歌ってみたの音量(ラウドネス)の基本|LUFSとは?Spotifyの基準と測り方

歌ってみたの音量(ラウドネス)の基本|LUFSとは?Spotifyの基準と測り方

歌ってみたや自作曲を出す前に、「音量はこれで大丈夫かな」と迷うことがあります。この記事では、音量の測り方である「ラウドネス」の基本と、Spotifyが音量をそろえるしくみ、測るための道具を、Spotifyの公式ヘルプをもとに解説します。

※本記事はアフィリエイトプログラムを利用しています。価格は記事の確認日時点のもので、変動する場合があります。

目次

この記事の要点

  • ラウドネスは、人の耳に聞こえる音量です。単位はLUFSです。
  • Spotifyは、曲の音量を、再生するときに−14LUFSに合わせて調整します。
  • Spotifyは、音量が大きい曲を下げ、小さい曲を上げます。曲そのものは変えません。
  • 出す前に、ラウドネスメーターで測っておくと安心です。
  • 動画サービスごとに、音量の扱いは違います。投稿先の説明を確認してください。

ラウドネスメーターの役割の図
図:SoundBounty

ラウドネスとLUFS

音の大きさは、機械で測った大きさと、人の耳に聞こえる大きさが一致しないことがあります。ラウドネスは、人の耳に聞こえる音量を測る考え方です。単位は「LUFS」です。

曲全体の平均を表すものは、「インテグレイテッド(integrated)」と呼ばれます。Spotifyの説明にある「−14dB LUFS」も、この曲全体の値を指しています。

もうひとつ、「トゥルーピーク(True Peak)」があります。音の波形の山の高さを表す値です。音が割れる(歪む)かどうかを確かめるときに使われます。単位は「dBTP」と書かれることもあります。

Spotifyは、再生するときに音量をそろえる

Spotifyは、曲ごとに音量が違うと聞きづらいため、「ラウドネスの正規化」で音量をそろえています。ヘルプには、次の内容が書かれています。

  • 音量は、国際規格(ITU 1770)にもとづいて、−14dB LUFSに合わせます。
  • 調整は、再生するときに行います。アップロードされた曲そのものは、加工しません。
  • 大きい曲は、音量を下げます。このとき、新しい歪みは加わりません。
  • 小さい曲は、音量を上げます。ただし、音が割れないように、余裕(ヘッドルーム)を残します。
  • Premiumの利用者は、アプリの設定で、基準を−11(Loud)、−14(Normal)、−19(Quiet)から選べます。
  • ウェブプレーヤーや、テレビなどの他社の機器では、正規化が使われません。

つまり、音量を上げすぎた曲は、Spotifyでは下げられます。大きく聞かせるために音量を上げても、いつも得をするとは限りません。

出典:Spotify公式ヘルプ

Spotifyが勧める目安

Spotifyのヘルプには、曲を作るときの目安も書かれています。

  • 曲全体のラウドネスは、−14dBのインテグレイテッドLUFSに合わせる。
  • トゥルーピークは、−1dB以下に抑える。圧縮した形式(Ogg/VorbisやAAC)に変換するときに、余計な歪みを避けられる。
  • −14dBより大きい曲は、トゥルーピークを−2dB以下に抑える。大きい曲は、変換で歪みやすい。

これはSpotifyの説明です。ほかの配信サービスや動画サイトは、基準が違うことがあります。投稿先の説明を、あわせて確認してください。

出典:Spotify公式ヘルプ

YouTubeでは

YouTubeのヘルプには、「安定した音量」という機能が紹介されています。大きい音と小さい音の差を、連続して調整して、音量の変化を減らす機能です。動画を見るときは、初期設定でオンになっています。

動画の音量は、再生のしくみでも変わります。書き出したあと、実際に動画サイトで再生して、聞こえ方を確かめてください。

出典:YouTubeヘルプ

ラウドネスメーターで見る数字

ラウドネスメーターは、製品によって、表示する数字が違います。多くの製品が、次のような数字を出します。

  • インテグレイテッド:曲全体の平均の音量。Spotifyの基準と比べるときに見ます。
  • トゥルーピーク:音の山の高さ。音割れの確認に見ます。

どの数字が見られるかは、製品で違います。比較ページの「測れる数値」の項目で、確かめられます。

測り方の手順

  1. 曲やミックスを、書き出す前の状態で、ラウドネスメーターに通します。
  2. 曲全体のラウドネス(インテグレイテッド)と、トゥルーピークを見ます。
  3. 投稿先の目安から大きく外れていたら、リミッターなどで調整します。
  4. 調整したら、もう一度測って確かめます。

リミッターは「リミッターのおすすめ比較」で比べています。音量だけでなく、音の自然さも聞いて決めてください。

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ラウドネスメーターは「ラウドネスメーターのおすすめ比較」で、公式情報をもとに点数をつけています。

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よくある質問

Q. 音量は、大きいほうがよいのですか?

必ずしもそうではありません。Spotifyでは、大きい曲の音量は下げられます。大きさより、音割れや、聞きやすさを優先してください。

Q. −14LUFSに、ぴったり合わせる必要がありますか?

Spotifyは、−14LUFSを目安として説明しています。再生時に調整されるので、ぴったりでなくても、聞けなくなるわけではありません。曲の雰囲気も大切にしてください。

Q. YouTubeやニコニコ動画の基準は?

この記事では、Spotifyの公式ヘルプで確認できた基準だけを紹介しています。動画サイトの基準は、各サービスの説明で確認してください。

Q. 歌だけでなく、オケを含めた全体で測りますか?

曲や動画として出すなら、オケと歌を合わせた、書き出す前の全体を測ります。歌だけを測っても、聞こえる音量とは違ってきます。

Q. 数字で決まった設定はありますか?

リミッターの設定などは、曲によって変わるので、決まった数値は示していません。測って、聞いて決めてください。

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