歌ってみたの録音で、入力レベル(ゲイン)は、最初に決める大切な設定です。低すぎると音が薄く、高すぎると音が割れます。この記事では、入力レベルの合わせ方を、Shureの公式ガイドをもとに、順番に解説します。
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この記事の要点
- 入力レベル(ゲイン)は、マイクの音を、どれくらいの大きさで録音に入れるかを決める設定です。
- 低すぎると、録音が薄く聞こえます。高すぎると、音が割れます(クリップ)。
- 音が割れた録音は、あとから直せません。小さい録音は、あとから大きくできます。
- いちばん大きな声で試し録りをして、赤い表示に入らない大きさに合わせます。
- 録音中は、ケーブルでつなぐヘッドホンを使います。

図:SoundBounty
入力レベル(ゲイン)とは
オーディオインターフェースには、マイクの音の大きさを決める、つまみがあります。これが、入力レベル、またはゲインです。Shureは、インターフェースが、マイクからの音量(ゲイン)を調整する、と説明しています。
マイクの音は、そのままでは小さいので、インターフェースで、パソコンに録音できる大きさに調整します。このとき、つまみを回しすぎても、足りなくても、良い録音にはなりません。マイクの信号を大きくする部分は、マイクプリアンプと呼ばれます。くわしくは「マイクプリアンプとは?内蔵プリとの違いと外付けが必要になる場面」をご覧ください。
出典:Shure公式
低すぎる・高すぎるとどうなるか
Shureは、次のように説明しています。
- レベルが低すぎると、録音が薄く聞こえる。
- レベルが高すぎると、不要な歪み(クリップ)が入る。
さらに、小さい録音は、あとで大きくできますが、歪んだ録音は直せない、とも書かれています。迷ったら、少し小さめにしておくと安全です。
ただし、音が小さすぎると、ミックスで大きくしたときに、ノイズも目立ちやすくなります。ノイズの原因と対策は「歌ってみたの録音にノイズが入る原因と対策」で解説しています。
出典:Shure公式
合わせ方の手順
- マイクとヘッドホンをつなぐ:ヘッドホンは、ケーブルでつなぐものを使います。
- つまみを低めにする:最初は、小さめから始めます。
- いちばん大きな声で、試し録りをする:本番で歌う、いちばん大きい声(サビなど)で歌います。
- メーターを見る:レベルが、上の近くまで届いて、赤い表示に入らない大きさに、つまみを合わせます。
- 聞き返す:割れていないか、薄すぎないかを確かめます。
Shureは、本番と同じ大きさで試し録りをして、そのレベルで設定することを勧めています。目安は、録音のレベルが上の近くまで届いて、決してピークの赤に入らないことです。
決まった数字(dB)は、この記事では示していません。インターフェースの表示や説明書にしたがってください。
出典:Shure公式
オートゲイン(自動で合わせる機能)
入力レベルを、機械が自動で合わせてくれる機能がある機種もあります。Shureの自宅録音ガイドでは、FocusriteのScarlett 2i2が、「Auto Gain」で、レベルを自動で設定してくれる、と紹介されています。Shureのマイク「MVX2U」にも、自動でレベルを合わせるモードがある、とされています。
自動で合わせたあとも、聞き返して、割れていないかを確かめてください。
- 仕様の最終確認日
- 2026/10/19
- 入力
- 2ch
- Hi-Z入力
- 2つ
- ループバック
- ●
- EIN
- -127dBu
- 価格(店・確認日)
- ¥28,600 [楽天・10月19日確認]
オーディオインターフェースの選び方は「予算別 宅録オーディオインターフェースの選び方」「オーディオインターフェースのおすすめ比較」で解説しています。
録音中のヘッドホン
Shureは、録音には、ワイヤレスのヘッドホンを使わないように勧めています。Bluetoothでは、わずかな遅れ(レイテンシー)が出ることがあるためです。ケーブルでつなぐ、耳全体を覆うタイプのヘッドホンが勧められています。
モニターヘッドホンの選び方は「DTM・宅録用モニターヘッドホンの選び方」で解説しています。
出典:Shure公式
入力レベルを合わせたあと
- 歌っている間、マイクとの距離を一定にします。距離が変わると、音量も変わります。「歌ってみたのマイクの距離とポップガードの使い方」をご覧ください。
- ポップガードを使い、「パ行」の息のノイズを減らします。
- 録ったあと、波形を見て、割れていないかを確かめます。
録音全体の流れは「自宅でのボーカル録音の基本手順」にまとめています。
よくある質問
Q. コンデンサーマイクを使うときの注意は?
コンデンサーマイクは、外から電源を送る必要があります。この電源を、ファンタム電源(48V)と呼びます。Focusriteの Scarlett 2i2 4th Genには、48Vのボタンがあります。つなぐ前に、使うインターフェースが、ファンタム電源に対応しているかを確認してください。くわしくは「USBマイクと、XLRマイク+インターフェースの選び方」で解説しています。
Q. 小さめに録っても、問題ありませんか?
録音が小さくても、あとで大きくできます。割れた録音は直せません。ただし、小さすぎると、ノイズも目立ちやすくなるので、ほどよい大きさを探してください。
Q. 赤い表示が、一瞬だけ点いたときは?
Shureは、決して赤に入らないことをコツとして挙げています。点いたときは、つまみを少し下げて、もう一度、試し録りをしてください。
Q. オートゲインがあれば、自分で調整しなくてよいですか?
自動で合わせても、聞き返して確かめるほうが安心です。歌い方や距離を変えたときは、もう一度、合わせ直してください。
Q. 歌い方を変えたら、合わせ直しが必要ですか?
必要です。声の大きさや、マイクとの距離が変わると、録音のレベルも変わります。サビで声が大きくなる曲は、サビで試し録りをして、決めてください。
Q. 数字で決まった設定はありますか?
マイクや声、インターフェースで変わるので、決まった数値は示していません。試し録りで決めてください。


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