LEWITT「LCT 640 TS」とは?特徴・使い方・おすすめの人

※本記事はアフィリエイトプログラムを利用している場合があります。価格は確認日時点のもので、変動する場合があります。

LEWITTの「LCT 640 TS」を紹介します。メーカーと国内代理店の公式情報をもとに、何ができる製品か、どう使うか、どんな人に向くかをまとめました(点数評価は付けていません)。

Ultimate FET studio microphone.

—— LEWITT公式サイトより(原文)

目次

LCT 640 TSはどんな製品?

LEWITT LCT 640 TSは、1インチのFETスタジオコンデンサーマイクです。公式は、スタジオでのボーカルやステレオのオーバーヘッドなどを想定しています。

最大の特徴は、カプセルの前面と背面を別々のチャンネルに出力できるデュアルアウトプットモードです。付属のプラグイン「POLARIZER」を使うと、録音したあとに指向性を変えられると公式は説明しています。

通常のマルチパターンモードでは、オムニ、ワイドカーディオイド、カーディオイド、スーパーカーディオイド、ダブルを選べます。-18dBまでのパッドと切り替え式のローカットフィルターもあります。

コネクターは3ピンXLRとミニ3ピンXLRの2系統です。同じ機種2本をマッチドペアとしてステレオ録音に使うこともできます。

公式の説明では、デュアルアウトプットモードはカプセルの前面と背面を別々のチャンネルに同時に出力するものです。1つのカプセルから出るため2つのチャンネルは位相が合っており、録音後にPOLARIZERで好みの指向性を作れます。ステレオ録音、ルームの響きの混ぜ具合、ソロボーカル、広い部屋、合唱などの用途が挙げられています。

POLARIZERはWindows 10以降(64ビット、VST3とAAX)、macOS 10.15以降(VST3、AAX、AudioUnit v2、IntelとApple Silicon対応)で使えます。Pro ToolsはWindowsで12.5以降、macOSで2019.12以降とされています。

デュアルアウトプットモード

前面と後面を別チャンネルで録るモードです。録音後に好きな指向性を作れると公式が説明しています。録り直しが難しい収録で役立つかもしれません。

POLARIZERプラグイン付属

指向性を後から変えるための付属プラグインです。

マルチパターンモード

オムニ、ワイドカーディオイド、カーディオイド、スーパーカーディオイド、ダブルの5種類です。

パッドとローカット

-18dBまでのパッドと切り替え式のローカットフィルターがあります。大きな音源や低い響きの対策に使えるかもしれません。

ステレオ録音とマッチドペア

2本を組み合わせてステレオ録音に使えます。

FET回路と1インチ振動板

公式は暖かくバランスのとれた音のマルチパターンコンデンサーと説明しています。

パッドとローカットの値

パッドは0、-6、-12、-18dB。ローカットはリニア、40Hz(12dB/oct)、80Hz(12dB/oct)、160Hz(6dB/oct)です。

2つのXLR出力

3ピンXLRとミニ3ピンXLRの2系統があり、付属のTSアダプターケーブルでデュアル出力を扱います。

付属品が多い

ショックマウント、マグネット式ポップフィルター、ウインドスクリーン、TSアダプターケーブル、運搬バッグ、運搬ケースが付きます。

無料サンプルパック

録音後に指向性を変えた例を聴ける無料のサンプルパックがLEWITTのブログから案内されています。

仕様

項目内容
タイプFETコンデンサー
振動板1インチ
指向性マルチパターン(オムニ、ワイドカーディオイド、カーディオイド、スーパーカーディオイド、ダブル)/デュアルアウトプット
周波数特性20Hz〜20kHz
感度31.4mV/Pa(-30.1dBV/Pa)
最大音圧レベル134dB SPL(0.5% THD、アッテネーション0dB)
自己ノイズ10dB(A)
インピーダンス110Ω
コネクター金メッキ3ピンXLR、ミニ3ピンXLR
重量425g
方式外部分極コンデンサー、圧力傾度型
ダイアフラム3ミクロン金スパッタのマイラー、25.4mm径
SN比84 dB(A)
ダイナミックレンジ124 dB(A)
消費電流5.1mA
筐体亜鉛ダイキャスト
寸法158×52×36mm
ローカットリニア、40Hz/80Hz(12dB/oct)、160Hz(6dB/oct)
保証2年(30日間の返金保証あり)

入っているもの・動作環境

  • マイク本体
  • ショックマウント
  • マグネット式ポップフィルター
  • ウインドスクリーン(フォーム)
  • TSアダプターケーブル
  • 運搬バッグ
  • 運搬ケース
  • POLARIZERプラグイン

使い方

  1. マイクをショックマウントに付けてスタンドに立てます。
  2. 3ピンXLRでマルチパターンモードを使うか、デュアルアウトプットを使うかを決めます。
  3. デュアルのときは付属ケーブルで2チャンネルに入力します。
  4. ファンタム電源をオンにします。
  5. 必要ならパッドやローカットを入れます。
  6. ゲインを調整して録音します。
  7. デュアルのときはPOLARIZERで指向性を作ります。
  8. 保管は付属のケースに入れます。
  9. POLARIZERは公式ページのダウンロードから入手します(v2、2.0.0.3)。
  10. 取扱説明書とクイックスタートガイドのPDFが公式にあります。

歌の録音

パッドやローカットがあり、スタジオ録音に使えるかもしれません。

ASMR

ステレオ録音やデュアル出力で、音の広がりを後から調整できるかもしれません。

アコースティック楽器

オーバーヘッドなどにも使えると公式が挙げています。

ステレオ録音

2本をマッチドペアにすれば、ステレオ収録に使えるかもしれません。

録ってから指向性を決めたいとき

デュアル出力で録っておけば、後でパターンを作れるため、録音時に決めきれない場面に関係するかもしれません。

ステレオのオーバーヘッドや合唱

マッチドペアのステレオや、広い部屋の合唱の収録に関係するかもしれません。

こんな人におすすめ

  • 後から指向性を調整したい人
  • XLRのオーディオインターフェースを持っている人
  • ステレオ録音を考えている人
  • ボーカルやオーバーヘッドの録音をする人

使う前に知っておきたい点

  • デュアル出力ではインターフェース側に2チャンネルの入力が必要です。
  • 公式の本文のローカット(150Hz)と仕様表の数値(40・80・160Hz)が食い違っています。
  • 価格は公式ページに表示がありません。
  • 旧LCT 640は販売終了品です。
  • 販売店のページでは、LCT 640 TSは工場出荷時に感度が揃えられ、ステレオペアに組みやすいとされています。
  • 公式の本文のローカット(150Hzとする記述)と仕様表(40・80・160Hz)の食い違いは、仕様表の値を使うほうが確実です。

価格

価格は、公式ページでご確認ください。

公式ページに価格の表示がありません(税込表記のみ)。

LEWITTの製品ページでLCT 640 TSを見る

出典:lewitt-audio.com(2026-10-27確認)

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