歌ってみたのマイクはUSBか、XLR+オーディオインターフェースか|違いと選び方

歌ってみたのマイクはUSBか、XLR+オーディオインターフェースか|違いと選び方

歌ってみたを始めるとき、最初に迷うのが、マイクのつなぎ方です。パソコンに直接つなぐUSBマイクにするか、XLRマイクとオーディオインターフェースを組み合わせるか。この記事では、2つの違いと選び方を、メーカーの公式情報をもとに解説します。

※本記事はアフィリエイトプログラムを利用しています。価格は変動する場合があるため、購入前に各店の表示をご確認ください。

目次

この記事の要点

  • USBマイクは、マイク1本でパソコンにつなげます。いちばん手軽です。
  • XLRマイクは、オーディオインターフェースが必要です。そのぶん、あとから機材を替えやすいです。
  • コンデンサーマイクを使うなら、ファンタム電源(48V)に対応した機器が必要です。
  • とにかく早く始めたいならUSB、長く続けるつもりならXLR+インターフェースが向いています。

2つのつなぎ方の違い

USBマイクとXLRマイク+オーディオインターフェースのつなぎ方の図
図:SoundBounty

USBマイク

USBマイクは、マイクの中にAD変換(音をデジタルにする回路)が入っています。Shureは、USBマイクについて、変換機能が内蔵されていて、多くの場合ドライバーなしで使えると説明しています。USBケーブルでパソコンにつなぐだけで、録音を始められます。

オーディオテクニカのAT2020USB-Xのように、マイク本体のヘッドホン端子で、遅れのない音を聞けるモデルもあります。

XLRマイク+オーディオインターフェース

XLRマイクは、マイクの音を、ケーブルでオーディオインターフェースに送ります。インターフェースがデジタルに変換して、パソコンにつなぎます。Shureは、この組み合わせのほうが、USBマイクより柔軟だと説明しています。

出典:Shure公式、オーディオテクニカ公式

比べてみる

USBマイクXLRマイク+インターフェース
必要なものマイクとUSBケーブルマイク、インターフェース、XLRケーブル
始めやすさ高いやや手間がかかる
マイクを替えるマイクごと買い替えマイクだけ替えられる
複数の機材をつなぐマイク1本が基本入力の数だけつなげる

表は、上の公式情報をもとに、このサイトで整理したものです。

XLRで気をつけること:ファンタム電源

オーディオテクニカは、コンデンサーマイクは感度が高い一方で、外部から電源を送る必要があると説明しています。購入前に、使うインターフェースやミキサーが、電源を送れるかを確認してください。この電源を「ファンタム電源」と呼びます。たとえばFocusriteのScarlett 2i2 4th Genには、コンデンサーマイク用の48V(ファンタム電源)のボタンがあります。

ダイナミックマイクは、電源が要りません。オーディオテクニカは、ダイナミックマイクを、初心者向けで扱いやすいタイプとして紹介しています。

出典:オーディオテクニカ公式、Focusrite公式

つなぐ前の確認

買う前に、次の点を確かめておくと安心です。

  • パソコンのUSB端子の形(Type-AかType-Cか)と、マイクやインターフェースのケーブルが合うか。
  • お使いのDAW(録音ソフト)で、そのマイクやインターフェースが使えるか。メーカーの対応情報をご覧ください。
  • XLRマイクなら、インターフェースの入力端子の数と、ファンタム電源の有無。
  • 歌いながら自分の声を聞く方法(ヘッドホン端子の位置や、モニターの仕組み)。

この確認は、どちらのつなぎ方でも、買ったあとに困らないための目安です。

どちらを選ぶ?

  • まず試したい、機材を増やしたくない:USBマイクが向いています。
  • 長く続けたい、あとから音を良くしたい:XLRマイク+インターフェースが向いています。
  • コンデンサーマイクを使いたい:ファンタム電源のあるインターフェースを選びます。

どのタイプでも、パソコンのノイズや部屋の響きの影響は受けます。くわしくは「宅録のノイズの原因と対策」をご覧ください。

それぞれが向いている人

USBマイクが向いている人

まずは歌ってみたを試したい人に向いています。マイクとUSBケーブルがあれば、パソコンにつなげます。インターフェースを置かなくて済むので、机の上が狭くても始めやすいです。

ドライバーが要らないモデルが多く、つないですぐに使えます。設定で迷いにくい点も、初めての人には安心です。

XLRマイク+インターフェースが向いている人

録音を続けて、少しずつ音を良くしたい人に向いています。マイクだけ、インターフェースだけを、別々に買い替えられるからです。

たとえば、最初はダイナミックマイクで始めて、あとからコンデンサーマイクを足す方法もあります。ファンタム電源のあるインターフェースを選んでおけば、そのまま使えます。

録音を始める前に用意するもの

  • ポップガード:「パ行」などの息の音(吹かれ)を和らげます。
  • ショックマウント:机や床からの振動が、マイクに伝わるのを減らします。
  • ヘッドホン:録音中の自分の声やオケを聞くのに使います。

オーディオテクニカも、歌い手向けのマイク選びの中で、ショックマウントとポップガードを紹介しています。

出典:オーディオテクニカ公式

このサイトの比較ページ

公式情報をもとに点数をつけた比較ページがあります。

例として、USBマイクとインターフェースを1つずつ紹介します。

Audio-Technica / USBマイク
AT2020USB-X
BランクB(S・A・B・Cの4段階で上から3番目)
点数 2.8/5点(比べた11機種の平均は3.0点)
→ 全体を見る
仕様の最終確認日
2026/10/20
方式
コンデンサー
指向性
単一指向性
録音
24bit/96kHz
接続
USB
価格(店・確認日)
¥16,980 [楽天・10月20日確認]
Focusrite / オーディオインターフェース
Scarlett 2i2 4th
BランクB(S・A・B・Cの4段階で上から3番目)
点数 3.2/5点(比べた23機種の平均は3.4点)
→ 全体を見る
仕様の最終確認日
2026/10/19
入力
2ch
Hi-Z入力
2つ
ループバック
●
EIN
-127dBu
価格(店・確認日)
¥28,600 [楽天・10月19日確認]

よくある質問

Q. USBマイクのあとに、XLRへ移れますか?

移れます。ただし、USBマイクはそのままではインターフェースにつなげません。マイクとインターフェースを新しく用意することになります。

Q. インターフェースは必須ですか?

USBマイクなら不要です。XLRマイクを使うなら必要です。

Q. どのマイクの形が歌に向いていますか?

オーディオテクニカは、歌い手向けに、単一指向性(正面の音を拾いやすい)を勧めています。ポップガードやショックマウントも使うと、録音が安定します。

出典:オーディオテクニカ公式

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