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NUGEN Audioの「NUGEN Audio Paragon」を紹介します。メーカーと国内代理店の公式情報をもとに、何ができる製品か、どう使うか、どんな人に向くかをまとめました(点数評価は付けていません)。
Paragon is a true convolution reverb with the flexibility and control of a classic algorithmic reverb, giving you the sound of real spaces, now with unprecedented tweakability.
—— NUGEN Audio公式サイトより(原文)
NUGEN Audio Paragonはどんな製品?
Paragon は、NUGEN Audio が作る、サラウンド・イマーシブ(Dolby Atmos など)に対応したコンボリューション・リバーブです。コンボリューション・リバーブとは、実際の空間で録音した響き(インパルスレスポンス)を使って残響を作る方式です。
一般的なコンボリューションは録音された響きを固定で使いますが、Paragon は3D録音のインパルスレスポンスを分析・分解して再合成(リシンセシス)します。そのため、減衰時間、部屋の大きさ、明るさを、時間の引き伸ばしによる劣化なしに変えられるとメーカーは説明しています。
「30種類の違う大きさの教会の録音を持つ代わりに、1つの教会の特性を細かく調整する」という考え方で、IRライブラリが大きくなくても多くの空間を作れます。IRそのものにEQをかけたり、周波数ごとの減衰速度を変えたりもできます。
最大7.1.4チャンネルまで動作し、チャンネルごとにクロストーク、ハイパス/ローパスを設定できます。LFEのオン/オフも可能です。映像・放送向けのAtmosベッドの空間づくりにも使えるとされています。
リシンセシスによる再合成
3DのIRを分析・分解して再合成し、減衰・部屋の大きさ・明るさを大きく変えます。短く、小さく、あるいは長く、大きくしても、アーティファクトが出にくいというのがメーカーの説明です。
IRパネルでの周波数調整
リバーブのモデルそのものにEQをかけたり、周波数ごとの減衰速度を変えたりして、実在の空間の周波数特性を変えられます。
最大7.1.4チャンネル対応
サラウンドとイマーシブ(Dolby Atmos)に対応し、最大7.1.4chで動作します。ステレオやモノラルの素材からサラウンド・リバーブを作ることもできます。
チャンネル別クロストーク
チャンネル間の相互作用を設定できます。たとえばセンターの残響を除いて台詞を聞き取りやすくしつつ、ドライのセンター信号を他チャンネルのリバーブに送って空間を保つ、といった使い方が示されています。
チャンネル別のHPF/LPFとLFE切替
チャンネルごとにハイパス/ローパスフィルターを持ち、LFEのオン/オフも切り替えられます。
スペクトル分析とコンパクトモード
スペクトル分析の機能と、画面を小さくするコンパクトモードがあります。
仕様
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 種類 | コンボリューション・リバーブ(リシンセシス) |
| 対応チャンネル | 最大7.1.4 |
| フォーマット | AAX・VST3・AU・AudioSuite(64bitのみ) |
| 最低動作環境 | Mac OS X 10.9/Windows 7(またはそれ以降)、RAM 512MB |
| 開発協力 | ヨーク大学のJez Wells博士の技術 |
| 価格 | USD 599(公式) |
入っているもの・動作環境
- Paragon 本体
- フォーマット:AAX・VST3・AU・AudioSuite(64bitのみ)
- 最低動作環境:Mac OS X 10.9/Windows 7、RAM 512MB
- NUGEN Post(13本の音声ポスプロ向けバンドル)にも含まれる
使い方
- NUGEN Audioのアカウントを作り、購入時のライセンスコードを登録します。
- 登録メールのリンクからライセンスを完了します。
- インストーラーをダウンロードして実行します。
- DAWでチャンネル構成(ステレオ、5.1、7.1.4など)に合うトラックに読み込みます。
- まずIRを選び、減衰時間と部屋の大きさを調整します。
- IRパネルで、EQや周波数ごとの減衰を調整します。
- チャンネルごとにクロストークやHPF/LPF、LFEの設定をします。
- Dry/Wetを決め、全体のバランスを確認します。
Dolby Atmosのベッドトラック
7.1.4chに対応するので、映像やゲーム向けのAtmosミックスで空間を作る場面に向くかもしれません。
映像の台詞と効果音
センターの残響を外すなどして、台詞の聞き取りやすさを保ちつつ空間を足せるかもしれません。
空間の違いを試す
1つのIRのまま大きさや減衰を変えて、シーンごとに部屋の広さを描き分けられるかもしれません。
ステレオ作品でも
ステレオでも使えるため、音楽制作で自然な空間を作る用途にも使えるかもしれません。
こんな人におすすめ
- サラウンド・Atmosの制作をする人
- 映像・放送のポストプロダクションをする人
- IRを調整して自分の空間を作りたい人
- 実在の空間の響きを細かく調整したい人
使う前に知っておきたい点
- 音楽制作でサラウンドが不要な場合のステレオ版として、同社には Paragon ST があります。
- 公式で無料デモが案内されています。
- NUGEN Post バンドルにも含まれます。
似た製品との違い
どちらがよいかは決めず、公式ページの数字を並べています。
Paragon ST
メーカーの説明では、Paragon ST は Paragon と同じ機能を持ち、サラウンドとイマーシブの機能を除いたものです。音楽制作向けとして案内されています。
価格
$599(NUGEN Audio公式サイト、2026-10-27確認)。地域やキャンペーンで変わることがあるため、購入前に公式ページで確かめてください。
NUGEN Audioの製品ページでNUGEN Audio Paragonを見る
同じ種類の製品を探すときは
同じ種類の紹介記事です。
- NUGEN Audio Aligner
- NUGEN Audio ISL
- NUGEN Audio MasterCheck
- NUGEN Audio Paragon ST
- DDMF ColourEQ
- Waves Waves Tune Real-Time
掲載している製品の一覧は 製品データベース:エフェクト にあります。
出典:nugenaudio.com pluginboutique.com(2026-10-27確認)

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