LoudMaxは、無料で使えるリミッター(音が決めた大きさを超えないように抑えながら、全体の音量を持ち上げるプラグイン)です。開発者の公式ブログで「フリーウェア」と案内されています。操作はスライダー2本が中心で、リミッターをはじめて触る人にも分かりやすい作りです。このページでは、入手方法・特徴・使いどころ・入手時の注意をまとめます。
※本記事はアフィリエイトプログラムを利用しています。無料かどうかと、機能・対応形式は、2026年10月16日ごろにメーカー公式ページで確認した内容です。配布の条件は変わることがあるので、入手の前に公式ページでご確認ください。
LoudMaxの入手手順
- 公式のLoudMax公式ブログ(無料)を開きます。
- 「Downloads」の一覧から、お使いのOSと、DAW(録音・制作ソフト)が対応する形式(VST2・VST3・AU)のリンクを選んでダウンロードします。
- ダウンロードしたzipファイルを展開し、入っているreadme(説明書き)に従ってインストールします。公式は、インストール方法はzip内のreadmeか、ブログの「Tutorials」欄のリンクにあると案内しています。
- DAWを開き、プラグインの再スキャンを行います。
- マスターのトラックの最後にLoudMaxを読み込み、音を流しながらスライダーを動かします。
ファイルは、必ず公式ブログのリンクから入手してください。公式は、作者の許可なくLoudMaxを再配布したり改変したりしてはいけないと案内しています。
LoudMaxはどんな製品?
公式は、LoudMaxを「Look-Ahead Brickwall Loudness Maximizer」と説明しています。「ルックアヘッド」は、少し先の音を先読みして、大きすぎる山が来る前に音量を下げておく方式のことです。「ブリックウォール」は、設定した上限を超えないよう、壁のように止める動作を指します。公式は、音がきれいに保たれ、高い圧縮でも元の音の雰囲気をできるだけ残すように作られていると説明しています。
公式が挙げる主な用途は、オーディオマスタリング(曲の最後の仕上げ)と、ウェブラジオ局向けの出力リミッター/マキシマイザーです。2026年6月23日にv1.47が公開され、更新内容は「微細なダイナミクスの透明感の改善」と書かれています。
LoudMaxの主な特徴
- スライダー2本のシンプルな操作(メーカー公表):しきい値(Threshold:どこから音を抑えるか)用と、出力レベル(Output)用の2本が基本です。入力・出力・ゲインリダクション(音を抑えた量)のメーターがあります。ゲインリダクションのメーターには、最大値を示すピークホールドの印が付きます(旧版のレガシー版にはありません)。
- Linkボタン(メーカー公表):出力スライダーをしきい値スライダーに連動させる機能です。しきい値を下げるのに合わせて出力が自動で調整されるので、音量を抑えたまま音圧を上げる作業がしやすくなるかもしれません。
- ISP(インターサンプルピーク検出)(メーカー公表):デジタル音声では、サンプルとサンプルの間に、記録された値より高い本当のピークが隠れていることがあります。ISPをオンにすると、その「トゥルーピーク」を抑えるリミットができると公式が説明しています。オンにするとCPU使用率が約2倍になり、レイテンシー(音が遅れて出る時間)が6サンプル増えると案内されています。
- 先読み時間とアタックタイムは1.25ms(メーカー公表):レイテンシーも1.25ms(ISPオン時は+6サンプル)と公式が記しています。リリースタイムは入力信号に応じて自動で変わります。
- 対応サンプリング周波数は2kHz〜384kHz(メーカー公表):一般的な44.1kHz・48kHzや、ハイレゾの設定にも対応します。
- CPU負荷が非常に軽い(メーカー公表):公式は「very low CPU usage」と説明しています。
- 操作のヒント(メーカー公表):Shiftキーを押しながらスライダーを動かすと細かく調整できます。画面の右下をクリックすると、表示の大きさを標準と大きいで切り替えられます(DAWが画面サイズの変更に対応している場合)。
LoudMaxはこんな人におすすめ
- 無料で、まずリミッターを試してみたい人
- ミックスやマスターの最後で、音量・音圧をそろえたい人
- 細かい設定が多いリミッターは難しいと感じる人
- 動画配信や配信用の音声など、クリップ(音が割れること)を避けたい人
- CPUの負荷を抑えたい人
反対に、ステレオ幅やアタック・リリースを細かく調整したい人は、調整項目が多いリミッターのほうが合うかもしれません。機能の比較は、関連記事のリミッター一覧でも確かめられます。
LoudMaxを使うコツ
- マスタートラックの一番最後(ほかのプラグインのあと)に入れるのが一般的な使い方です。
- 最初は、出力を0dBより少し低く(たとえば-1dB前後)に決めてから、しきい値を少しずつ下げて、音量が上がる様子を聴いてみましょう。
- しきい値を下げすぎると音が潰れて聞こえることがあります。メーターを見ながら、少しずつ動かすのが安全です。
- 配信サービスへの書き出しや、サンプリング周波数の変換(44.1kHz→48kHzなど)を行う前提なら、ISPをオンにして余裕のある出力レベルにする、という考え方があります。公式は、ISPをオンにしても0.2dB程度のオーバーが測定器で検出されることがあるため、たとえば-1.0dBを保証したいときは出力を-1.2dBか-1.5dBにするとよいと案内しています。
- ISPのオン・オフを切り替えるとレイテンシーが変わります。公式は、多くのDAWはその補正を再生の停止・開始のときに行うと説明しています。
入手時の注意
- 対応OSと形式:公式は、VST2.4とVST3(Windows・Mac)、Audio Unit(Mac)、LADSPA(Linux)、Winamp用プラグインの形式があると説明しています。Windowsは、VST2が32ビット・64ビット、VST3が64ビットです。
- Mac版:AU/VST2/VST3のプラグインは、IntelとApple Silicon(ARM64)に対応するUniversal 2 Binaryで、PlugInGuruが公開していると公式が案内しています。古いMac OS X向けのレガシー版も別に用意されています。
- パソコンの条件:WindowsとLinuxは、SSE2に対応するCPU(Pentium 4/AMD Athlon 64以降)が必要と案内されています。
- AAXについて:公式の配布一覧にAAX(Pro Tools用)の形式はありません。
- Linux版:LADSPAという形式の制約で、メーターのない簡易な画面になると公式が説明しています。
- Fader Linkの表示:DAWによっては、汎用の操作画面では出力フェーダーの変化が表示されないことがあると公式が注意しています。専用の画面で使うのが確実です。
- 免責事項として、公式ブログに「AS IS(現状のまま)」で提供され、自己責任で使う旨が書かれています。
よくある質問
Q. 本当に無料ですか?
公式ブログは、プラグインはフリーウェアで、商用ではないと説明しています。作者への支援を希望する人向けに、寄付のリンクも用意されています。有料版への案内は確認していません。
Q. 音に色づけはありますか?
公式は、LoudMaxを「クリーンで透明感のある音」と説明し、音が歪むことなく、元の雰囲気を保つように作られているとしています。実際の聴こえ方は曲や設定で変わるので、ご自身の曲で聴き比べてみてください。
Q. VST2とVST3はどちらを選べばよいですか?
お使いのDAWが対応する形式を選びます。両方対応のDAWなら、VST3を選ぶ使い方が一般的です。迷ったら、DAWのマニュアルで対応形式を確かめましょう。
LoudMaxは、LoudMax公式ブログ(無料)から入手できます。
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