Soundtoysのハモリ・ダブリングプラグイン「MicroShift」は、ボーカルを広げる定番のスタジオの手法を再現するプラグインです。名機をもとにした3種類の広げ方を選べ、Focusのつまみで広げる帯域を決められます。
ハモリ・ダブリングプラグインは、1本の歌からハモリを作ったり、何人かで歌っているような厚みを出したりする道具です。
この記事では、ハモリ・ダブリングプラグイン10製品と比べて、目的に対してどれだけ優れているかを3つの項目で評価しています。根拠はメーカー公式の情報です。
※本記事はアフィリエイトプログラムを利用しています。価格・セールの情報は記事の確認日時点のもので、変動する場合があります。

- 仕様の最終確認日
- 2026/09/25
- 作れる効果
- 広がり
- 手早さ
- 3種類から選ぶだけ
- 声ごとの調整
- Focus・ずれの量
- 価格(店・確認日)
- ¥17,250 [PB・10月26日確認]
結論
MicroShiftは、ハモリ・ダブリングプラグイン10製品の中でランクBです。ランクはS・A・B・Cの4段階で、Bは上から3番目にあたります。項目ごとの点数(5点満点)を平均すると3.0点です。
得意なこと
- 手早さ(4点):選ぶだけ・自動で作れるので、すぐに効果を出せます。
注意したいこと
- 作れる効果の幅(2点):作れる効果は1〜2種類に絞られています。
こんな方にオススメ:シンプルな操作で、ボーカルを手早く広げたい人。
MicroShiftの主な特徴
名機の広がりの効果を3種類
MicroShiftは、音程のわずかなずれと、時間で変わる遅れを組み合わせて、声や楽器を左右に広げるプラグインです。Eventide H3000やAMS DMX 15-80Sなどのハードウェアの効果を元にした3つのスタイルを、ボタン1つで切り替えられます。原機の歪みや、音のつなぎ方の癖まで再現しているとメーカーは説明しています。
広がりの性格を調整
Delayで時間で変わる遅れの量を、Detuneで音程のずれの量を調整できます。Focusでは、低音や中域を広げないようにして、音がぼやけるのを防げます。
Little MicroShiftも付く
MicroShiftを買うと、ボタン3つとつまみ1つだけのLittle MicroShiftも付いてきます。手早く広げたいときは、こちらが便利です。
公式動画:soundtoys公式YouTubeチャンネル「Soundtoys MicroShift」(英語) YouTubeで見る
こんな場面で役立ちます
- コーラスのボーカルを広げて、ミックスになじませる
- リードギターやシンセを、大きく広がる音にする
- Focusで低音を広げずに、ボーカルの高い帯域だけ広げる
項目ごとの評価
作れる効果の幅:2点/5点
ハモリ・同じ音程の声の重ね(ダブリング)・合唱・左右の広がりのうち、どれだけ作れるかを見ています。
名機をもとにした3種類の方法で、声を左右に広げる製品です。
「作れる効果の幅」を重視するなら、Harmony Engine(5点)が向いています。
手早さ:4点/5点
選ぶだけ・自動で作れるなど、すぐに効果を出せるかを見ています。
3種類の広げ方をボタンで選ぶだけで効果が出ます(公式ページで「ボタン1つで」とうたっています)。
声ごとの調整:3点/5点
作った声を自然にするための調整(声ごとのタイミングや声質のずらしなど)ができるかを見ています。
Focusで広げる帯域を決め、ずらす量と遅れの範囲を調整できます。
点数の付け方(ハモリ・ダブリングプラグイン)
| 項目 | 使う数値 | 5点 | 4点 | 3点 | 2点 | 1点 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 作れる効果の幅 | ハモリ・同じ音程の声の重ね(ダブリング・合唱)・ステレオの広がりのうち、公式に書かれているもの | 3つすべて | — | 3つのうち2つ | 3つのうち1つ | — |
| 手早さ | すぐに効果を出せるか(自動で作れる・選ぶだけ・プリセット) | パートを自動で作れる(キーやコードに合わせたハモリ、または元の声からのダブリング) | 人数や種類を選ぶだけで効果が決まる | プリセットから選べる | 細かい設定が必要 | — |
| 声ごとの調整 | 作った声の自然さを整える機能 | 声ごとに音色・ビブラート・パンなどを変えられる | 声ごとのばらつき、または声ごとの音量・パンを調整できる | 効果全体の音色や揺れを調整できる | 音量とパンだけ | — |
ボーカルに、ハモリや厚み・広がりを足すという目的に対して、どれだけ優れているかを項目ごとに1〜5点で決めています。点は上の表の条件に当てはめて付けます。ハモリを作る製品とダブリング(同じ音程の重ね)の製品を同じ基準で比べられるよう、「作れる効果の幅」「手早さ」「声ごとの調整」の3つにしています。根拠はメーカー公式の情報です。音の自然さは実際に聞き比べていないため点数には含めません。価格は点数に含めません。メーカーや販売店の説明で確認できない機能は、ないものとして点数を付けています。 表の「OBS(配信)」は、配信ソフトOBS Studioで使えるVST2形式が公式ページに書かれているか(○)です。OBSはVST3形式に対応していません。点数には含めていません。
MicroShiftの画面・イメージ

MicroShiftの対応環境と始め方
| 対応OS | Windows 10以降/Mac(macOS 10.15以降)。ARMのWindowsは非対応 |
|---|---|
| プラグインの形式 | VST2・VST3・AU・AAX |
| そのほか | 認証のときにインターネット接続が必要 |
| 体験版 | 30日間の体験版あり |
| OBS(配信) | そのまま使えます(VST2の記載あり) |
メーカー公式ページで2026年9月27日に確認しました。配信ソフトOBSでの使い方は「OBSでVST3プラグインを使うには?」で解説しています。
ほかのハモリ・ダブリングプラグインとの比較
見出しを押すと並べ替えできます。スマホでは表を横にスクロールできます。
| 製品 | ランク平均点 | 作れる効果 | 手早さ | 声ごとの調整 | OBS(配信) | 価格(店・確認日) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| AntaresHarmony Engine | S 5.0 | ハモリ・合唱・広がり | コードを選んで自動 | 声ごとに音色・揺れ・パン | ×(VST3のみ) | $125(セール中、通常$250) [公式・10月26日確認] |
| AntaresChoir | A 3.7 | 合唱・広がり | 人数を選ぶだけ | ばらつきの量 | ×(VST3のみ) | 記載なし |
| AntaresDuo | A 4.0 | ダブリング・ステレオ | 自動でダブリング | 声ごとの音量・パン・音色 | ×(VST3のみ) | 記載なし |
| EventideQuadravox | B 3.3 | ハモリ・広がり | 60以上のプリセット | 声ごとの音量・パン・ずれ | ○ | ¥7,920 [PB・10月26日確認] |
| EventideMicroPitch | B 3.0 | 厚み・広がり | プリセット | 音色・揺れ | ○ | ¥16,500 [PB・10月26日確認] |
| SoundtoysMicroShift | B 3.0 | 広がり | 3種類から選ぶだけ | Focus・ずれの量 | ○ | ¥17,250 [PB・10月26日確認] |
| WavesWaves Harmony | S 4.3 | ハモリ・厚み | コードを選んで自動 | 声ごとに音色・パン・揺れ | △(Waves公式のStudioRack経由) | 記載なし |
| WavesWaves Doubler | B 3.3 | ダブリング・広がり | 50以上のプリセット | 声ごとのディレイ・揺れ・パン | △(Waves公式のStudioRack経由) | 記載なし |
| EventideOctavox | B 3.3 | ハモリ・広がり | 70以上のプリセット | 声ごとのパン・ディレイ・デチューン | ○ | $99 [公式・10月26日確認] |
| EventideH910 Harmonizer | B 3.0 | ハモリ・ダブリング | 多数のプリセット | ディレイ出力とフィードバック | ○ | $144(セール中、通常$149) [公式・10月26日確認] |
機能は2026年9月25日に各メーカーの公式サイトで確認。価格は購入ボタンの先の販売ページで確認してください。
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