サチュレーションは、音に、軽い歪みと倍音を足して、太さや温かみを出すエフェクトです。打ち込みの音や歌に、存在感を足したいときに使います。無料のサチュレーションは、かけすぎに注意しながら、少しずつ足すのが基本です。このページでは、メーカーが無料で配っているサチュレーション3本(MSaturator・Saturation Knob・IVGI)を、公式の情報だけで比べました。
※本記事はアフィリエイトプログラムを利用しています。無料かどうかと、機能・対応形式は、2026年10月16日ごろに各メーカーの公式ページで確認した内容です。配布の条件は変わることがあるので、入手の前に公式ページでご確認ください。
まず結論:どれを選ぶ?
- MSaturator(ランクC):まずは無料で、バスやミックス全体に軽いサチュレーションを試したい人。
- Saturation Knob(ランクC):まず無料で、サチュレーションの効果を試してみたい人。
- IVGI(ランクC):無料で、マスターや楽器にうっすらアナログらしさを足してみたい人。
無料のサチュレーションを比べる表
| 製品 | ランク | 質感の幅 | 帯域ごとの処理 | 混ぜ具合の調整 | 対応形式 |
|---|---|---|---|---|---|
| MSaturator | C | チューブ風+倍音 | なし | Dry/Wet+倍音 | VST3・AU・AAX |
| Saturation Knob | C | 3モード | なし | つまみ1つ | 公式ページで確認 |
| IVGI | C | 1種類 | なし | RESPONSE | VST3・AU・AAX |
ランクは、同じジャンルの有料の製品と同じ基準(メーカー公式の情報だけで点数化)で付けています。点数とランクの決め方は「スペック評価の付け方」にまとめています。
選ぶときの見かた
- 質感の幅:控えめから強めまで選べる歪みの種類
- 帯域ごとの処理:低音と高音で歪み方を変えられるか
- 混ぜ具合の調整:原音との混ぜ具合や音色の調整
MSaturator(MeldaProduction)|ランクC
なめらかなチューブ風のサチュレーションをかける無料のプラグインです。
- 質感の幅:チューブ風のサチュレーション1種類に、2〜5次の倍音を別に足せるHarmonicsのパネルがあります。
- 帯域ごとの処理:帯域ごとの処理の記載はありません。
- 混ぜ具合の調整:原音と混ぜるDry/Wetがあり、足す倍音の種類(真空管らしい偶数次・トランジスタらしい奇数次)も調整できます。
こんな人におすすめ:まずは無料で、バスやミックス全体に軽いサチュレーションを試したい人。
対応形式:VST3・AU・AAX(公式の情報)
点数 2.0/5点(比べた12製品の平均は3.0点)
- 価格
- 無料
- 仕様の最終確認日
- 2026/09/25
- 質感の幅
- チューブ風+倍音
- 帯域ごとの処理
- なし
- 混ぜ具合の調整
- Dry/Wet+倍音
- 価格(店・確認日)
- 記載なし
Saturation Knob(Softube)|ランクC
つまみ1つで歪みを足せる無料のプラグインです。歪み方の違う3つのモードから選べます。
- 質感の幅:歪み方の違う3つのモードがあります。
- 帯域ごとの処理:帯域ごとの処理はありません。
- 混ぜ具合の調整:つまみは歪みの量の1つで、原音と混ぜるミックスや音色のつまみはありません。
こんな人におすすめ:まず無料で、サチュレーションの効果を試してみたい人。
点数 2.0/5点(比べた12製品の平均は3.0点)
- 価格
- 無料
- 仕様の最終確認日
- 2026/09/25
- 質感の幅
- 3モード
- 帯域ごとの処理
- なし
- 混ぜ具合の調整
- つまみ1つ
- 価格(店・確認日)
- 記載なし
IVGI(Klanghelm)|ランクC
SDRRのDESKモードをもとにした無料のサチュレーションです。うっすらした色付けから濃い歪みまで作れ、RESPONSEのつまみで歪む帯域の傾きを変えられます。
- 質感の幅:歪みの種類は1つ(SDRRのDESKモードがもと)です。
- 帯域ごとの処理:マルチバンド処理はありません。
- 混ぜ具合の調整:RESPONSEのつまみで、歪みのかかる帯域の傾きを変えられます。ASYM MIXは原音と混ぜるつまみではなく、波形の対称さを変えて透明さを調整するつまみです。
こんな人におすすめ:無料で、マスターや楽器にうっすらアナログらしさを足してみたい人。
対応形式:VST3・AU・AAX(公式の情報)
点数 2.0/5点(比べた12製品の平均は3.0点)
- 価格
- 無料
- 仕様の最終確認日
- 2026/09/25
- 質感の幅
- 1種類
- 帯域ごとの処理
- なし
- 混ぜ具合の調整
- RESPONSE
- 価格(店・確認日)
- 記載なし
ほかの無料のサチュレーションと、関連する無料プラグインの解説
無料のサチュレーションを使うコツ
- 足しすぎないのが、いちばんのコツです。かける量を、少しずつ上げて、「少し足りないかも」くらいで止めてください。
- かける前後で、音量をそろえて聞き比べてください。音が大きくなっただけで、良くなったと錯覚することがあります。
- 歌には、軽く足すだけで、存在感が出ます。ドラムやベースには、強めにかけても合うことがあります。
- 帯域ごとに、かける量を変えられると、低域をにごらせずに、高域だけ温かくできます。
有料に進むタイミング
帯域ごとの処理や、複数の質感の切り替え、細かい混ぜ具合の調整が必要になったら、有料を検討する目安です。有料も含めた比較は「サチュレーションのおすすめ比較」で、同じ基準のランクを見られます。
入手から使い始めるまでの流れ
- メーカーの公式サイトで、製品のページを開き、ダウンロードのボタンを押します。メールアドレスの登録やアカウントの作成を求められることがあります。
- お使いのパソコン(Windows・Mac)に合ったインストーラーを選んで、ダウンロードします。
- インストーラーを実行します。プラグインの形式(VST3・AU・AAXなど)は、お使いのDAWが読み込める形式を選んでください。
- DAWを開き、プラグインの再スキャン(検索)を行います。
- トラックのインサート(エフェクトを挿す場所)に、プラグインを読み込んで、使い始めます。
無料のプラグインは、必ず、メーカーの公式サイトから入手してください。第三者の配布サイトのファイルは、古いものや、改変されたものが混ざっていることがあります。
よくある質問
Q. サチュレーションと、ディストーションは何が違いますか?
どちらも歪みを足しますが、サチュレーションは、軽く、温かみを足す使い方が中心です。ディストーションは、音をはっきり歪ませる使い方が中心です。
Q. どの音にかけると効果的ですか?
打ち込みのベースやドラム、シンセには、音に厚みが出ます。歌には、ごく軽く足して、存在感を出す使い方が一般的です。
Q. 無料のサチュレーションと有料の違いは?
製品によって違いますが、有料の製品は、自動で設定を提案する機能や、細かい調整の機能が多い傾向があります。有料も含めた比較は「サチュレーションのおすすめ比較」にまとめています。
Q. インストールの前に確認することは?
お使いのDAW(録音ソフト)が読み込める形式(VST3・AU・AAXなど)に、対応しているかを確認してください。メーカーによっては、メールアドレスの登録やアカウントの作成が必要です。
無料のプラグインを、ジャンルをまたいで見たいときは「無料で使えるDTMプラグインまとめ」をご覧ください。


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