vital AudioVitalC2.5C75(無料版)Bウェーブテーブル+変形B文字から音を作る

列の見出しを押すと、その項目で並べ替えられます(もう一度押すと逆順)。各マスは、その項目の点(1〜5点)を、5点=S・4点=A・3点=B・2点以下=Cで表したものです。「—」は点のない項目です。メーカー公式の機能・仕様での評価で、音質の優劣ではありません。点の付け方は評価の付け方にあります。

点数順の主な製品

この比較で点数が高い順に、最大9製品(シリーズは1つにまとめています)を並べています。画像はメーカー公式のプレス用画像で、ない製品は製品名のカードを表示しています。全体の順位とランクの根拠は、下のティア表と各製品のページにあります。

無料ではじめるシンセ

お金をかけずに試したい方や、はじめての1本を探している方は、無料で使える製品から始められます。無料の範囲や条件は、各製品のページで確認してください。

  • Vital(ランクC・無料):お金をかけずに本格的なシンセを始めたい人。
S4.2点以上A3.4点以上B2.6点以上C2.6点未満点数の付け方

シンセの選び方

音源のしくみの図
図:SoundBounty

すぐ使える音色が多いか

シンセは音作りの自由度が高い反面、ゼロから音を作るのは大変です。まずはプリセット(音色)が多い製品を選ぶと、曲に合う音をすぐ見つけられます。

音作りの方式

ウェーブテーブル、アナログ型、グラニュラーなど、音を作る方式によって得意な音が違います。いろいろな音を1台で作りたいなら、複数の方式を持つ製品が便利です。

無料版で試せるか

この比較では、Vitalに無料版があり、Pigmentsには無料版のPigments Playがあります。まず無料で試してから選ぶこともできます。

製品ごとのひとこと

Omnisphere 3(ランクS)

18のライブラリに数千の音色を収めた大型のシンセです。音色を自動で解析して効く「アダプティブ・グローバル・コントロール」と、ボタン1つで音色の変化版を作る「パッチ・ミューテーション」があります。ウェーブテーブルやグラニュラー、自分の音声の取り込みにも対応しています。大量の音色から、曲に合う音をすぐ見つけたい人に向いています。

Spectrasonics Omnisphere 3の画面
画像:Spectrasonics公式のプレス用画像より

Nexus 5(ランクS)

すぐに使えるプリセットの多さで知られるreFXのシンセ・音源です。標準版で5,454のプリセットがあり、EDM・ハウス・ヒップホップ・Lo-fiなどのジャンル別の拡張も多数あります。自分で音を作るより、プリセットから曲に合う音を手早く選びたい人に向いています。

reFX Nexus 5の画面
画像:reFX公式サイトの製品画像より

Pigments(ランクS)

Modal・Granular・Wavetable・Sample・Harmonic・Virtual Analogの6種類の音源方式を持つシンセです。フィルターは68種類、エフェクトは20種類で、1700以上のプリセットを収録しています。100プリセットの無料版「Pigments Play」もあります。1台でいろいろな方式の音作りをしたい人。無料版で試してから決めたい人に向いています。

Arturia Pigmentsの画面

Falcon(ランクS)

28種類のオシレーターと120以上のエフェクトを持つ、UVIのハイブリッド音源です。サンプリングとシンセの両方の方式を重ねて使え、1,700のプリセットと500以上のウェーブテーブルを収録しています。1台でシンセもサンプラーも使い、音作りを深く掘り下げたい人に向いています。

Massive X(ランクA)

ウェーブテーブルを中心にしたシンセで、自由な配線(ルーティング)が特長です。簡単に操作できるPlayページには、音色を変化させるMorpherとAnimator、ランダムに変えるRandomizeがあり、16個のマクロつまみで大事な部分をまとめて動かせます。プリセットは780。プリセットを選んで、つまみを少し動かすだけで音を変えたい人に向いています。

Native Instruments Massive Xの画面

Serum 2(ランクA)

ウェーブテーブル・マルチサンプル・サンプル・グラニュラー・スペクトルの5種類のオシレーターを持つシンセです。626以上のプリセットと288のウェーブテーブルを収録し、8つのマクロ、アルペジエーター、クリップシーケンサーも備えています。ウェーブテーブルを中心に、自分で音を作り込みたい人に向いています。

Xfer Records Serum 2の画面
画像:Xfer Records公式サイトの製品画像より

Spire(ランクA)

4つのオシレーターを持つ、ダンス系の音づくりで知られるポリフォニックのソフトシンセです。1,000以上のファクトリーサウンドを収録し、プリセットをAIで生成するRS AIと、4つのマクロ、15スロットのモジュレーションマトリクスがあります。ユニゾンの太い音を、プリセットから手早く選んで使いたい人に向いています。

Hive 2(ランクA)

見やすい画面と軽い動作が特長の、u-heのソフトシンセです。標準の波形とウェーブテーブルのオシレーターを持ち、2400以上のプリセットとシェイプシーケンサー、7種類の入れ替えできるエフェクトがあります。見やすい画面で、軽く動くウェーブテーブル対応のシンセを使いたい人に向いています。

Diva(ランクB)

往年のアナログシンセを再現するシンセです。実機をもとにした5種類のオシレーターと5種類のフィルターを組み合わせられ、1200以上のプリセットを収録しています。アナログシンセらしい音を、プリセットからすぐ使いたい人に向いています。

u-he Divaの画面

Phase Plant(ランクB)

アナログ型の波形・ウェーブテーブル・サンプル・グラニュラー・ノイズを音源に使え、FMやモジュレーションの組み合わせを自由に作れるシンセです。ウェーブテーブルの編集画面と、Kilohearts Essentialsのエフェクトが付いています。音作りの仕組みを自分で組み立てたい人に向いています。

Kilohearts Phase Plantの画面

Sylenth1(ランクB)

4つのオシレーターと2つのフィルターを持つ、バーチャルアナログ型のソフトシンセです。2500以上のプリセットとアルペジエーター、7種類の内蔵エフェクトがあり、CPU負荷を抑えた作りだとメーカーは説明しています。アナログ型の定番の音を、プリセットから手早く選んで使いたい人に向いています。

Twin 3(ランクC)

4つのオシレーターを持つアナログ型のシンセです。アナログらしい揺らぎ(ドリフト)、100スロットのモジュレーション、タグで探せるプリセットブラウザーがあり、画面は分かりやすく作り直されています。シンプルなアナログ型のシンセを、分かりやすい画面で使いたい人に向いています。

FabFilter Twin 3の画面
画像:FabFilter公式プレスキットより

Vital(ランクC)

ウェーブテーブルを「スペクトル」の面から変形できるシンセです。自分のサンプルや文字からウェーブテーブルを作れ、動きが画面で見やすいのも特長です。無料版でもシンセの機能はすべて使え、プリセットは75(Plusは250、Proは400以上)。お金をかけずに本格的なシンセを始めたい人に向いています。

Vital Audio Vitalの画面
画像:Vital公式サイトの製品動画より

よくある質問

Q. 歌ってみたにシンセは必要?

オケを自分で作る場合、パッドやベースなどでよく使います。配布されたオケを使うなら必要ありません。

Q. プリセットを使うのはずるい?

そんなことはありません。プロもプリセットを出発点に使うことは多いです。曲に合わせて少し調整すると、自分の音になります。

Q. パソコンの負荷は重い?

シンセは、同時に鳴らす音の数や設定によって負荷が変わります。体験版で自分のパソコンで試しておくと安心です。

点数の付け方

点数の付け方(シンセ)
項目使う数値5点4点3点2点1点
すぐ使える音色公式ページに書かれたプリセット(音色)の数数千以上700以上400以上400未満、または数の記載なし—
音作りの幅使える音源方式(音の作り方)の種類5種類以上3〜4種類1〜2種類で、配線やモジュレーションの自由度が高いアナログ型など1方式—
音作りの助け詳しくなくても音を変えられる機能音色を自動で変化させる機能と、まとめて調整するつまみの両方片方と、別の補助機能どちらか一方、または簡単操作の画面公式ページに記載なし—

自作曲や歌ってみたのオケに合う音を、宅録ですばやく用意するという目的に対して、どれだけ優れているかを項目ごとに1〜5点で決めています。点は上の表の条件に当てはめて付け、ランクを出す平均では「すぐ使える音色」を2倍の重さで数えています。根拠はメーカー公式の情報で、プリセットの数は公式ページに書かれている数です(書かれていない製品は低めの点になります)。音質やCPU負荷は実際に測っていないため点数には含めず、専門誌のレビューを記事の中で参考として紹介しています。価格は点数に含めません。メーカーや販売店の説明で確認できない機能は、ないものとして点数を付けています。

点数とランクの考え方は「評価の付け方」にまとめています。製品は順に追加していきます。

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